《HAL's Monitor Report》


No.0300 - 2006/3/18

神奈川県平塚市 K H 様より

H.A.L.'s“PEIP”Monitor Report!!

Vol.44「1+1が3にも4にもなってしまうほど効果は絶大です!!」

モニター商品 “Pケーブル”+“PD”


今回、“Pケーブル”と“PD”を使用した自宅試聴の機会をつくっていただき、
ありがとうございました。

拙文ではありますが、試聴した自分なりの感想を書かせていただきます。
川又さんをはじめ、既にハイエンド・オーディオを満喫していらっしゃる方々には
未熟な内容かも知れませんが…

試聴の接続図は下記参照ください。
上流のトランスポート&DACは川又さんにお世話していただいた、逸品!でもあり、
今回の試聴で力を発揮してくれるであろうことは容易に想像がつきますが、ハテ?
電源系を含めた下流域の現状システムでどこまでの音が聴き分けられるか、一抹の
不安がよぎります。

まぁ、私が普段使っているようなグレードのケーブルと交換すれば、皆さんが普段
お使いのハイエンド・ケーブルからの交換よりも、より大きな差が出るかと…(^^;

接続図にある"AC OUTLET"は、オーディオグレードに交換した壁コンセントですが、
ここまでのケーブルは従来通りの屋内配線用のものをそのまま使用しています。

また、HAL's "PEIP" Monitor Reportでは、チョット変わり種かと思いますが、
管球アンプでの試聴であり、試聴CDもジャズ、クラシックはもとより、和太鼓
なども取り入れてみました。


P-0s + VUK-P0-----【1】(BELDEN 19364)----->AC OUTLET
        ↓                          ↓
  (VH-GOLD-10XW)      【3】-----【4】----->AC OUTLET
        ↓                          ↑
      D-70vu------【2】(BELDEN 19364)----->AC OUTLET
        ↓
   (6N-A2400-2)
        ↓
PRE (WE310A)---(L/i 50 R2.5)---------------
        ↓                                ↓
  (Gotham GAC-4/1)        (OCB-1 EXs)----->AC OUTLET
        ↓                                ↑
POWER (WE310A, WE300B)---(L/i 50 R2.5)-----
        ↓
        ↓----------------------------
        ↓                           ↓
     (Gotham)                  (Kimber Kable)
        ↓                           ↓
      F200A                     STIRLING TWW


1.まずトランスポート電源【1】をBELDEN 19364から“Pケーブル”に変更

音像のフォーカスがピタッと決まるようになり、輪郭がとても鮮明になりました。
Sarah VaughanのCrazy And Mixed Upでは、Sarahの艶やかで迫力のあるボーカルが
目前に迫ってきます。

残響感はとても豊かになり、余韻に浸れます。
トランスポートの電源ケーブルを“Pケーブル”に交換しただけでもこれだけ効果
があることに驚きつつも感心しました。ただ、この時点では音像、残響感に比べ、
若干ですが奥行き感が追いついていないような感じです。


2.次に【1】に加えDAC電源【2】もBELDEN 19364から“Pケーブル”に変更

本当は1.の効果だけでも今の私にとっては充分なのですが、DACの電源も“Pケー
ブル”とすることで試聴位置とスピーカとの間にあったベールが取り払われたよう
に、音像は更に鮮明さを増し、ボーカルは本人が自分の前で歌ってくれているか
のようです。

喉を通して感じられる声帯の振動と口から発せられる声がそれぞれ鮮明に聴き取る
ことができ、何ともリアルです。

Keiko LeeのVoicesでは1曲目のImagineから、俄然深みの出たKeikoのボーカルに
ゾクゾクしてしまいました。

音場についても、より大きな広がりを持つようになりました。これは横方向だけ
ではなく、1.で物足りなさがあった奥行き方向にもグンと広がりが出てきました。


電源ケーブルの交換だけでもこれだけ情報量が増し、こんなに豊かな音楽に浸れ
るとは…


3.さらに【3】に“PD”を挿入する。【1】は一度BELDENに戻し、
  【4】に“Pケーブル”を使用

【1】をBELDENに戻したこともあり、音像や音場感は若干後退してしまいましたが、
“PD”+“Pケーブル”とすることで、低域方向への延びが劇的に(決して大袈裟
 ではありません!)変化しました。

これはいい!!

雄大で、どこまでも深くローエンドまでリニアに延びたことに鳥肌が立つほどの
感動を覚えました。

このどっしりと安定した低域の上に乗っていることで、もともと豊かであった中
高域もさらに磨きがかかった感じで、とても気持ち良く音楽に浸れます。

Brahms Sym, 1(Furtwangler&Concertgebouw o.)録音は古いものの、オランダ
音楽祭での名演ぶりが目前に拡がります。ブラームスは重い雰囲気の中にも巨匠
の意図するところがみごとに表現されているといった感じです。

日本和太鼓の魅力では、江戸の祭り囃子の繊細さが、秩父屋台囃子ではその壮大
さがみごとに表現されています。
小鼓、大鼓の大きさから皮の張り具合やばちの材質、篠笛の歌口に吹き込まれる
息づかいまでもが手に取るようにわかります。

Monitor Reportでも多くの方がレポートされているように、“PD”には是非
“Pケーブル”との組合せで使用することを是非オススメします。

1+1が3にも4にもなってしまうほど効果は絶大です!!

ケーブルメーカさんの回し者ではありませんが、これが素直な感想です。
お借りした“PD”+“Pケーブル”をお返しする前に注文のメールを川又さんに
送ってしまいました。(^^;

“PD”+“Pケーブル”が我が家に届いたら充分にバーンインし、次はPIかな!
と目論んでいます。

川又さん、この度はありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

K H 様ありがとうございました。2/20にハルズサークルにご入会頂き、トランス
ポートにDAC、そして“G-0d”、更に“Pケーブル”+“PD”とこの一ヶ月で大変な
アップグレードをして頂きまして本当にありがとうございました。

しかも、この各々がグッドタイミングの連続でお買い得品をご提供できて何よりだ
と思っています。ハルズサークルでの新しいめぐり合いに本当に感謝しております。
これからもよろしくお願い致します。<m(__)m>


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