《Ayre Acoustic"QB-9" USB DAC
H.A.L.'s Monitor Report!!》
No.0445 - 2009/5/13
愛知県新城市 Y.K 様より
これは新製品Ayre Acoustic"QB-9" USB DACによるR&D企画です!! そして、webでは公開していないハルズサークルだけの企画でもあります!! (本企画の応募受け付けはすでに終了しております) 一般的なR&Dは“research and development”のことですが、私が 考えたのは“research and delivery”というものです(^^ゞ ★私のインプレッションはこちらです。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/643.html ■アクシス制作の公式ファイルの続報。QB-9使いこなし編(^^ゞ http://www.dynamicaudio.jp/file/090318/use_Ayre_QB-9.pdf ■現在はアクシスのwebサイトにもアップされました。 http://www.axiss.co.jp/Ayre/whatsnew_Ayre_QB-9.htm ■Ayre Acoustic社(USA)の新製品"QB-9" USB DACの公式ファイルを全国一の 最速でハルズサークルの皆様にお知らせ致しました。(2009.3.4現在) http://www.dynamicaudio.jp/file/090304/Ayre_QB-9.pdf ■QB-9がUSB入力専用の理由とは!?どうぞ下記をご覧ください。 http://www.dynamicaudio.jp/file/090307/QB-9_USB.pdf ハルズモニター企画として実現し、新機軸の商品だけにハルズサークルの 皆様に評価して頂こうというものなのです。 待ちに待った入荷から数日、いよいよ本企画の骨子であるハルズサークル会員 による新製品試聴レポートが到着し始めました!! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Vol.1「Fireface800+Elgar+クロック系の約1/7の価格ですから大健闘です!!」 PCトランスポートを常用しているものとして、Ayreの意欲作QB-9は どうしても聴いておきたい機器でした。以下その試聴レポートです。 以下のレポートの前提として、次のようなことを考えます。 PCオーディオはCDにある情報を美味しいところも粗いところもひっくるめて そのまま出してしまう傾向があります。従って、その音をどう料理するかで そのユーザーの音が決まるというDIYの要素が極めて強いものだと思います。 一般的に「PCオーディオ」と表現してしまいますが、その実は100人いれば 100通りの音が出ていると想像するのが妥当だと思います。 ですから、メーカが精魂込めて音づくりしてあるCDプレーヤーあるいはCDトラ ンスポートと比較した結果を記載するというのは実はそう簡単なことではない と考えています。 拙宅の通常再生環境は次の通りです。 Plextor Premium2→自作デスクトップPC→RME Fireface800→dCS Elgar →SHARP SM-SX300→DYNAUDIO Evidence Temptation 外部クロックとしてルビジウム10MHzクロック+Esoteric G-03Xの出力を Fireface800およびElgarに入力しております。 また音楽再生ソフトとしてはSteinberg Cubase4を使用しています。 今回の試聴では、Fireface800+Elgar+ルビジウムクロック+G-03Xの代りに Ayre QB-9を入れるわけですからシステムは劇的にシンプルになります。 音楽再生ソフトとしてCubase4を使用しました。 QB-9は専用ドライバを持っていませんのでCubase4に付属している汎用ASIOドライバ ASIO DirectX Full Duplex DriverおよびフリーソフトASIO4ALL v2を使用しました。 このASIOドライバに何を使うかで音が変わりますし、それ以上に音楽再生ソフトの 選択で音は大きく影響されます。 16bit/44.1kHz再生はあっけなく音が出るようになりました。安定度も抜群です!! もう少し音出しに苦労するかと思っていたのですが、拍子抜けしたぐらいです。 ただし、24bit/96kHz再生は再生ソフトおよび汎用ドライバを選ぶようです。 音はPCオーディオ系のストレートで高域から低域まで素直に出てくるタイプですが、 PCオーディオでありがちな荒さはうまく抑えられており、その一方でPCオーディオの 美点、すなわち、情報量が多い、音が良く広がる、スッキリはっきり聴かせる、 抑圧感が無い開放的な音、という特徴がうまく生かされていると思います。 経験的にPCオーディオでうまく料理していくのはやりがいもありますが、 PCオーディオのデジタル信号をどう扱うかで行き詰まってしまうことが しばしばあります。 このQB-9にそのデリケートな部分を任せてしまい、あとは出てくるアナログ 信号をどう料理するかに専念できるという安心感があります。 アナログケーブルを代えながらいろいろ聴いてみましたが、CDプレーヤーに 比べるとアナログ段での工夫の余地は相当大きいようです。 拙宅のオーディオインターフェース+DACを脅かすまでは行きませんでしたが 上述のように、常用しているEsoteric X-01D2よりも好ましい点も多々あり、 たいへん魅力ある機器だと思います。 Fireface800+Elgar+クロック系の約1/7の価格ですから、これは大健闘と 言って良いと思います。 おわりに、試聴の機会を与えて下さいました川又様、ならびにアクシス(株)様 の担当者に厚く御礼申し上げます。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より Y.K 様ありがとうございました。やっぱりPC関係に強いハルズサークル会員に お願いして良かったです(^^ゞ私では扱いきれなかったかもしれませんね^_^; 私は扱ったことのない専門的なアプローチが多々あるのですね〜と感心して しまいました。 本企画に応募して頂いた有志は約30名様でした。そのすべてからレポートを 頂けるかどうかは分かりませんが、Y.K 様より頂いた下記の情報などは大変に 参考になるものでした。 再生環境 Intel Core2Quad 9550 メモリ4GB Windows Vista Ultimate 64bit版 音楽再生ソフト Steinberg Cubase4 64bit版 ドライバ Cubase付属ASIO DirectX Full Duplex Driver または フリーソフトASIO4ALL v2 再生したい音楽データ 24bit/96kHz WAV、24bit/96kHz AIFF データの格納してある場所 内蔵HDD なお、使用しているPCは音楽再生専用マシンで、音楽再生に必要のない ソフトはセキュリティーソフトの類も含めてインストールしておりません。 またOS機能もできるだけ軽くなるようにチューニングしてあります。 ほほ〜、なるほど〜。 コンピューターも音楽専用というこだわりがあるのですね〜(^^ゞ 私としては…(音楽再生ソフト Steinberg Cubase4 64bit版)このソフトを他の 皆様の場合には何を使っていらっしゃるかということに関心があります。 今後の投稿をお待ちしておりますのでよろしくお願い致します。 会員の皆様のレポートによって私も勉強になりますし、他の皆様もうなずいて おられる方がたくさんいらっしゃると思います。 さあ、これからが本企画で盛り上がってくることでしょう!! 後続のレポートにご期待下さい!! |