1970
よど号ハイジャック 大阪万博 ビートルズ解散 三島由紀夫 割腹自殺
イージー・ライダー 黒ネコのタンゴ 時間ですよ
17
Cowboy
Reach for the Sky
素朴なカントリータッチの佳曲が並びます。
バンドサウンドというよりもSSW的な趣ですが、さりげなくツボにはまってくるところなんかがたまりません。
キャプリコーン・レーベルですが、まだアトコがディストリビュートしていた頃のキャプリコーンで、サザン・ロックという感じではありません。
強いて言えば、クラプトンの"461"的なレイドバックした感じですがもちろんこっちが先です。
(11.2.9)
17
The Grateful Dead
Workingman's Dead
突如、ブルーグラス、カントリー・ロック色のみのアルバムをリリース。
覚えていますけど情報の少ない時代けっこう「なんで?なんで?」という感じでしたが、私は一発で好きになりました。
ガルシアのヘロヘロなヴォーカルが印象的。
「アンクル・ジョンズ・バンド」で始まり「ケーシー・ジョーンズ」で終わる永遠の名盤。
(10.10.30)
17
The Grateful Dead
American Beauty

出たのは「Workingman's Dead」が先ですが、聴いたのはどっちが先か覚えていません。
「シュガー・マグノリア」や「ボックス・オブ・レイン」「キャンディー・マン」等々のライブでもよく取り上げられる曲が多いので、どれか一枚というとこのアルバムがよく取り上げられます。
確かに出來は最高ですが、個人的には 「Workingman's Dead」の方に親しみを感じますね。
ただ、両方持ってないとやはりおかしい感じはします。
(10.10.30)

17
Fotheringay
Fotheringay
サンデー・デニーがフェアポート・コンベンション脱退後に後の夫となるトレヴァー・ルーカスと結成したバンド。
これが唯一のアルバムだと思っていたら一昨年に奇跡のセカンド・アルバム(未発表音源)がリリースされ、それがまた勝るとも劣らない出來です。
英国/米国ミュージックの平和共存の上に成り立った至極のフォーク・ロック・アルバムです。
しかし、この頃のサンデー・デニーはその歌唱、曲作りとも素晴らしい・・の一言。
(10.10.24)
17
CANNED HEAT
FUTURE BLUES
キャンドヒートのスタジオ録音盤でハービー・マンデルが入っているのはこの"FUTURE BLUES"だけになります。
シカゴでチャーリー・マッスルホワイトやバリー・ゴールドバーグとブルース・バンドを組んでグダグダやっていた後、キャンドヒートの2代目ギタリストになり、ヨーロッパ・ツァーやこのアルバムの制作に参加後、キャンドヒートで一緒になったベースのラリー・テイラーとともにジョン・メイオールのブルース・ブレーカーズに入ります。
キャンドヒートの先代ギタリスト、ヘンリー・ベスティンもかなり個性的なギタリストでしたが、このハービー・マンデルもフィードバックやら過度のビブラートなど相当に個性的なギタリストです。
私は10代の後半から数年間、ブルース以外は全く聴かないという今思うとホントに損な時期を過ごしたことがありますが、そうなる前にはロックや白人ブルース・バンドも多少は聴いたりしていました。
当時の主な白人ブルースバンドを好みで順番付けるとすると・・
キャンドヒート>>>チッキンシャック>フリートウッド・マック>バターフィールド・ブルースバンド>ブルース・ブレイカーズ
この中で一番オーセンティックでないのがキャンドヒートのブルースなんですが、何故か「このバンドだけは許せる。」と思って聴いていました。
サウンドとしてはシスコ系の少しサイケなところもあるブルース・ロック・バンドと言った方が当たっているようにも思いますが、ブルース・ナンバーのカバー曲の選曲とアレンジのセンスが並じゃないというか、超マニアックというか・・これはヴォーカルのボブ・ハイトとブルース・ハープのアラン・ウィルソンの二人が元々レコード・コレクターだったということで、選曲そのものにブルースに対する生半可ではない愛情を感じました。
この"FUTURE BLUES"はスタジオ録音としては、彼らの5枚目のアルバムになり中心メンバーの一人アラン・ウィルソンの亡くなる前の最後の作品になります。
私が最も好きなブルース・ハープ奏者はリトル・ウォルターでもなくサニー・ボーイでもなくこのキャンドヒートのアラン・ウィルソンなんですが、彼亡き後のキャンドヒートはガクンとパワーダウン、そしてヴォーカルのボブ・ハイトも亡くなり現在はドラムスのフィト・デ・ラ・パラがバンド活動と発掘音源のCD化(それもかなり低品質のもの)を続けています。
(09.9.27)
17
Mcguinness Flint
Mcguinness Flint
さて、今回は「マクギネス フリント」です。
前回のロニー・レイン&スリム・チャンスの1作目「Anymore for Anymore」には後にポップ・フォーク調AOR路線で売れっ子になる[ギャラガー&ライル]が参加していますが、「マクギネス フリント」にもこのファーストアルバムと次のセカンドに参加していますので、そのつながりでってことで。
その[ギャラガー&ライル]は、このアルバムでも11曲中9曲を提供する大活躍。
このバンドはよく「ビートルズ+ザ・バンド」と言われますが、確かにそれが上手にブレンドされた感じで、B面の2曲目[When I'm Dead And Gone]が大ヒット、このアルバムが売れたのも分かります。
プロデューサーはグリン・ジョーンズ。
*ザ・フーのフーズ・ネクストやストーンズのレット・イット・ブリードもこの人。
中心人物のマクギネスとフリントもキャリアのあるミュージシャンとうことで、[ギャラガー&ライル]+[グリン・ジョーンズ]の助けを借りて、単にビートルズのフォロワーでもない、またルーツ探訪的でもない全曲オリジナルの上質なアルバムができたんでしょうね。
ところで、このアルバムの邦題はズバリ「死」一文字だったと思います。
ジャケットに棺桶が写っているのと、最大のヒット曲が[When I'm Dead And Gone]ということでそうなったと思いますが、どんなもんですかね。(マインドブログより転載)

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