《HAL's Hearing Report》
No.0293 - 2006/4/8 茨城県筑波郡谷和原村 M T 様より Vol.81「Kawamata san's place is very special!!」 Wilson氏の音楽に対しての情熱と、顧客への思いやりを身近に感じられた、貴重な イベントをありがとうございました。Wilson氏本人が、40以上ある世界中の リテールチャネル中でも、"Kawamata san's place is very special" という コメントを裏付ける特別なone and onlyのイベントでした。 Wilson氏と息子さんも含めたチームがセッティングしたDUETTE、サイズからは想像 できない大きなサウンドステージとナチュラルな楽器音の再現に正直驚きました。 開始時間のぎりぎりまで、セッティングに熱心に取り掛かかり、Wilson氏本人が Go サインを出しただけあると思いました。 楽器演奏をやっておりましたので、アコースティックな音源に関しては、シビアな 自分ですが、弦楽器もボーカルも安心して聴くことが出来きる、正確なトーン・イ ントネーションを再現できていると感じました。ソフトドームツイーターのおかげ か、耳に突き刺さるような刺激的な、高音もだしませんでした。 Wilson Audio製品を聴く機会が今まであまりなかっただけに、期待値はニュート ラルな状態で来ておりました。Wilson Audioの製品のデザインは、自分の好みとは 違いますが、音を聴いてからは面白い事に「ま、いいか」と思うようになった上、 ちょっとしたファンになってしまいました。 ドイツの工業デザインが機能を追求したデザインに対し、Wilson Audioのデザイン は音質を徹底的に追求した結果だと納得しました(例: X2-Alexandriaの上部は、各 ドライバーの時間軸でのタイミングが合わせられるように調整が可)。 DUETTEはサイズからくる制限がありますが、驚いた事に、ここにも音質追求の Wilsonデザインがありました! スタンドベース後部にある箱を見たとき、え?と最初思いました。 http://www.ohbashoji.co.jp/products/wilson/duette/img/Duette-Stand-Seamless-Grill.jpg 4-5キロ以上はある、超ド級のネットワーク専用の筐体でした! 持たせていただきましたが、質感のあるしっかりした作りでした。 ネットワークをスピーカーの外に出し、振動からの影響抑え、大きいネットワーク パーツも使用可能にしたとのこと。すばらしく合理的なデザインだと思いました。 わずか50人ほどの会社で、Wilson氏を含める10人以下(通常7人以下?)と いうコンパクトなチームで開発を行っており、今後もこの体制を変えるつもりは ないようです。 Wilson氏のビジョンとポリシーが直接伝わる開発環境なので、ファンにとっては うれしい事だと思います。 DUETTEは、現時点の自分のシステムプランにはフィットしない製品ですが、 ブランド的には今後必ず候補に含めるメーカーになる事は間違いありません。 下手な文章で申し訳ありませんが、思ったまま書かせていただきました。 今後もどうぞよろしくお願いいたします。 |