《 H.A.L.'s Monitor Report-AiTEC Λ3.16 Professional 》


No.0540 - 2012/2/26

“Hard to Believe”な製品を体験された会員の皆様は果たしてどのように
反応されたのでしょうか!?期待の体験談を早速ご紹介しましょう!!

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/902.html

上記に一般公開しました。多数の反響を頂きありがとうございました。<m(__)m>

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埼玉県上尾市 T T 様より 

Vol.1「いや〜まいりました!!こんなに気持ち良く聴けるなんて…!!」
 
この訪問記ではお世話になりました。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_visi0029.html
 
前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0619.html
 
■Λ3.16 Professional体験記

オーディオルームにこもってメインシステムの暖気運転をかねて聴いていると。
「今、音が変わった!」と感じた。空気が変わるような感じ。

「え?」と思っていると、家人が「オーディオ屋さんから何か荷物が届いたよ」
と玄関から声をかけてきた。自作防音オーディオルーム&爆音で聴いていた
のでインターフォンのチャイムの音も気づかない。

すると大きな箱にエアキャップで何重にも梱包されたジュラルミンケースに
大事に入ったΛ3.16 Professionalが到着していた。

確かに今、Λ3.16 Professionalが家に入った頃に音が変わった。
製品が100m範囲に影響が及ぶというのはホントかもしれない。

オーナーズ・マニュアルを一読して、早速メジャーで左右のスピーカーの中心
点から手前89cmに印をつける。
手袋を装着し特殊クロスに包まれたΛ3.16 Professionalを慎重に取り出し
セットして比較試聴開始。表面に手汗や傷等が付いても効果が落ちるという。

一発目でやられましたね!!

課題曲は手嶌葵「Collection Blue」から吉田拓郎の「流星」をカバー。
TVでのリコーのCMでイケメン向井理に目が行きがちだがバックに流れるウイ
スパーボイスはこの方のこの曲である。出だしはアカペラである。

例えるなら部屋の空気が今までは少しホコリっぽかったのが、Λ3.16 Professional
を置くと、まだ朝晩少し肌寒いが爽やかな薫風の5月の空気に早変わりする感じ。

「気のせいか?」とマニュアル通り効果を半減させると確かに違いが分かる。
この違いは大きい。オーディオルームは米国EIGHTH NERVE(エイス・ナーヴ)社
の製品でルームチューニングをしているが、こんなアニメ「ドラゴンボールZ」
の孫悟飯がよくかぶるような帽子の形(例えが悪くてすいません)をした
ずっしりと重い1.1kgの金属の塊でなんで音が変わるのかと、陳腐な言い方だが
目から鱗が落ちる思いである。

今までのセッティングでも音が粒立ちよくクリアになるようこだわってきた
つもりだが、確かに設置するとバックグラウンドノイズが低くなり、ピントが
バシっと合った感じになる。そしてCDでも前後の奥行きがSACDのように感じられる。

次はJ-POPの打ち込み系という、難しい課題曲で観月ありさの歌手デビュー
20周年記念オリジナルアルバム「SpeciAlisa」。

目下連ドラ主役連続記録更新中である。観月ありさというアーチスト自体、
このH.A.L.で名前が出るのは初めてではないだろうか。

11曲目の「Lyra feat.369」。バックは打ち込み、途中でラップが入る。

いや〜まいりました!!こんなに気持ち良く聴けるなんて…。

使用前のノーマル状態でもノリノリのアップテンポで気に入っているが、
オーディオ的にどうなんだと言われると「う〜ん」と言葉も無いが、
Λ3.16 Professionalを設置すると打ち込みの音が耳にツンという所よりも
音色のグラデーションに気が行ってしまい、非常に聴きやすい。

しかも一曲があっという間に終わる程楽しい!!

それならばSACDではどうかとお馴染み山岡未樹さんのSACDを選択する。
6曲目「ユー・ドント・ノウ・ホワァット・ラヴ・イズ」。

ベースのみで始まりピアノとだんだんと楽器が加わって行くが、違いはベース
の重み。これはH.A.L.Tで感じていることだが、うちのB&W Signature800では
出ない低音の質感がSonusfaber"Aida"からは出る。

「サブウーハー」が付いているからと単純に考えていたが、そうではなかったようだ。
沈み込みやスピード感はSig800が勝るが、量感では負けていた、そう過去形
だが今Sig800からその欲しかった量感が出ている。

音量を上げればいいというものではない。ボーカルは設置前・設置後で言うと
音の細道の川又さんのお言葉を借りるなら「お腹をすかせた山岡さん」と
「ディナーを食べた山岡さん」の違い。聴く側として余裕という面で違いが現れる。

同じくSACDでボーカル、sara K.「MADE IN THE SHADE」。
まず感じるのはsara K.のボーカルの重心が低くなる。
落ち着いた感じに聴こえるというのは山岡さんの時とおなじである。

SACDでピアノソロ 河村尚子「ショパン:ソナタ第3番&シューマン:フモレスケ」。
Λ3.16 Professional設置前と後で比べると鍵盤を叩いた後の余韻の長さがわずかに長い。

そのためSACDではあるが、例えれば一昔前のCDプレーヤーのデジタルっぽい
音とSACDの音の違いをワンランクもツーランクもステージを上げた上での
戦いと言ったらいいだろうか。

スピード感はそのままに「角が取れてまろやかな」と言われるアナログLPの
音に近い。SACDにしてこれほど差が出るとは思わなかった。

次にCDで弦楽器 千住真理子「アヴェ・マリア」。2曲目のシューベルトの
「アヴェ・マリア」。出だしの伴奏のチェンバロの音の質感からして違う。

デュランティは生き生きとしている。さすがにホールで聴いた生演奏とまでは
いかないですけど。それに近いものがある。

余談になるが千住さんは気さくな方で、リサイタル後のCDジャケットのサイン会
ではステージ上のドレスアップからTシャツに着替え、首からタオルを垂らし、
見るからに体育会系。

しかも大切なヴァイオリニストは大切なフィンガーなので、握手するのを
ためらう方が多いが、自ら進んでしっかり握手させて頂きました。

あぁ、これまで満足していたシステムの音が更新されていく・・・。
幸せなひと時であり、Λ3.16 Professionalがもうすぐ返さなければならない
と思うと気が重くなる。

「Hard to Believe」しかし今、目の前で起こっている事は事実であり現実なのだ。
SACDでも違いが分かるが、CD再生の方が差は分かりやすいようである。

貸し出されているうちにと多くのCDやSACDをラックから取り出して聴き入りました。
メルマガを読んでいる皆さんに、このレポートを話し半分でも、「なにを
オーバーな」「金属の塊を置くだけで音が変わるわけないだろ」と思って頂い
てかまわない。

とにかく「こんなモンゴルのゲルのような形の金属の塊で・・・」と私自身が
川又さんとの会話の中で笑い飛ばしていた本人なのである。

一種のカルチャーショックである!!

Λ3.16 Professionalを試聴して、さらに上位のΛ3.16 The premium導入を
ご検討されている方がいらっしゃるというのもうなずけます。

特別な接続や難しいセッティングがあるわけではない、メジャー1つ持って
左右スピーカーを結ぶ線上の中点からリスニングポイントに向かって89cmの
ところにポンと置くだけである。

願わくは高価な物であるので、H.A.L.で「Black Ravioli」とまではいかないが
モニター体験して頂いて大量受注、大量発注をしてお手頃価格でみんなで
Happyになれればと思います。

私はこの「Λ3.16 Professional」の導入の違いは大変効果があると感じました。
今回はお貸し下さりありがとうございました。

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川又より

T T 様ありがとうございました。すっかりはまってしまった様子ですね〜。
いつもなら、そのまま納品でいいですよ〜とメーカーに注文して次の商品を
取り寄せてハルズモニターを継続するのですが、今回はご返却下さい(^^ゞ

この後もモニター希望者が待っていますので、Λ3.16 Professionalは全国を
駆け巡ることになります。“Hard to Believe”な体験は先ずハルズサークルの
ご入会から。


HAL's Monitor Report