《HAL's Monitor Report》


No.0287 - 2006/1/8

兵庫県神戸市 M.O 様より

Vol.34「拙宅の機器でここまでの音が出せるとは思ってもみませんでした!!」

「PEIP Club」に入会て一ヶ月が経とうとしているのに…

・安物の機器を使用しているので分不相応?
・筆無精である
・お金が無い(これが一番問題)

等々の理由で、“PEIP”デバイスを試してみたいと思いながらもなかなかモニター
の申し込みができずにいました。
そんな中、“Pケーブル”2本と“PI”60Hz仕様1台がすぐに貸し出し可能との
メールが…気がついたら申し込んでいる自分がいました^^;

物が到着してまず驚いたのがその箱の大きさ。
“PI”はともかく“Pケーブル”までなんで箱が大きいの?
と訝しく思いながら箱から取り出してみて絶句…

思っていたよりもフィルターが大きくケーブルも曲がりにくい。
これは簡単に付け替えができないと思い、とりあえず一番交換し易い壁コンから
電源タップへのケーブルを交換することに。
ちなみに拙宅の電源系統は

壁コンセント 知人の自作ケーブル
電源タップ  付属ケーブル
ユニバーサルプレーヤー  AVアンプ

また使用機器は(安物なので恥ずかしくて書きたくなかったのですが)
ユニバーサルプレーヤー エソテリック DV−50VU
AVアンプ       ソニー    TA−DA7000ES
となっています。

試聴は主に「Aselin Debison」の1stアルバム「Sweet Is The Melody」で
おこなっています。(カントリーポップです)

諸先輩方のレポートを拝見すると、タップの前段では効果が薄いとのことでしたが、
拙宅では元々高価な電源ケーブルを使用している訳ではないので激変しました。

「音像が小さくなる」「ノイズフロアの低下」
etc.etc.思わず全曲聴いてしまいました。

これに気を良くして、先ほど躊躇したプレーヤーとアンプのケーブルを換えること
に。拙宅では専用のオーディオルームがとれないので、リビングと兼用になってい
ます。そのためラックの横には収納BOXがあり、これを動かさないと接続できそ
うにありません。やっとの思いで収納BOXを前に出しスペースを確保しました。

今回お借りしたケーブルは2本なので、壁コンからタップのケーブルは元に戻し、
プレーヤーとアンプに接続し直します。早速試聴してみると先程感じた諸々の
事柄がより一層増幅したと同時に、一音一音が力強くなり、フォーカスがピシッ
と合った感じになりました。

全曲聴きたい気持ちを抑えて、今度はタップとアンプの間に“PI”をつなぎました。
すると更に音像が小さくなり、響き(余韻)が増して、奥行き方向に広がります。

楽器とボーカルが綺麗に分離して、あたかも目の前で歌っているようです。
拙宅の機器でここまでの音が出せるとは思ってもみませんでした。

ほかのディスクも聴きたくなり、今井美樹のベストアルバムにチェンジすると…!
今まで気にならなかったボーカルのエコー処理が鼻につきます。

ノイズフロアが下がった分、エフェクト処理が明確にわかるようになったためで
しょう。これはちょっと辛いかな、と思いましたが、ふと気がつきプレーヤーの
フィルタースイッチをRDOTからFIRに変更。BINGO!

“Pケーブル”を使う前のRDOTよりも、使った後のFIRのほうがメリハリがきいて
よくなりました。

今までだとフィルターによるニュアンスの違いがあまり大きくなかったのですが、
“PEIP”デバイスを使用することによって、その違いがかなり明確にわかるように
なりました。これは楽しみが増えそうです。

そうこうしているうちに背後に人の気配がしたので振り返ってみると、そこには
鬼嫁が・・・

「なにこの部屋は!さっさと片づけなさい!」

いま部屋を片づけるということは“PEIP”デバイスも一緒に片づけるということ
なので、後ろ髪を引かれる思いでしたが、とりあえず一旦全部元に戻して部屋を
片づけました。

しかしその後聴いた音は・・・>_<

その後あれこれ検討しましたが“PI”を置くにはリビングの模様替えをしなくては
ならず、今回は断念。“Pケーブル”はなんとかラックの裏に入りそうなので、
2本購入することにしました。

今はあきらかにオーバースペックだけど「将来機器をグレードアップした際にも
使えるのだから」と自分に言い聞かせて^^

長文、駄文、失礼いたしました。

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

M.O 様ありがとうございました。ご注文もありがとうございました。このような
顛末があるとは知りませんでしたが、お役に立てて何よりでした。これから次第に
“PEIP”デバイスがシステムアップのたびに拡大していくことを期待していますね。


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