2007 | |
安倍晋三、突然内閣総理大臣辞任 ZARDのボーカル坂井泉水が死去 福田康夫、内閣総理大臣に就任 食品偽装 亀田騒動 佐世保乱射 |
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Various Artists A Tribute to Joni Mitchell |
最近では「Wilco」なんかもそうですが、「これは!」と思って見るとノンサッチ・レコードだったということがけっこうあります。 このアルバムもそのノンサッチから出たジョニ・ミッチェルのカバー集です。 ノンサッチはこういったコンピもの、企画ものは得意なのか良いものを出しますね。 参加アーティストはご覧の通りジャンルを超えてジョニをリスペクトしている方々。 選曲もほとんど60〜70年代に集中、やはり影響を受けたんでしょうね。 名曲のオンパレードですが、それだけではなく斬新なアレンジのものが多くそれがまたはまっています。 まず、1曲目のスフィアン・スティーヴンスのいきなりブラスから入る「Free Man in Paris」にギクッとしますが、落ち着いて聴くと「並みのトリビュートものではないな!」となります。 以下、色々な方の色々な解釈でジョニの名曲が続きますが、それぞれ自身の背景を充分心得た個性的なアレンジと歌唱がぎっしり詰まった傑作だと思います。 また、これまでのノンサッチ同様音質もGOODですので。(マインドブログより転載) |
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Patti Smith Twelve |
全12 曲全てカバー曲です。 1.ジミ・ヘン、2.ティアーズ・フォー・フィアーズ、3.ニール・ヤング、4.ストーンズ、5.ビートルズ、6.ジェファーソン、7.ボブ・ディラン、8.ポール・サイモン、9.ドアーズ、10.ニルヴァーナ、11.オールマン、12.スティービー・ワンダー いやぁ〜、2.だけはなんで?という感じですが、どれも選曲の良さだけでなくホントに良い出来栄えです。 ニューヨークパンクの女王も今年で61才、その間いろいろあったのでしょうが音楽に対しては迎合することなくここまで来ていることは、初めてのカバー集であるこのアルバムの1曲1曲への取り組みを聴けば何となく分かります。 ストーンズの「Gimme Shelter」をやるなんて勇気あるなぁ〜と思います。 その昔グランドファンクが勢いでカバーしたのとは訳が違いますからね。 また、ビートルズもよりによってジョージの、それもよりによって「 Within You Without You」ですからね・・最初「何だっけ?この曲・・」とちょっとうろたえてしまいました。 サウンドは所々ダルシマやバンジョー、マンドリンといったアコースティックな響きを活かしたオーソドックスな構成にも感じますが、深みのある低域がそれらを包み込むようでもあり、かなりキチンとプロダクションされていることが分かります。 まっ、はっきり言ってロック風のペラペラな音を垂れ流しているだけでその気になっている若者たちにこそ、このお母さん(お祖母さんか)の歌を聴いてもらいたいものです。(マインドブログより転載) |
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Mavis Staples We'll Never Turn Back |
ステイプル・シンガーズは50年代から活躍していたそもそもはゴスペルのファミリー・グループ。 お父さんのポップス・ステイプルズの渋いヴォーカルとギターもなかなかなのですが、何といっても売りはリード・ヴォーカルのメイヴィスのディープな歌声。 スタックスの映画「ワッツタックス」にも確かトリで出ていたような記憶がありますが、スタックス第二期黄金時代のメインアーティストでしたが、ゴスペル出身ということと関係あるのかどうか分かりませんが、公民権運動にも深い関心を寄せていたようで、そういった作品もたくさん出しています。 このメヴィウスの新譜「 We'll Never Turn Back」の歌詞もそういった感じのけっこうヘヴィーな内容ですが、そこは貫禄でグッと抑制の効いた、それでいて相変わらずディープでソウルフルな歌を聴かせてくれます。 そして、ライのプロデュースですがライ・クーダーそのものと言っていいほど全編バックでライがギターを弾きまくっています。(ドラムはケルトナー) そのサウンドもライ・クーダーらしいちょっとひねりの効いたルーツ・サウンドで抑制の効いたメイヴィスの深いヴォーカルと見事な絡み具合、といった感じでしょうか。(マインドブログより転載) |