1966
ビートルズ武道館公演 「巨人の星」連載開始  週刊プレイボーイ創刊 常磐ハワイアンセンターオープン
トヨタカローラ発売 羽田沖墜落、カナダ太平洋航空着陸失敗、英国航空機空中分解と事故続く 君といつまでも(加山雄三)
 

Bobby Darin
If I Were A Carpenter
今日は朝から雨。
あまりにも静かなので、レコードの整理なんか始めてモノラル・レコードばかり抜き出してみましたが、やはりそんなにたくさんはありませんでした。
その中で、「おっ、こんなのがあった!」とすっかり忘れていたのがこのレコード。
ボビー・ダーリンと言えば、私のイメージとしては「シナトラ路線のポピュラー歌手」。
彼の一番有名なヒット曲は「マック・ザ・ナイフ」だと思いますが、ポップス調の曲をちょとジャズ風にスイング・・って感じでしょうか。
そして、この頃はフォーク/フォーク・ロックということでその辺りにすり寄った選曲となっています。
ニューヨークのシンガー・ソング・ライター、ティム・ハーディンを始めジョン・セバスチャン(ラヴィン・スプーンフル)、バフィー・セントメリーの曲が入っているのを見てこれを買った記憶がありますが、これが予想に反して案外イケてます。
他人の曲だろうと何だろうと、才能がある人が歌えばちゃんと自分のものになるのだと。
タイトル曲の"If I Were A Carpenter"はトップ10に入る大ヒットとなり、これで作者のティム・ハーディンも俄然注目をあびたのですが、その後の彼の不幸な結末をみるとそれが良かったのか悪かったのか・・。
(08.06.29)
 

James Carr
You've got my mind messed up(7inch) / Pouring water on a drowning man(7inch)
SH店のS君はソウル・ミュージックが好きだそうで、ここに来た時にこれを見せてあげたらたいそう喜んでくれました。
今はほとんどロックばかりで、レコード屋さんに行ってもブラックのコーナーを見ることはほとんどありませんが、昔はブラック・ミュージックそれもブルースがほとんどでした。
ブルースはかからないので、ラジオも聞かない、テレビも見ない、一般的な音楽雑誌も読まない中で例外がこのジェームス・カーを含む何人かの人たちでした。
当時(30年以上前)はまだ輸入盤が高いのと欲しいものがほとんど入ってこない時代だったので、私はメールオーダーでアメリカやイギリスのショップやオークションで小遣いを貯めてはチビチビとブルースのレコードを取り寄せていたのですが、その時に私の先輩に「ソウルだけどGOLDWAXのものがあれば何でもいいから取りあえず買っとけ!」と言われたものです。
しかし、当時ぶ厚いリストを何回見ても全く買えなかったのが"GOLDWAX"レーベルのものでした。
当時はダビングのダビングみたいなかたちで、オープンテープでよく聴いていたのがこの2曲です。
その後、日本版のアルバムが出て、さらに"GOLDWAX"の他のアーティストたちもCDでも聴けるようになって、その時は本当にびっくりしました。
この2枚は私の地元沿線の本当に小さなレコード屋さんで比較的最近見つけたものです。
小さい店なので、7inchはロックもブラックも一緒に入っていたんですね・・幸運でした。
"You've got my mind messed up"はジェームス・カー4枚目のシングルで最初のヒット曲でもあり、その後に出た初アルバムのタイトルにもなっています。
6枚目のシングル"Pouring water on a drowning man"と同じ年の曲なのにレーベルデザインが違うのは、多分"You've got  ̄ "は後に出た再プレスものではないかと思いますが、詳しいことは分かりません。
また、この2枚の間に"Love attack"という、これまた強烈な曲が出ていますのでその内出会うことを期待しています。
(08.02.04)

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