《新世代ESOTERIC P-01 & D-01限定試聴会レポート》
No.0425 - 2008/3/2 東京都杉並区 M M 様より 新世代ESOTERIC P-01 & D-01を国内初で限定試聴会の体験談!! Vol.3「聴いた以上引き返せない、という印象です!!」 過去の投稿をご紹介致します!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0311.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0295.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0286.html 川又 様 先日はNew Version P-01&D-01の比較試聴をさせて頂きまして、ありがとう ございました。 その後、すぐに海外出張に出てしまったために感想を送ることができず、 失礼致しました。 まだ、ロンドンにおりますが、週末になり時間がとれましたので簡単な感想を 送らせて頂きます。 さて、私がHAL1を訪ねた時には、まだ比較試聴をされている方がおらず、いき なりセンターポジションで聴くことができました。 まず最初に聴いたのは、ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》ワレリー・ ゲルギエフ(指揮),キーロフ歌劇場管弦楽団,PHILIPS(輸入盤 468 035-2) 冒頭から5分強を繰り返し聞きました。 数本の管楽器による静かなアンサンブルから突然弦楽器のダウンボーイングで フォルティッシモになり、ティンパニーの強烈な打音に至るあたりです。 まずは従来型のP-01&D-01で聴いてからNew Versionにディスクを移しました。 最初のファゴットが聞こえた途端、思わずにやけてしまいました。 明らかに音色が違います。 簡単に言えば、実際のホールで聴くオーケストラの響きにより近づいていたの です。音色が違うと言っても、DACをワディアに替えた時の様に音に艶が出る ような変化ではありません。 実際のホールにはない雑音が取り除かれることで、響きが自然になり、まるで 音色が変化したかのように感じる、というのが正確な表現です。 弦楽器が出てきてさらに驚きです。 より多くの本数を聴き取ることができます。 演奏者のポジションが奥行きも含めてより鮮明に見えてきたのです。 そしてティンパニーの強烈な打音が減衰する様子は、本当に自然でした。まだ 行ったことのないバーデン・バーデン祝祭劇場を疑似体験した思いがします。 これらの変化は、以前エフコンで「電源コード類を付属品からTRANSPARENT 製品に総取替え」を実演して頂いた時の変化に、ある意味似ています。 次に聴いたのは、A・スカルラッティ:聖なる降誕日のためのカンタータ チェチーリア・バルトリ(メゾソプラノ)CD:UCCD-1152 これも、バルトリの息使いなどがより鮮明になり、自然な声に近くなりました。 ただ、オーケストラを聴いた時の変化には及びませんでした。 さらにピアノ曲も聴いてみましたが、同様でした。 つまり、もともと録音状態の良いスタジオ録音のCDでは、従来のP-01&D-01で もかなりのレベルで再生できるので変化が小さく感じるのですが、オーケスト ラのようにホールで録音され、音の種類、量、物理的な広がり等が大きい場合 には、New Versionの性能がフルに発揮されるのかもしれません。 オーケストラ曲を聴く機会の多い身としては、聴いた以上引き返せない、とい う印象です。 現在は、既にP-01&D-01を購入していますが、家を建ててセッティングする際 には、間違いなくVersion upをお願いすると思います。 貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。 また厚かましいお願いではありますが、HAL1にNew Versionが導入されました ら、あと数曲ぜひ聴かせて下さい。 今後ともよろしくお願い致します。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より M M 様わざわざ出張先のロンドンからご丁寧なメールを頂戴し本当にありが とうございました。確かに私も大編成のオーケストラでも検証しましたが、 逆に小編成のスタジオ録音によるヴォーカルでも情報量の違いを大きく感じま した。いうなれば、小編成ものでは周辺の空気感と言いましょうか、背景描写 の色遣いの見事さに感銘を受けたものです。ご指摘はその意味では同感です!! そして、ここの展示品もそろそろバージョンアップから戻ってきますので、 いつでも比較試聴できるようになります。ご期待下さい!! |