《ESOTERIC “7N-PC9100”H.A.L.'s Monitor Report》


No.0315 - 2006/9/14

練馬区 T I 様より

Vol.2「いずれにせよ近い将来、7N-PC9100購入の予感を感じつつ!!」

モニター製品 ESOTERIC 7N-PC9100

練馬のT.I.です。
Mケーブルの自宅視聴を申し込み、2日後にはケーブルが届くという早さでの試聴
開始、蓋を開けると真新しいケーブルが入っておりました。

バーンインに最低でも数時間が必要と聞いておりましたので、約12時間通電して
からの試聴開始しました。

私のシステムは以下です。

壁コンセントの電源は全て単相200V専用線です。
             ↓
   200-110V降圧トランスNSIT-2000Plus(株式会社中村製作所)
             ↓
               PBank8(TRANSPARENT)               ↓
                        ↓                       
                 PLMMケーブル(P)        7N-PC9100ケーブル
                        ↓                       ↓
                 Universal Player (Eidos Reference A Goldmund) 
                        ↓                       ↓
            LINEAL DI CABLE(Goldmund)  LINEAL IC CABLE(Goldmund)   
                                         ↓
                              MIMESIS24ME(Goldmund)
                                         ↓
                            TELOS 600(200V対応品:Goldmund)
                                         ↓
                              Golden Presence(Cardas Audio 1.5m Bi-Wire)
                                         ↓
                                       B&W800D


TRANSPARENT PLMMはPower Bank8を通して、今回借用のNケーブルは直接降圧トラ
ンスNSIT-2000Plus(200Vから110Vに変換)からUniversal Playerに差込んで比較
試聴した。

7N-PC9100の印象は通電時間の経過とともに音の雰囲気が大きく変わり、数日経過
で音像に広がりとエコー感が増し、さらに約7日近くバーインを経過した頃(返却
間近)より演奏しているホールが広くなった様な、また同じボリューム位置で音が
やや大きくなったように感じられるようになった。

現使用のUniversal Playerはプリにアナログで送るよりデジタル伝送した方が、
音に締まりが増し、より高域がシャープにリアルになる感がするので、CD試聴は
もっぱら Playerのデジタルアウトを利用している。

一方、SACDや音楽DVDは、高域をやや犠牲にしても音に深みが増すことや演奏会場
の奥行きや雰囲気がよりマイルドになる点を重視して楽しんできた。

ところがTRANSPARENT PLMMから7N-PC9100に変更し、Diana KrallのFrom this
moment on (UCCV9277)のDVD盤Narrow DaylightおよびSarah Brightman Live from
Las Vegas (Angel DVD TOBW3180・8)をUniversal Playerからアナログ出力で
MIMESIS24MEに送り、繰り返し比較試聴すると、7N-PC9100では明らかにSACDやDVD
ソースの高域が広がりエコーが増したようになり、さらにDVD(画像出力は未使
用)の音がこんなに良かったのかと驚く経験を体験することとなった。

CDの比較ではチャイコフスキー白鳥の湖プレビィン指揮ロンドン(EMI1976年録音)
の第1幕Intro部分およびSophie Milmanの最新盤(VCJ-61375)Agua De Beber等を
聞いた。

Universal PlayerにNケーブルを繋ぎ、パワーアンプまで直接デジタル電送で聞く
音は、音像が左右方向付近からも聞こえるようになり、ステレオ2CHシステムが
サラウンドシステムに切り替わったかの感、デジタルアンプでこれはいったいどう
したことかと困惑していると、川又さんからメール、「音の細道」第57話;「比類
なきACケーブル誕生!!ESOTERIC  7N-PC9100の秘密!!」が着信。

早速ダウンロードして読むと、デジタルアンプに繋いだ電源ケーブルでなぜ音が
変わるのか!?何となく解ったような気分にさせられた。

となると、Eidos Referenceに付属してきたGoldmund製電源(G)ケーブルを降圧
トランスNSIT-2000PlusからPBank8を介さず、直接Universal Playerへと接続すれ
ばもしかするかもと再度、7N-PC9100との比較試聴を開始した。

するとGケーブルもかなり頑張っていることに気づいた。

特にボリュームを絞って聴いた場合(音漏れを気にして通常この状態で聴いてい
る)、両者の差は少なくなり共に十分満足できるものであった。

Eidos Referenceを使用する前に汎用していたWadia6にNケーブルを挿入すると、
なんとDVDやSACDはかからないものの、CDのデジタルアウトの音はEidos Reference
使用と一瞬間違うほど音が似てくるのには驚かされた。

ただしWadia6は振動に弱いのでスパイク下の純正付属のスペンサーは全て取り除い
て、直にオーディオラック(私のは表面木製)にスパイクのまま直接に乗せた方が
ミスリードの発生率が大幅に減少し、結果として音が良くなった。

いずれにせよ近い将来、7N-PC9100購入の予感を感じつつ、後ろ髪を引かれる思い
(バーインが未だ不十分かもしれない)で返却の日を迎えた。

川又さん、 貴重な体験の機会を与えていただき感謝申し上げます。
今後も末永く宜しくご指導下さい。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

T.I.様こちらこそ、ありがとうございました。確かに7N-PC9100はバーンイン時間
がかかりますが、熟してからが本当に良くなりますね。ぜひ導入をご検討下さい。
そして、次の応募者への発送も出来ますので、皆様のご応募をお待ちしております。


HAL's Monitor Report