発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナ5555 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556 H.A.L.担当 川又利明 |
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前代未聞の主役を非公開として開催する“覆面試聴会”は下記にて一般公開。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/820.html その主役を“アンプD”として語り始めたのが↓このブリーフニュースより。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/821.html “アンプD”に関して今まで明かした内容を下記に整理してみましょう。 1.大よその販売価格は税込み320万円程度 2.“完全なる”モノラルアンプ。1ch/8オーム400W 瞬間最大出力2,100W 出力インピーダンスは0.001オーム 3.具体的なサイズは非公開で重量は10キロ未満で超コンパクト 今回の新情報としては次の項目をお知らせしましょう。 ■T.I.のPCM 1792によるDACを内蔵している。しかも、D/Dコンバーターを内蔵し 内部で24bit/192KHzにアップサンプリング処理。これが“完全なる”モノ ラルアンプという意味するものであり、DACも一台ずつに搭載されアナログ 変換された後は完全なモノラル伝送と増幅が行われる。 もちろんアナログライン入力も装備しています。 ■アナログ返還後の動作原理は革新的なクラスA伝送と増幅を行います。 私が感動し続けている試聴は当然この内蔵DACによる再生音ということです。 この特徴を引き出し実感するためにスタジオ録音での検証を行いました。 スピーカーはこれを使っていますが、別次元の再生音に我が耳を疑います!! Kharma Grand Ceramique Midi 1.0 (税別\4,950,000.) http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/598.html http://www.axiss.co.jp/fKharma.html -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Fourplayの「The Best Of fourplay」(WPCR1214) このディスクを聴いた!! http://www.fourplayjazz.com/ http://www.universal-music.co.jp/jazz/artist/fourplay/index.html http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/BV/FOURPLAY/index.html 1.Max-O-Man 冒頭のBob Jamesのピアノが始まった時に私の背筋に衝撃が走り慄然としました!! このKharmaのチタントゥイーターとセラミックコーン・ミッドレンジが発生する 中高域の音像と定位感の物凄さ!! 絞り込まれたフォーカスの鮮明さは何だ!! オーケストラで垣間見せたホールエコーの拡散は膨大な情報量の表れだったのか!! 左右Kharmaの中間に殊更鮮明な音像が微細なスポットとして高速反応で表れ、 そして消えていく。その過程が私の耳に緻密な描写力の成果として察知される。 この音はどこかで…。そう、いつものように過去に聴いた膨大な音の記憶と 照合するという習慣が瞬時にして分厚いファイルをめくっていき、ある音質の 記憶と88%の確率で一致するとの答えを弾き出した!! そうだ、あの時の音だ!! dCS ELGARとESOTERIC P-0s+VUK-POが現役であった頃。P-0s+VUK-POでアップ サンプリングした信号を左右別々にDUAL/AESで取り出し、二台のdCS ELGARに 入力してモノラルDACとして鳴らした時の音。ビンゴ!! そう、これだろう!! ピアノの一音ずつが輝くように中空に展開し、ドラムのリムショットやハイ ハットのハイテンポな刻み、ギターの高音階のフレーズなどからくっきりと 浮かび上がる分離感。“完全なる”モノラルアンプと称している意味は一発で 音質として確認された!! おいおい、こんな音…私の記憶している事例と比較 しても数ランク上のクォリティーじゃないか!! 都会の空では見られなくなった星々の輝き。三等星以下の小さな輝きが天空の 星座群を取り囲んでいるのだが、本当に都会では夜空を見上げても一等星の 目立つものくらいがかろうじて見えるという現代。ところが…!? 何十回と聴き慣れた曲なのに“アンプD”で聴くと正にKharmaの上空に最新鋭 プラネタリウムを設置したようなイメージなのです!! 最新技術による現在のプラネタリウム投影機スーパーメガスターIIはでは恒星 投影数約2200万個(13等星まで)の恒星を投影することが可能だという。録音 に含まれている微小な信号まで完璧に伝送し、しかもスピーカーという負荷を 正確に駆動することで、これほどの情報量が得られるものなのか!! Bob Jamesの指先が散りばめる音の強弱の多彩さ、Nathan Eastのスティックが 触れるように叩くハイハットの透き通った響き。高精度なスタジオワークに よって収録されている高域の余韻成分がこれほど含まれていたとは!! そして、“完全モノラルDACとアンプ”という快挙に伴う副産物を私は前述の 2台のdCS ELGARでの演奏の時にも感じ取っていた。中高域の情報量だけではない、 実は低域の再現性と質感にこそDual Monoの最大の魅力があるのかもしれない!! 2.101 Eastbound 軽やかな1フレーズのBob Jamesのピアノから直ちにHarvey Masonのキックドラム がセンターに登場する。えっ!!このドラム!!こんなキックの音は初めてだ!! 私は自分の耳を疑ってしまった。このKharmaは数々のアンプとシステム構成で 聴いてきたが、ケプラー/ノーメックス/ケプラー・サンドイッチ・コーンと いうハイスピードかつ強靭な11インチウーファーをここまで絞り込んだ低域は 経験がなかったのだ!! どのメーカーとはもちろん言えないが、同じスピーカーを他社のアンプに切り 替えて同じ曲を聴き直す。私の耳が正しい事を確認し、同時に“アンプD”が 叩き出す低域に舌を巻く!! こんなアグレッシブかつタイトなドラムを私は 聴いたことがなかったからだ!! シングルウーファーのGrand Ceramique Midi 1.0はエンクロージャーの容積と 後方のバスレフポートの巧妙な設計により、低音のホールエコーを心地良く 聴かせるという妙味があり、同時にスタジオ録音での低音リズム楽器には高速 反応の立ち上がりを聴かせるという魅力がある。それを私は知っていたはずだ。 しかし、何なんだ!!“アンプD”とはここまでスピーカーを変えるのか!! 今までキックドラムの音像は左右スピーカーの距離感において1/3くらいの 面積で形成されていたが、“アンプD”で聴くと1/5くらいのサイズに音像が 凝縮されているのです!! ここで私が凝縮という表現を使ったのにはわけがあります。音像の中身というか、 楽音の濃密感と言う事では他のアンプで聴く時よりも明らかに重たい色合いで 打音の中心点が目視してわかるようなエッジを低音に与えているのです!! その証拠は次の曲の冒頭で更に確認されました!! 3.Higher Ground Nathan Eastのチョッパーベースのテンションが見事に音像を縮小し、Harvey Masonのスネアのリズムがフラッシュを焚いた時のようにハイスピードな立ち 上がりと切れ味のよい消滅を繰り返す。そこに先ほど確認したキックドラムが ずっしりとセンターを埋めていく快感に私は思わずボリュームを上げてしまう。 まるで11インチウーファーのボイスコイルの後方に同口径のシリンダーがあり、 その中のピストンはウーファーのコーンに直結され、点火プラグにボイスコイル の電流がスパークのきっかけを与え、ハイパワーという燃料を数千分の一秒と いうマイクロセカンドの急激な膨張という爆発によってウーファーのコーンを 叩き出しているように思えてしまう。 しかも、“アンプD”という電気仕掛けの内燃機関はツインカムなのか、爆発後 の排気も大変高速であり、極めて短時間で次のインパクトをウーファーに与える べくハイスピードなピストンモーションをこともなげに実現している。凄い!! 「本当にガツンとくる!!でも気持ちいい爽快な低音…、こんな経験は初めてだ!!」 これほど未体験の低域の駆動力はドラムの打音という一瞬のコントロールだけ ではなく、実は連続する低音でウーファーのダイヤフラムをロングストローク させるエレキベースを激変させたのだ!! 4.4 Play and Pleasure この曲の中盤ではNathan East自身のベースに合わせて渋いスキャットを歌う。 こういう傾向と質感のベースを聴かせるアンプというのは私の記憶でもない。 重いけど引きずる低音は音像も膨らんでしまい、オーケストラの演出にはなる 場合もあるがスタジオ録音だと一発で駄目だしの低域。この演出は初心者を 惑わせるところがあるので要注意という低音の傾向だろう。 切れはいいけど淡白な色彩感の低音、ドラムの弾ける様子、インパクトの鋭さ など印象付けるところがあるが、ベースの脈動感はない。ブーンという山なり の低音が繰り返されるが、沈み込む音階の低い音の描写が出来ない傾向もある。 そんなスピーカーとアンプの相関関係によって聴き分け出来るエレキベースの 質感に“アンプD”は私に新しい見出しを設定するように要求してきたのです!! あれだけパワーを上げてドラムを叩き出しながらも、同じウーファーが深く 沈み込むような重量感をはらんで、Nathan Eastの弾いた瞬間のベースの弦に 私の指が触れたような錯覚。そうです!!バイブレーションが感じられる!! 低音の輪郭は今までエンベロープとして認識していたのだろう。 つまり山なりの音量変化としてエレキベースの音を眺めていたものだ。 ところが“アンプD”では張り詰めたエレキベースのスチール弦をNathan East の見事なフィンガリングで弾いた瞬間から、低音のうねりを感じさせる波動の 連続としてベースの音には細かい脈動があるという実感を聴く人に与えるのです。 こんなアンプ初めてです!! 「重量感とバイブレーションを両立する低域」 これが“アンプD”による新しい見出しです!! 5.Chant 冒頭のHarvey Masonの強烈なフロアータムの打音。これです!!先ず、この打音 は重量感がなければだめです。そして、これまではスピーカーが重量感を司る ものと思っていた私ですが、“アンプD”によって私の既成概念は瞬時に崩壊 してしまったのです!! この打撃の瞬間に“アンプD”がKharmaに横Gを与えたように見えないエネルギー が私を襲ったのです!! グインと沈み込む打音の立ち上がり、ドラムヘッドの振幅をバウンドするよう に肌で感じ、垂直に立ち上がった低音が右方向に見事なスロープで減衰していく 描写に鳥肌が立ちました!! 本当にガツンときます!! 重みを感じる打撃音が消滅していく過程はウーファーのコーンをどれだけ 強力にグリップしているかという証であり、トゥイーターやミッドレンジと 違ってウーファーは電流駆動されるという事実を“アンプD”の強力な電源部が これ見よがしに突き付けてくるのです!!これは凄いです!! その後に続くキックドラムの連打と同期してNathan Eastのずっしりとした ベースがウーファーを揺さぶります。しかし、前述の波動感を感じながらも 私の求める相当なボリュームに“アンプD”は屈することなく、破綻すること なくバイブレーションを送り届けてきます。あ〜、快感!とはこのことか!! 6.After the Danceの後には 7.Bali Runが続きます。この曲は確か最初の アルバムに収録されていたと思いますが、これほど鮮明かつダイナミックな Bali Runを聴いたのは初めてのこと。 大口径ウーファーを持て余している方“アンプD”は救世主になるでしょう!! “アンプD”は自己診断ソフトウエアを搭載してクラスA回路と他の部分も内部 温度を表示するという芸当も出来るのです。これは凄い!! この後12曲目までも連続して聴き尽した私はちょっとディスプレーを見ました。 クラスAステージの温度は40℃、その他のステージでは38℃と表示してきます。 いいですね〜省エネ設計で!! でも、私のハートは既に沸騰してしまいました!! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 気が付いたら、またまた長くなってしまいました。そうそう、“アンプD”は 音質が素晴らしいだけでなく、オーディオシステムの骨格を変えてしまうので 大いに節約にもなるというアンプなのです!! と前回述べましたが、“オーディオシステムの骨格”を変えてしまうという事。 これを説明するのは“覆面試聴会”での本番でということにさせて下さい。 言い換えれば“アンプD”を導入すると下取り品が沢山出ます、という事。 そして、そのトレードは間違いなく皆様に満足感をもたらすことでしょう。 「おいおい、そんなに自信たっぷりに言ってしまっていいのか〜」 はい、この私がここまで感動する音、その現実に素直に従ったまでですから… さあ、“覆面試聴会”に参加される勇気のある方は来週の金曜日夜に覚悟を 決めてご参加ください。皆様の過去の常識は…ここH.A.L.に置きざりにして お帰り頂く事になるでしょうから!! |
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