《Z-Board-H.A.L.'s Monitor Report》
No.0352 - 2007/6/6
静岡県沼津市 T.I 様より Vol.6「お借りした二枚ですが、このまま購入することは可能でしょうか!?」 本企画はこのような概要ですが、会員の皆様にはNo.1494にてハルズモニターの ご案内を差し上げておりました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/491.html -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又様 HAL'sサークルの皆様は、殆どがハイエンドのCDまたはSACDかと思いますが、私は、 何とアナログディスクばかり聴いています。 ひとつは音の感触が好きな所為ですが、やはりLPに限ってしまうと新しい録音が 聴けないので、いずれはもっといい音でCDを聴きたいとは思ってはいるのですが。 さて、肝心のZ-Boardです。 届いたその日のうちに一通り試してみました。 <実験> その1 アナログプレーヤー編(RELAXAー1使用。RELAXAの下に使用) その2 フォノアンプ編(従来はコーリアンボードの上に何となく置いてあるだけ。 コーリアンボードの上に敷いて使用) その3 プリアンプ編(自家製のラック=18mmの集成材を2枚接着して作ったもの= に収納、下にはコーリアンボード。その上に敷く) その4 パワーアンプ編(プリアンプと同様。最下段) その5 スピーカー編(フローリングの上に15mmの集成材を置き、タオックのスパイク 受けにスパイクで設置。) (スピーカーはB&Wの802D。今回は集成材を撤去、フロアにZ-Board、 タオックのスパイク受けを置いて設置) <ソフト> ブラームス 弦楽四重奏第1番 イタリアSQ フィリップス ストラビンスキー<春の祭典>アンタル・ドラティ指揮デトロイト交響楽団ロン ドン(デジタル録音) モーツァルト 交響曲第41番 ベーム指揮ベルリンフィル グラモフォン <結論> どこに使っても別にびっくりするような音が出るわけではない。 しかし、どこに使っても確実に雑味がとれて音に嫌な付帯音がなくなり、音楽を 聴くのが楽しくなる。 *** まず、開梱して感じたのは、感触の良さでした。 重く、色もシックで、派手さはないものの確実に仕事をしてくれる身だしなみの よい技術者のような印象でした。 ボードそのものは重いのですが、スピーカーを載せてもスムーズに動き、移動は 木の時よりもずっと楽でした。大きさも、大き過ぎもせず小さすぎもせず、802Dに ぴったりでした。 意外だったのはアナログプレーヤーに使った時にそれほど大きな違いがなかったこ とです。これはRELAXAがそれなりにきちんと仕事をしているということでしょうか。 それとスピーカでもアンプでも基本的な傾向に違いがなかったことでした。 またプリアンプとパワーアンプでは、ややプリアンプの方が差が感じられました (アンプはアキュフェーズのC2800+P7000です。HAL'sサークルではマイノリティ) 変化の傾向は結論にも書いたとおり、料理で言うと味付けが変わる訳ではないので、 驚くと言うことはありません。 私のシステムの関係かもしれませんが劇的に音色やバランスが変わるわけではない のです。変化は定量的には小さいものだと思いますが、しかし、質的には音楽を 楽しく聴けるか途中で嫌になってしまうかの大きな差があります。 全体に雑味が消えて、嫌な響きや強奏での嫌な刺激がなくなります。 ブラームスでは、各楽器の音色が明快になると同時に、時間的には音符がきちんと 刻まれるようになり、その結果、4本の弦の響きと流れとが明確になって、ブラー ムスの緻密で美しい合奏が楽しめるようになります。 長いフラットな音符が使用前では不安的に聞こえることがありましたが、それが 安定して聞こえるようになって、安心して聴いていられます。 モーツァルトは、使用前ではヴァイオリンの音がヒステリックで乾いた感じに響く のであまり聴く気になれませんでしたが、使用後は余韻と潤いがでてきて気持ちよ く聞こえるようになりました。 余分な響きが消えてノイズがなくなった感じです。 写真でいうと今まで飛んでドライになっていた色に階調が加わり、色の美しさが 再現されるようになった印象。 ストラビンスキーでは最後の盛り上がって全曲が終わる箇所を聴きましたが、ティ ンパニの皮の響きが聞こえるようになりました。 非常に多くの楽器が入り乱れていても団子にならずに聞こえるのは勿論ですが、 一番印象に残ったのは、パーカッションの音色が聞こえるようになったことです。 使用前もティンパニやグランカッサの迫力ある響きは快感でしたが、音色を聞こえ るようになったのはさすがと思いました。これはスピーカーのベースで使ったとき より、プリとパワーの両方に使ったときにより強く感じました。 *** 次の試みはボードを自分のものにしてスパイクで直接接地させることです。 以上、ラックも自家製で、全体に拙い設置ではありますが、取りあえず使用結果を お知らせします。早速試しましたが、結果は良好でした。 さて、この2枚ですが、このまま、購入することは可能でしょうか。 というよりは、是非、このまま手元に残させて欲しいのですが、如何でしょう。 と言う次第で、このことの可否と、可能な場合は価格をご回答いただければ、 と思います。 また、MMW-1を2枚併せて購入する場合、価格といつくらいに入手出来るか、併せ てお知らせ下されば幸いです。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より T.I 様ありがとうございました。そして、追加のご注文にもお礼申し上げます。 このようにハルズモニターからそのまま購入に至ることはよくありますが、前回の http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0350.html 長野県飯田市 S.H 様に引き続き追加注文を頂けるという現象はどういうことで しょうか!? 本当にありがたい気持ちと、S様のおっしゃるようにもっと早く皆様 にご紹介していればという思いがございます。 たかがボード、されどボード!! これは聞けばわかります!! 皆様も下記よりbefore-afterを体験すべきだと思いますよ~(^^ゞ 現在の環境が皆様のコンポーネントの潜在能力をどれほど引き出しているのか!? 一枚6万円のZ-Boardが教えてくれるでしょう。ということで下記の企画をどうぞ!! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/491.html そして、上記ブリーフニュースてせお知らせしているハルズモニターは現在も 受け付け中です。どうぞご利用下さい!! そのためには、先ずハルズサークルにご入会を!! |