1977
王貞治ホームラン世界新記録756号 有珠山噴火 気象衛星「ひまわり」 沢田研二「勝手にしやがれ」
ジミー・カーター大統領(Jimmy Who?) 日航機ダッカハイジャック事件 ニューヨーク大停電 スター・ウォーズ公開
24
Soul Syndicate
Harvest Uptown
セッション・ギタリストのアール・チナ・スミスが手練れのスタジオ・ミュージシャンを集めて結成したのが"ソウル・シンジケート"・・だったと思いますが。
この77年という年はボブ・マーレーの"エクソダス"やサード・ワールドの"華氏96度"なんかが出た年でルーツ・レゲエもサウンド的にかなり熟してきており、この辺りから80年くらいまでがある意味「腐る前の一番美味しい時期」あるいは「腐りかけが一番美味しい」と思っているレゲエ・ファンも多いかも知れません。
このアルバムもルーツ・レゲエ、レヴェル・ミュージックでありながら、コンテンポラリーなジャマイカ流ソウル・ファンクといったセンス、音楽性を感じさせるまさにご機嫌なアルバムです。
(09.08.01)
24
Taj Mahal
Music Fa' Ya
ハード・ロック以外で初めて買ったアルバムが、タジ・マハールのファースト・アルバム(1968)で国内盤を買ったのが多分1969年か70年だと思います。
恐らくですが、その頃コロンビアが日本ではCBSソニーに配給が変わってその際それまで日本では発売になっていなかったものが、契約の関係でしょうか色々と出てきてタジのファーストもそういった中、1〜2年遅れで国内盤が出たのかも知れません。(多分に記憶怪しいです)
そのファーストでライ・クーダー(当時はライランド・クーダー)やジェシ・エド・デイビスを初めて知ったのですが、その後ズブズブとブルース地獄にはまってしまいタジと次に出会ったのがこの「ミュージック・ファ・ヤ」でした。
タジがブラック・アメリカンのルーツをたどって70年代中〜後期にたどりついたのがカリブ海の音楽とブルース、R&B、ジャズといった自分のルーツ・ミュージックとのミクスチャーでした。
カリプソはヴァン・ダイクやその影響でマイティー・スパローなんかもちょっとは聴いていたのですが、タジのカリプソはいかにもブラック・アメリカンのルーツも感じさせるスィング感が全体を貫き、 新鮮で非常に心地良いサウンドになっています。
もちろん、ファーストからこのアルバムまでの10枚近いアルバムは、せっせと後追いで聴くことになりました。
(08.2.25)

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