《HAL's Hearing Report》


No.0262 - 2006/1/6

千葉県松戸市  S.F 様より

12/23開催の“エフコン”はお陰さまで盛況のうちに実施されました。
もう、これ以上はお席が用意できない状況です^_^;
http://www.dynamicaudio.jp/file/051223/guest.jpg

今回の主役は Sonusfaber Guarneri Memento & Amati Anniversarioでした。
http://www.dynamicaudio.jp/file/051223/

実物を見ると、それはそれはきれいです!!
http://www.dynamicaudio.jp/file/051223/new_sonus.jpg

今回は演奏した八割がアナログディスクでした。ちなみにLPレコードはすべて私の
自宅から持ってきたコレクションばかりですが、それをかけたのがこのシステム!!
http://www.dynamicaudio.jp/file/051223/avid_graham.jpg

AVID Acutus(税別 \1,400,000.)
http://www.teac.co.jp/av/import/avid/index.html
          and
Graham Engineering   Phatom  (税別 \700,000.)
http://www.scantech.co.jp/graham_top.html
          and
LYRA TITAN(税別 \450,000.)
http://www.scantech.co.jp/lyra_cart.html

GrahamのPhatomとLYRA TITANのペアは素晴らしかったです!!
http://www.dynamicaudio.jp/file/051223/titan.jpg

                 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

Vol.54「今回の会で人気の理由の片鱗だけでも理解できたと思います!!」

こんにちは、川又様。

先日はエフコンに参加させていただいてどうもありがとうございました。
今回初めて参加させていただきました。

では少し長いですが、感想を御送りします。
当日は初めてだったので端っこでじっとしてるつもりだったのですが、あまりよく
ない態度ですみません。

環境音楽はだめなんです。
スリーブラインドマイスも。決して寝てたわけではないのですが。

 まず当日のシステム、Brumesterのアンプ群もbeholdのCDドライブ+コント
ロールユニットもAVIDのアナログプレーヤーも全く聴いたことのないものなので、
途中誤解や間違いがあるかも知れません。ご容赦を。

Guarneri Mementoは 当日の最初は川又さんのおっしゃる通りようやく鳴ってきた
ところもあったようで、アナログよりもCDの方がいいかな、と思ったのですが、
弦の音はAmati Anniversarioと同等か、それ以上の表現力を感じさせてくれました。

Amati Anniversarioの方はさすがというか、川又さんの掌で歌っている感じでよく
鳴らしこまれているなあ、と思いました。

あれなら何を聴いてもそんなに不満に思うことはなさそうです。

当日鳴らされた音楽はドナルド・フェイゲン、メータ/ロスフィルの「惑星」、
あの女性ボーカル(リンダ・ロンシュタットだと思ったのですが)等自分の装置で
ももう何十回となく聴いた音楽だったのですが、特にAmati Anniversarioの鳴らし
た音には新しく気づいたところもあり、表現力豊かなスピーカーだなと感じました。
。

低音楽器のサイズなどは「これでいいのかな?」と思う時もありましたが、もとよ
り楽器のサイズを云々できる位置で聴いていなかったので、非常に元気の良い再生
音だけは記憶に残っています。

リンダ・ロンシュタットも元気一杯で良かったです。

Guarneri Mementoの音は弦の音の清清しさが記憶に残りました。
まだ可能性を持った音だと思います。

当日の音はバランスは取れていたのですが、低音域の表現力はまだこれから良くな
るのではないか、と思いました。低音の量感とは別の話です。量感と低音が伸びて
いることと表現力(ディフィニッション)は別だと考えていますから。

Stradivari Homageの音は繋いであったbehold のアンプ群(?)を含めて全く知ら
ない音だったので、感想はありません。

ただAmati Anniversarioよりもっと大きな器で鳴らしている、という印象だけです。

当日のお話ではGrahamと三嶋さんのことを話しておられましたが、アナログの機器
に関しては千葉ニュータウンで「光悦」を作っておられた菅野氏しかり、今もスイ
スでトーンアームを作っているらしい(?)ブロイヤー氏等、一つの部分を職人技
と音にどう反映ということを熟知した人々に手作業で作ってもらうしかないのでは
ないでしょうか?

三嶋さん(この字でよかったか少々不安です)は世田谷代田のオフィスでスティー
グ・ビョルゲやジョナサン・カーと試行錯誤なさっていた頃のことが懐かしいです
が。ぜひ今後もお元気で良いカートリッジを作っていただきたいものです。

ダイヤモンドカッター云々はウィルソンのエンクロージャーのことだと思いますが、
私はあのアプローチも支持します。かつてインターナショナルオーディオショウで
ウィルソンがセッティングしたグランドスラムX−1の音は強烈に印象に残りまし
た。以降それに勝る衝撃的な音というのは聴いていません、残念ながら。

川又さんがナガオカのスリーブの話をされたので、販売がなくなるのが不安になり、
後日100枚ほど買い足しました。私のアナログディスクコレクションには先に買っ
ていた分とあわせて十分です。

本家Sonusfaberのホームページにもようやくメメントの画像がアップされたようで
すね。本来は静電型スピーカーを使っているのでKAYAの時にお邪魔したかった
のですが、仕事の都合がつかず今回となりました。

Sonusfaberの一連のスピーカーは技術志向からの発想とは違う面が評価されてきた
と思うのですが、今回の会で人気の理由の片鱗だけでも理解できたと思います、
ありがとうございました。

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

S.F 様お礼を申し上げるのは私の方でございます。確かに試聴位置がおかけになっ
ていた椅子の場所では低域のニュアンスは大分変わってしまうので、ご指摘の通り
だと思います。ぜひ次回は私が設定したセンターポジションでゆっくりと試聴して
頂けますようお願い致します。いつでも気軽にご来店下さい。これからもどうぞ
よろしくお願い致します。ありがとうございました。<m(__)m>


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