《Z-Board-H.A.L.'s Monitor Report》
No.0357 - 2007/6/28
東京都世田谷区 O.T 様より Vol.11「聞きなれたCDから聞いたことの無いフレーズや楽器の存在が!!」 川又様 この度は貴重な機会を与えていただきありがとうございました。 結論から言いますと、2枚のボード購入をお願いしたいと思います。 これまで、多数のボードをスピーカーのベースとして試してきました。 クリプトンのダイハードや、J1のポリマー系、アコリバの航空レベル合金や イルンゴの木製ボードまで。もちろん変えるたびに音の変化を楽しみ、その素材 の色を積極的に楽しんできました。 しかし、今回お借りした Z-Boardは素材の色にはあまり気をとられず、ややドライ かなとも思えるのですが、全体として分析的傾向に音を発することがわかりました。 これまで聞きなれたCDからは聞いたことの無いフレーズや、楽器の存在を感じる ことができました。 しかし、声に甘い艶を付加したり有機的な音を望むボードではないように思います。 拙宅はマンションのフローリングの上にセッティングしているのですが、ちょうど 赤いフェルトがいい具合にハイブリッド化に貢献しているのかもしれませんね。 それと何と言ってもフェルトのおかげでスピーカーをボードごと動かすことが可能 になったわけでさらにセッティングを追い込む楽しみが増えてまいりました。 以上簡単ではありますが、レポートとさせて下さい。 私にとってはこのボード上のスピーカーの音を今後の基準にしていきたいと 考えていますので、購入をよろしくお願いします。ありがとうございました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より O.T 様ありがとうございました。正に私が狙っている音質を見事に言い当てて 下さいました。「声に甘い艶を付加したり有機的な音を望むボードではない」その 通りです!!フォーカスを甘くしたり質感をふくよかにしたり、というような実体感 を曖昧さというオブラートに包んで演出しようという方向性を私は望んでいません。 そして、木材のボードの限界がそこにあり「Z-Boardは素材の色にはあまり気をと られず」とおっしゃって頂いたことに尽きるものなのです。ご理解頂きありがとう ございました。そして、ご注文ありがとうございました。<m(__)m> |