1996
横山やすし死去 薬害エイズ事件 麻原彰晃初公判 民主党結成 森且行SMAPを脱退 渥美清死去
チャールズ皇太子、ダイアナ妃離婚 クローン羊ドリー スティーブ・ジョブズ、アップルに復帰
41
The Wallflowers
The Wallflowers
もう言うこと無しの傑作。
ジェイコブ・ディランは既に紹介しているソロのファーストとこのウォールフラワーズのセカンドの2枚だけでも最上級の評価に値するかも。
この「曲良し、唄良し、声良し、サウンド良し」はジェイコブ・ディランの才能だけではなく、プロデューサーのT-Bone Burnettの力によるところももちろん大なのでしょう、彼の仕事の中でも特に輝いていると思います。
1曲目の"One Headlight"と次の"6th Avenue Heartache" 2曲続いたところでたいていの人はノックアウトされるでしょうね、私もそうでした。
アコースティック主体のソロ・ファーストを別にするとこれを超えるものはなかなか難しいのかも知れませんが、まだまだ期待したい人です。
(11.9.4)
41
Jon Tiven's Ego Trip
Blue Guru
プロデューサーのJon Tiven(なんて発音するか分かりません)のバンド、エゴ・トリップの多分1枚だけのアルバムです。
この人、90年代から2000年代へかけてサザンソウル、ルーツ系でそれもかなり趣味っぽい人選、曲選のアルバムをプロデュースしていますが、この自身のアルバムもまた好きな人にはたまらない仕掛けになっています。
曲は全てオリジナルなのですが、共作者がドン・ニックス、ドン・コベイ、アーザー・アレキサンダー、ダン・ペン、ドニー・フリッツ、スプーナー・オールダムと、よくもまぁツボにはまる人ばかり集めたな、という感じです。
バックコーラスにエディー・ヒントンなんて名前もありますのでJon Tivenの南部サウンドへの傾倒ぶりが察せられます。
そしてこのエゴ・トリップのリード・ヴォーカルはアラン・メリルです。
ヘレン・メリルの息子でローラ・ニーロの従兄弟、60年代末の日本でGSブームにのっかり外人GSグループの"ザ・リード"でプロデビュー。
その後も日本でソロ活動をやったりしていたみたいですが、有名なのは"ムッシュかまやつ"がからんだ"ウォッカ・コリンズ"という元テンプターズの大口ひろしとのユニット。
その後もイギリス、アメリカ本国とずっと活動を続けていますが、この人もやはり南部系の人達には思い入れがあるみたいで、彼の作品群の中にも聴いてみたいなと思うものがけっこうあります。
この"Blue Guru"、そういったJon Tivenやアラン・メリルの趣味の良さ(?)は重々理解できるのですが、楽曲に比べてサウンドとか演奏がちょっとショボイかな・・というところもあり全然売れなかったのも分かります。
でも、心意気で聴けるアルバムですね。
(08.4.08)

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