《H.A.L.'s Monitor Report Kiso Acoustic HB-1》
No.0502 - 2010/8/14
愛知県瀬戸市 K.K 様より
Vol.2「音の宇宙空間を創出させるような感覚を覚えました!!」 愛知県瀬戸市 K.K 様より 川又様 HB-1の自宅での試聴をさせて頂きありがとうございました。 到着した3個の箱から取り出すのももどかしく、早速セッティングをして 第一声を出しました。 メインスピーカーの内側に適当にセットしただけなのですが、スピーカーの 奥と左右に広大に展開する音場表現にまず驚かされました。 第一声でのHB-1の潜在能力に驚かされた為、早速メインスピーカーを移動させ 一等席にHB-1を設置しなおしたことは言うまでも有りません。 今回の試聴はアナログディスクをメインに行いました。 試聴に使用した機器類は、オラクル デルフィーXアニバーサリー、オラクル PH1000(電源ケーブル 7N-PC9100)、ライラ ヘリコン、 ゴールドムンド 27ME, 29ME (共に純正Power cable(L))、ラインケーブル STEALTH INDRA Rev08 、 スピーカーケーブル STEALTH DREAM、比較スピーカー ソナスファベール アマティ アニバーサリオ です。 試聴環境はオーディオ的に特別な事は施していない一般的な17畳ほどの洋間、 いわゆるリビングオーディオ環境です。 アナログディスク1枚目は「ESOTERIC ドボルザーク 新世界より ケルテス ウィーンフィル」です。 皆さん御承知のようにこのアナログディスクは全帯域の収録バランスが大変 良くダイナミックな録音がされていますのでHB-1の実力を測るには絶好の ディスクです。 スタイラスの先端が音溝をなぞった瞬間から、HB-1の発する音の粒子がまるで 幾千もの星のように空間にちりばめられて音の宇宙空間を創出させるような 感覚を覚えました!! この音の宇宙空間は楽器の発する余韻を余すところなく再現し、スピーカーの 後方と左右の壁をはるかに超えた位置まで広がり広大なコンサートホールを 目前に出現させます。 このサウンドを聞いた者は必ず誰もが「え!?このスピーカーからこの音が!!!」 と感じるといっても過言ではありません。 流石に低域の量感という面ではフロア型スピーカーには叶わない面もあること は事実ですが、決して低域が出てないわけではなく低域の"質"ではほとんどの スピーカーを凌駕する実力を持っているように感じました。 HB-1はスモールスピーカーではありますが、ニアフィールドリスニングより ある程度の広さの部屋でパワーをぶち込んで大音量で聴く事によって美しい 低域の階調を聞かせてくれオーケストラサウンドに於いて最大の実力を発揮す るスピーカーなのでしょう。 2枚目のアナログディスクは「チョン・キョン・ファ バッハ パルティーター No2&ソナタNo3 DECCA SXL6721」です。 余談ですが私はお気に入りのこのディスクを聞くために現在所有のスピーカー を決めたと言っても過言ではありません。 HB-1は良く伸びている高域を活かし、この独奏バイオリンのディスクを完璧に 鳴らし切りました。 ともすれば高域がきつくなりがちなこのディスクを、豊かな倍音成分を宇宙 空間にちりばめ魅力的に聴かせてくれたのです。特にバイオリンの中低域の 音域での胴鳴りの表現の素晴らしさは特筆ものです!! 他にもたくさんのアナログディスクとCDを聞きましたが、HB-1の魅力を最大 限に引き出すのはやはりアコースティック楽器の音源です。 独奏からオーケストラまで魅力的に聴かせてくれるHB-1は、驚くべき「小さな宇宙」 です! 簡単ではありますがHB-1の試聴レポートをさせて頂きました。 素晴らしい機会を与えて下さった川又様には感謝いたします。 ありがとうございました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より K.K様ありがとうございました。偶然でしょうか、前回の投稿でもSonus faber Amatiシリーズをお使いの会員でしたが、今回も同ブランド同シリーズのユー ザーからの投稿でした。 この企画は実施して良かったな〜とつくづく思っています。何事も体験してみ て初めてわかるということはあるものです。全国のハルズサークル会員の皆様、 ちょっとお待たせするかもしれませんが、皆様が愛用しているアンプとプレー ヤーがこんな音を出してくれるのか、と再認識出来る響きを作るHB-1をぜひ お試し頂ければと思います。今だと金利ゼロクレジットを利用出来ます!! こんな企画を利用したい方は先ずハルズサークルにご入会下さい。 |