《 GOLDEN WEEK-H.A.L.'s Monitor Report 》
No.0530 - 2011/5/10
埼玉県越谷市 Y.M 様より
前回の投稿をご紹介します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0528.html ■モニター製品 NuForce Mono Power Amplifier Reference18 http://www.nuforce.jp/highend/products/reference18_01.html 5555 川又 様 お世話になっております。先日お借りしたJeff Rowland Continuum 250に 続き、NuForce Reference18の試聴の感想をお送りします。 ポイントは、現在使用しているP-9との組み合わせでどのようになるのか、 また、プリ+パワー合計100万円前後の組み合わせと同価格帯のプリメインとの 比較でどのような結果になるのかといった点です。 現在の使用機器 SP:Sonusfaber GUARNERI Memento PRE:Nuforce P-9 PA:LINN Akurate2200 CDP:DENON DCD-SA1 ANALOG:LINN LP12 + LINTO CABLE類:PAD、Cardas、MIT、PS-AUDIO他(試聴機種は附属の電源ケーブルを使用) 試聴ソースは前回と同様 試聴ソース1:ギュンター・ヴァント ブルックナー 交響曲第7番 試聴ソース2:ミハイル・プレトニョフ モーツァルト・ピアノソナタ集 試聴ソース3:チェチーリア・バルトリ ゆかしき月よ/イタリア歌曲集 試聴ソース4:パット・メセニー The Way Up 試聴ソース5:アントニオ・ファルシオーネ Touch Wood 試聴ソース6:Gail Pettis Here in the Moment 試聴ソース7:ドナルド・フェイゲン Two against nature ■全体的な感想 P-9導入時に感じたことですが、ノイズフロアーが低い、音場が広い、今まで 埋もれていた細かい音が聞こえる、楽器の質感が良くでる、というのが第一印象です。 適切な表現がどうかわかりませんが、昨年試乗したプロトタイプの燃料電池 自動車の印象に似ています。ガソリンエンジン駆動とは異なり、アクセルを 踏み込んでも音がほとんど変わらないので、気づいたらもの凄いスピードが 出ていたといった印象に近いものがあります。 相当鳴らしにくいスピーカーも余裕をもって鳴らす駆動力があると感じました。 一方で、次のような印象も受けました。 全体として音の温度感が低い、もう少しタメのようなものが欲しい。 これはどちらかと言うと、プリの影響が大きいかもしれませんし、好き嫌いの 範疇かもしれません。同社のプリとの組み合わせで、NuForceのアンプの特徴 をより鮮明に出したのかもしれませんね。 ハードとしての印象は、独特なデザイン(試聴機がブラックでしたので、家族 曰く、ステルス戦闘機のような印象)、全面のタッチ式の電源オンは、良い アイディアではあるが使用には多少の慣れが必要、意外と軽いので移動は簡単 にできる。 以上、簡単な印象ですが、私が組み合わせるとしたら、プリ、パワーのどちら か一方をNuForceのアンプにし、もう一方は他社のアンプを組み合わせをする と思います。 この価格帯で、極めて高い解像度、清らかなパワー感をもった同社のアンプは 貴重ですね。上手く言えませんが、今まで聞いてきたアンプと違った意味での パワーを感じます。 最後に、連休中のこのような機会を提供して頂いた川又さんと輸入代理店に 御礼申し上げます。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より Y.M 様ありがとうございました。お役に立てて何よりでした。皆様の選択肢は 実感してこそ確実なものになる、という思いで長らくハルズモニターを実施して 参りましたが、Y.M 様のように購入可能性の範囲内でじっくりとお試し頂ける ということは私にとっても取り引き先各社にとっても意義深いものです。 そして、きちんとご感想をお送り頂けたという事に感謝しております。 皆様のシステムでお試し頂く事の価値が皆様の将来性にてお役に立てればと 今後も継続していきますので気軽にご相談下さい。ありがとうございました。 |