1964
富士山レーダー完成 東海道新幹線開業 東京オリンピック 「平凡パンチ」創刊 オバケのQ太郎連載開始
ジョンソン米大統領、公民権法に署名 トンキン湾事件 マイルス・デイヴィス初来日
10


Etta James
Rocks the House
ロックン・ロールの女番長、エタ・ジェイムスの爆裂パフォーマンス満載のライブ盤です。
エタと言えばシカゴの人、というイメージなのですが何故かナッシュビルのライブハウスでのレコーディング。
デビット・T・ウォーカーのギターが聴ける最も古い音源としての方が有名でしょうか。
もっとも、あんなギターじゃなくて普通のR&B、ブルース・ギターですが。
エタと言えば、チャック・ベリーの"Hail Hail Rock N Roll"に出ていて、その時にチャック・ベリーが「エタ?誰それ・・」みたいなことを言っていましたが、「ウソつけ〜」って感じです。
最近はスマートになったエタですが、80年代からガンガン太りだして一時は100Kgを超えていたようで、自力歩行もままならない状態までいったそうですが、まだ20代のこの頃は若さと気合いではち切れそう。
それにしても、右腕の包帯が全然痛々しくない・・と言うか「昨日、男を殴って痛めたんだろうな。」みたいな迫力を感じさせます。
チェス・レコード(レーベルは傘下のアーゴやカデット)時代が長いのですが、チェス時代前期のR&B、有名なアルバム"Tell Mama"に代表されるR&Bからソウル・シンガーへの変わっていく中期、ブルースやソウル・ミュージックを基調にしながらも幅と余裕を持ち合わせた後期とエタにとってこのチェス時代は黄金期です。
ただ、10代の頃からかなりの荒れた私生活だったようで、チェス時代もずっと麻薬とは縁が切れずにいたそうです。
しかし、2000年代に超ダイエットに成功、麻薬とも縁が切れて頑張っているみたいで何だかんだ言っても半世紀以上ソウルフルに歌い続けているという、やはり大女傑ではあります。
(08.3.01)

← 1963
My Favorite Disc TOP
1965 →