《HAL's Monitor Report》


No.0307 - 2006/5/17

滋賀県蒲生郡 T M 様より

モニター商品 Marklevinson  No.320s

川又様

こんにちわ。
いつもおせわになってます滋賀県のT Mです。

先日はマークレビンソン No320s の貸し出しありがとうございました。
有意義なゴールデンウィークを過ごすことができました。
さっそくですが試聴レポートを遅らせて頂きます。
他の会員の皆様のような流暢な書き味にはなりませんが、ご了承ください。

まず、私の機器をご紹介します。

CD : マークレビンソン NO390SL
Pre : CLASSE  CP-500
Power : CA-2200
SP : B&W N803   です。

CLASSE CP-500 に換えての試聴です。
CP-500 に抱いていた不満は次のようなものです。

1. 音が平面的で凹凸が少ない。例えるならば、スクリーンに音が映っている様子。
2. 定位が甘く、ボーカルが真ん中に位置しない。
3. 中域が若干薄く、音の実体感に乏しい。

BGM 的に聴くのであれば、それほど不満は生まれないのかも知れませんが、
私は真剣勝負するように聴きますので不満につながったというわけです。
また私自身いろいろと楽器をやりますので、生楽器のもつエネルギーを知らず
知らずのうちに求めているのかもしれません。
特に私の求める点は、ボーカルがセンターにしっかり位置し、人の暖かみを感じる
ことです。

いつも必ず試聴に使うディスクが松任谷由美の 「天国のドア」に収録されている
 ”残暑” です。

チェックポイントは、
1. ボーカルの実体が見えること
2. 動きのあるベースラインが見えること
3. ギターのミュートした音が形を伴い立体的見えること
などです。

そこで CP-500 を No320S に換えて聴いてみました。
はっきりした違いが分かりました。
音の芯が強く、音が立って聴こえるのです。

二次元的に聴こえていた音が、3次元になったという感じです。
空間にもし座標があれば、各楽器の位置を正確に座標上に印すことができます。
このような聴こえ方は、臨場感に直接つながるようにも思います。
上に記した ”残暑” のチェックポイントはいずれも合格でした。

解像度を主張する鳴り方ではありませんが、確実に音の情報量は増えていました。
自然と音数が増えているように感じました。
この辺りがハイエンドプリアンプの醍醐味のように思います。

欲を言うならば、音の出方がかなりきついため疲労感を覚えるという点です。
もう少し、音に潤いを持たせられると良いかもしれません。

しかし、いずれにせよ CP-500 より確実にグレードは上でした。
プリアンプを交換することにより、
音ががらっと変わるという貴重な経験をさせて頂けたことをうれしく思います。
このような機会を作ってくださったことを感謝致します。

どうもありがとうございました。

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川又より

T M 様こちらこそありがとうございました。有意義な連休を過ごすことが出来て
何よりでした。そして、ハルズモニターから将来の可能性が開けてきたということ
で私もうれしく思います。これからもどうぞよろしくお願い致します。<m(__)m>


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