1971
大久保清事件 カップヌードル発売 マクドナルド日本第1号店 TVジョッキー放送開始 環境庁発足
中華人民共和国国連加盟 ニクソン・ショック 第三次印パ戦争 江夏豊オールスターで9連続奪三振
18
Cowboy
5'll Getcha Ten
これはもう隠れた名盤と言ってもいいでしょうか。
グレッグ・オールマンがレイドバックで"All My Friends "、クラプトンが461で"Please Be With Me"をカバーしているので有名になっているのが、ちょっと寂しいくらいのそんなことは抜きにしても素晴らしい内容です。
ボイヤー&タルトンのスコット・ボイヤーは一昨年にデコイズのメンバーとしてドニー・フリッツとともに来日しましたが、その時にデコイズで"Please Be With Me"を演奏をしてくれました・・感激!
カウボーイのファーストとこのセカンドは手に入りにくいかも知れませんが、絶対のお奨め盤なので是非どうぞ。
(11.2.9)
18
Sandy Denny
North Star Grassman & The Ravens
フェアポート・コンベンション - フォザリンゲイに続いてリリースされたサンデー・デニーの初ソロ・アルバムです。
主にリチャード・トンプソンとフォザリンゲイのメンバーがバックをつとめていますが、これまた素晴らしい出來です。
私はこのアルバムのサンデー・デニーが一番好きです。

(10.10.24)
18
Larry Mcneely
Larry Mcneely
グレン・キャンベルのところにいたバンジョー奏者ラリー・マクニーリーのセカンドアルバムです。
グレン・キャンベルの後押しでソロ・デビュー後にロンドンに渡りトライデント・スタジオでアンドウェラのデイブ・ルイスとキーボードのデイブ・マクドガルのサポートでシンガー・ソング・ライターとして録音したアルバムですが、ギターやハーモニカもかなり達者なところを見せています。
B面でデイブ・ルイスの曲を3曲カバーしているのも聴きものですが、自身のオリジナル曲も含めてアーシーな雰囲気もあるグレードの高いSSW作品になっています。
この後、バンジョーの演奏が主のアルバムなどあまり興味のわかないものを出したりしていますが、その中で1990年にオーディオファンにもおなじみのレーベル"シェフィールド・ラボ"より"McNeely-Levin-Skinner Band"名義で"After Midnight"というアルバムを出しています。
タイトル曲はもちろんJ.J.ケイルの有名曲ですが、サム・ブッシュなども参加したどちらかというとオルタナ・カントリー風のSSWテイストありブルーグラスありの好盤です。

(10.3.16)
18
Andwella
People's People
アンドウェラ・ドリームを含めると3枚目のアルバムになります。
バンドと言うよりも作曲とヴォーカル、キーボードのデイブ・ルイスのユニットといった方が正しいと思います。
サイケ・ポップしたファースト・アルバム、アメリカナイズされた楽曲にブリティッシュ・プログレ風味も感じさせるセカンド・アルバム、そしてザ・バンドの影響をもろに受けたこのアルバムとどれも素晴らしく、また興味深く聴くことができますが、それもこれもデイブ・ルイスの書く曲のすばらしさがあってのこと。
このアルバムのプロデュース はアメリカ人フィル・ギレンとデイブ・ルイスですが、そのフィル・ギレンがラリー・マクニーリーのプロデューサーでもあり、そんなところからラリー・マクニーリーのアルバムにアンドウェラの二人が参加したようです。
アンドウェラの3枚のアルバムの他、このアルバムを作る前にデイブ・ルイスは自作曲売り込みのための自主制作盤を50枚だけプレスしています。
オリジナル盤は当然とんでもないレアな存在なのですが、幸い何度かCD化されていますので今は手に入れやすいかと思います。
デモ音源集とはいえ、深い陰影を感じさせるセンチメンタルな曲の数々のすばらしさは太鼓判です。
そう言えば、昨年アンドウェラ・ドリームの"Love & Poetry"がボーナス・トラック入りでCD化されていましたが、その中にデイブ・ルイスの2008年のライブ・トラックが2曲ありました。
2曲とももろにヴァン・モリソンしていましたが、ここ何年かはヴァン・モリソンと親密にしているようです。

(10.3.16)
18
Carole King
Tapestry
説明不要の大名盤。
これも昔聴き過ぎたせいか、ここ何十年かは多くて年に2〜3回聴けばいい方という感じで、最近はこのアルバムの前後の"ライター"とか"ミュージック"、あるいは"おしゃまなロージー"や"ファンタジー"といったちょっと毛色の変わったものを聴くことの方が多いのですが、3日ほど前にA面だけ久々に聴く機会がありました。
もちろん、改めて感心するというか本当に良いわけですが久しぶり効果でさらに名盤の思いを強くした次第です。

(09.11.14)
18
Charles Lloyd
Warm Waters
チャールス・ロイドといえばジャズのサックス、フルート奏者で有名かと思います。
「思います」と言うのは私はほとんど知らなくて、キース・ジャレットやその後ミッシェル・ペトルチアーニとコンボを組んだことのあるメーンストリームではないちょっと変わった感じのジャズ・プレーヤーといったくらいの認識です。
で、なぜこのレコードを持っているかと言うとジャケットに"featuring DAVE MASON、JOHN CIPOLLINA、JESSE DAVIS、MIKE LOVE、BRIAN WILSON、CARL WILSON"とあるからなんですね。(肝心の本人の名前は表には無し・・)
前の3人は実力も個性も強力なギタリスト、後の3人はご存じビーチボーイズの3人。
さらにカウシルズの人もいたりして、これではもうサウンドの予想は不能・・と思って聴いてみると、やはりちょっと理解不能な音楽でした。
でも、 アシッド・ジャズ風味のサイケ・フォーク&スワンプ・ロック??けっこう面白い曲もありますが、ジャズ系から見れば彼のアルバムの中でも「珍品」になるのでしょうか。
しかし、B面1曲目ではジェシ・エド・デイビスのギターをバッチリ聴くことができますので、それでOKと自分を納得させています。
今日はそのジェシ・エド・デイビスの命日ということでご紹介しました。(合掌)
(08.06.22)
18
Bruce Cockburn
High Winds White Sky
今日は朝起きると一面の雪景色でした。
「雪ジャケ」ですぐに思い浮かぶものもいくつかありますが、恐らく多くの人がこのブルース・コバーンの「雪の世界」(邦題)を思い浮かべると思います。
コバーンの代表作としても真っ先に取り上げられることも多い彼のセカンド・アルバムですが、ジャケットに広がる銀世界同様ピーンと張りつめた中にも独特の真摯な歌とセンスに溢れた高度なギターが素晴らしいアルバムです。
さすがにカナダを代表するシンガー・ソング・ライターであり、まだまだ現役で頑張っています。
今これを書きながら、久々にじっくりと聴いていますが、ついでに「雪ジャケ」つながりでエディ・モトゥも聴きたいなどと思っております。
(08.02.03)

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