《Acoustic System-H.A.L.'s Monitor Report》
No.0417 - 2007/11/11
東京都町田市 T S 様より ■かつてない“Hard to Believe”なアイテムをハルズサークルが斬る!!■ http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/535.html この企画ではさすがのH.A.L.も試聴室の性格から検証できないAcoustic Systemを ハルズサークルの皆様にお試し頂こうというもので、ご応募頂いた<グループA>の 皆様へ納品させて頂いたものでした。 その第七号のレポートを私も興味深く拝見したものです!! 本当か!?と信じられないようなルームアコースティック・チューニングデバイスを ハルズサークルの皆様は果たしてどのように評価されたのでしょうか!? -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Vol.7「結果から言うと確かに変わります!!」 川又店長 様 Acoustic System モニター企画に応募した町田市のT Sです。 大変遅くなりましたが、使用レポートをお送りします。 まず私の現用システム構成を紹介します。 <System1> Analog Turntable:Basis Debut Gold Tone Arm:Air Tangent、SAEC WE-407/23 Cartridge:Bentz Micro Ruby、光悦Onyx MC Step-up Transformer:Kanno USS-330 Pre Amp:Jadis JP-80 Power Amp:VTL 300B プッシュプル Speaker:McIntosh XRT-18 <System2> CD Player:Studer A725 Pre Amp:Audio Reserch Reference Two(117V仕様) Power Amp:Telefunken RS237 シングル(自作) Isolation&Step-up Transformer:Assistance Design Versar220Q Speaker:Dynaudioのユニットによる3Way(知人作) リスニングルームはマンションのリビング14畳で、両サイドの短辺にそれぞれの システムをセッティングしています。 上記の通り、真空管アンプを中心としたシステムで、アナログソース8割:CD2割 くらいの割合で、クラシックを中心に聴いています。 モニター企画への応募は、最近引越しをしてリビングオーディオへの転換を余儀な くされたことがきっかけです。それまではQRDのフラッターフリーやスカイライン でそれなりにルームアコースティックのトリートメントをしていましたが、リビング にこれらのアイテムを置くことには家族の反対が強く、断念せざるを得ませんでし た。 そこで、もう少し目立たないアコースティックコントロールの手段はないものかと 思っていたところ、タイミングよく今回の企画があり飛びついたというわけです。 今回私が購入したのは、Basic×2、Silver×1、Gold×1の計4個です。輸入元の推奨 ではBasic+Silverのコンビネーションが基本ユニットとなっていましたが、2系統 のシステムがあることと、素材の違いによる効果も検証してみたいとの興味から、 Basic+Goldのペアも同時に導入することにしました。 System1のMcIntoshは1インチのソフトドームを垂直に16個並べた独特のツイーター コラムを持ったスピーカーなので、まずは通常のポイントソースであるDynaudioの 3Wayで試すことにしました。 最初はスピーカー背後の壁面中央、床上から150cm程度の位置にBasic、Silver、 Goldをかわるがわるセットして聴き比べてみました。 結果から言うと、既に他の方々がレポートされているように、確かに変わります!! 具体的には、オーケストラのトランペットやホルンがこれまでよりもより奥に定位 し、 かつ余韻がホールの高さを意識させるように上方に広がるようになりました。 この変化はBasic、Silver、Gold共通に感じられますが、効果はモデルによって 微妙に異なるようです。 音場感の広さで順位付けすると、私の所ではSilver≧Gold>Basicという順番にな りました。 むしろ、素材の違いは主に音色面に表れるようです。 Goldはウォームで中域の充実した密度感の高い音、Silverは高域がすっきり伸びた 爽やか系、Basicは前2者との比較では一番ニュートラルでフラットという感じです。 私の好みではGold>Basic≧Silverの順ですが、これは個人の嗜好次第という ところでしょう。 その後、製品についてきたインストラクションにしたがって、中央上部にGoldまた はSilver、その下床上15cm程度のところにBasicという組み合わせにしてみたとこ ろ、 上方への余韻の広がりはそのままに、コントラバスやチェロなどの低音楽器の存在 感が増して、オーケストラ全体が地に足がついたような安定感が出てきました。 また、私の部屋は片方の短辺に腰高窓、片方の長辺に掃き出し窓、その反対側に 廊下につながるドアがあり、反射音の音響特性がバラバラになっています。 そこで、何とかこれを補正できないかと思い、正面にBasic+Goldをセットした 状態で、腰高窓と掃き出し窓のガラス面にそれぞれSilverとBasicを貼り付けてみま した。 しかし、これは狙いとは逆にむしろ定位が不自然になってしまい、上述の音色の 違いも影響して、全くまとまりがなくなってしまいました。 つまり、このアイテムは薬と同じで確かに効果はあるが、反面使い方を間違えると 副作用もあるということでしょう。 結局今のところは、System1にBasic+Silver、System2にBasic+Goldという組み 合わせに落ち着いていますが、もしグループBの企画が成立するようなら、更に 上級のSuper GoldやPlatinumも試してみたいなという気がします。 ただ、それまでに現在の金属価格の高騰で値上げされないかどうかが心配ですが… -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より T S 様ありがとうございました。そうでしたか〜、やはり…という感じですね!! 追加してみたいというご希望も承知いたしました。 他の会員お二人からもご応募を頂きました。そうしますと、<グループB>の10名様 のうち四名様が応募されたということになりますので、あと6名様が手を上げて 頂ければOKですね〜。 この<グループB>の皆様にもモニター価格をご提供いたします!! ★先着100個限定キャンペーンとさせて頂きます★ と詳細はNo.1569にてご案内しておりますが、実は<グループA>では既に22個が販売 されていますので、残りは78個というチャンスになります。 このようなユニークな企画もハルズサークルに入会されてからです。 どうぞご入会下さい。 |