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あれは2009年10月のこと、デスクワークにいそしんでいる私に…「カワマタさん?ですよね?」と声をかけてきた一人の外国人が現れました。 頂いたフランス語の名刺には Cedric Segal とありました。
流暢な日本語を操るSegal氏は日本での在住経験が五年ほどで奥様も日本人とか。
「ぜひ、カワマタさんに見て聴いて欲しいアンプがあるのですが…」と、おっしゃる。
長らくこの仕事をしていると、どこかで私の名前を聞きつけたのか、外国人が海外メーカーの製品を直接売り込みに来るというケースが何度かありました。
今では某社が輸入しているヨーロッパの有名なスピーカーメーカーも、これを日本で売ってくれないか、ということでカタログ持参でやってきた人がいたことを思い出します。
「当社は輸入業務はやっていないので直接の輸入販売は出来ませんよ」と、ご返事すると…
「大丈夫です。私が新しい会社を作り輸入しますので、それを販売して欲しいという事なんです。とにかく先ずは見て下さい。」 と、おっしゃる。
webサイトはあるんですか?と尋ねるとブランド名のスペルを語り始めました。
検索して現れた画面を見て私は正直なところ、そのデザインの素晴らしさに驚嘆しました!!
およそオーディオコンポーネントとは思えない優美な曲線を描くシルエット。 アンプとして当たり前のスイッチの類は見当たらず、操作はすべてリモコンで 行うという徹底ぶり。そして、そのリモコンが更に素晴らしいセンスを光らせる!!
リモコン
そのメタルワークは精緻を極め、アルミニウムのインゴットから削り出したボディーは銅とニッケルによるコーティングを施されてからクロームメッキをまとい、 周囲の風景を完全に映し出す輝きに溢れている。
その全貌を明かす前にこのアンプのコーナー部をクローズアップしたのが上記の写真。
ただし、あくまでも完全な鏡面仕上げであり、そこに映り込んでいるのはラックの棚板の傷と汚れということで、誤解なきように一言追記させて頂きます。
しかし、音質あっての評価であり、内心で感動したことを私は表情には出さず先ずは聴いてみないとわからない、ということでSegal氏に
「実物は聴けるのか?」
と思わず内心の期待と好奇心を口にしてしまった私がいました。すると…
「もちろんです!!もうすぐサンプルが来ますのですぐに持ってきます。
我々はミスターカワマタとダイナミックオーディオとダイレクトにビジネスがしたいのです。どうか、まずは製品を評価して下さい…」
そこまで見込まれると後には引けない。いや、この姿を持ったオーディオ製品を実際に見て聴きたいという気持ちが湧いてくるは私の性分だろうか。 その時に私が見たwebサイトとはこれです!! ・・・・・・・ (Click!)
もちろん、フランス語など解からないし発音できない私なので“DEVIALET”の読み方を教わりました。

「デヴィアレ」

ただ、最初のDEは“デュ”と“ドュ”に近い音だと思われます。ちなみに“T”は発音していませんでした。 そして、このアンプ“ D-Premier ”は「ドュ・プルミエ」と発音していました。

 そのサンプルがやってきたのは12月になってからでした。
まだ正式なものではないので変圧トランスを用いての試聴でしたが、同じフランス製スピーカーの
MOSQUITO NEO”で試聴し、これは只者ではないという音質を確認しました!!

このサンプルが世界中を飛び回り、下記のようなサイトで素晴らしい評価がなされています。
(特に、このデザイン・アワードに選ばれたことは素晴らしいことだと思います。)
そして、2010年2月某日、いよいよここに“DEVIALET”がやって来たのです!!




ABOUT "D−Premier"

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■ DEVIALET D−Premier News!! ■ 5/17