《H.A.L.'s Monitor Report-Viard audiodesign & dCS Debussy DAC》


No.0511 - 2010/12/24

青森県弘前市 H.T様より

Vol.3「川又さんが推奨されるだけの事は確かにあるレベルが高いケーブル!!」
 
前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0485.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0536.html
 
川又 様
 
dCS Debussy とデジタル・ケーブルを返送しました。
明日午後の早い時間に着くと思います。ありがとうございました。
 
dCS Debussyですが、買ったばかりのPuccini 手放して試聴しDebussyに換えた
HAL会員がおられたように私は思ってるのですが、それが分かるように思いました。
 
Puccini は、CDをSACD並みにアップサンプリングさせた再生では甚だ魅力で
したが、CDそのものの再生では、少なくともわが装置では突出した魅力は感じ
ませんでした。
 
Debussy では、CDの再生でも、ジャンルを問わず極めて魅力的で、音楽の襞ま
で聞こえると言えるでしょうか、わが装置が1ランクアップした感がありました。
 
インターネットからPCでダウンロードした24bit/96kHzの音楽ファイルをUSB
ケーブルで Debussy に繋いで再生してみましたが、鑑賞に十分に耐えるもの
でした。さすがDACのdCSと感じた次第です。
 
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Viard audiodesign Digital (AES-EBU) の試聴感想は…。
 
Studer D730のデジタル・アウトからの出力を使って、このケーブルとdCS/DAC
Debussyを試聴しました。
 
率直に言えば、当初は"?"で、 Debussy も大したことがない?と思ったほどでし
た。
そこで、価格では4倍近い別のデジタルケーブルと交換すると Debussy は、
聴き惚れるほどの音に変わりました。
 
ケーブルの音がよいということではなく、 Debussy の能力にケーブルがなに
ものも加えず減らさず素直に追従しているという印象です。
 
こうして2本のデジタル・ケーブルを交換しながらの試聴となったのですが、
特筆すべきことは、Viard audiodesign Digitalが日が経つにつれてもう1本
のケーブルの音に追いついていったことです。
 
今日が最後という9日目には、差は、音に磨きがひとつあるかないか程度と感じまし
た。
なにものも加えず減らさないというケーブル本来の仕事をするようになったと
いうことでしょう。
 
Viard audiodesign Digitalは、新しくてエージングが必要だったようです。
特徴を挙げると、あくまでわが装置を前提としての話ですが、やや音像が前に
出る傾向と感じました。
 
初めは中高域が張り出し、そのために広域がきつく感じられたのですが、これ
は日が経つにつれて消えました。
 
このケーブルが柔らかいことも特徴として挙げておきたいと思います。
ケーブルが柔らかいとラック裏で電源コードと接触しないように取り回すこと
が容易になります。
 
数十万もするケーブルにヒケを取らないかどうかは分かりませんが、価格レベル
からすれば川又さんが推奨されるだけのことは確かにあるし、レベルが高い
ケーブルと思います。
 
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川又より
 
H.T様ありがとうございました。我がシステムと称しておられますが、スピー
カーはKiso Acoustic HB-1 / Hawaiian Koa & Goldener Madronaなのです。
 
http://www.dynamicaudio.jp/file/101219/stack01.jpg
 
本日は同じHB-1 / Hawaiian Koa & Goldener Madronaのオーナーお二人がここ
で試聴していかれましたが、マホガニーのHB-1を2ペア使用したものでした。
 
これがHawaiian Koa & Goldener Madronaを2ペアでスタックさせたらどんなに
素晴らしくなることでしょうか!!H.T様久しぶりにご来店なさいませんか(^^ゞ


HAL's Monitor Report