《HAL's Hearing Report》


No.0197 - 2005/6/14

東京都渋谷区 Y O 様より

“噂のKRELL”H.A.L.'s Hearing Report新着


川又より

セッティングを終えた当日の夜、私のVIPのお一人である東京都渋谷区の Y O 様が
来店され、夜10時過ぎまでKRELL LAT-1000 & Evolusion One/Twoを国内で最初に
試聴されていかれました。早速ご感想を頂戴致しましたのでご紹介致します!!

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川又さん

 Y Oです。

昨日は遅くまでどうも有り難うございました。

家に着いたら、下記のメールがタイミングよく届いておりましたが、LAT-1000と
Evolution 0ne/Two の組み合わせは、本当にすばらしかったですね。

てっきり土曜日の入荷かと思っておりましたので、嬉しいアクシデントでした。
 
音を聞いた第一印象としては、SACDの情報量が単に美しい音、心地よい音を超えて、
凄みのある音にまで昇華されていると感じました。
 
エソテリックのSACDシステムについては、綺麗できめ細かい音はするけど、凄みに
かけるなあ、と思っていたのですが、今回のシステムではそんな印象が完全に消し
飛んでしまいました。

ひょっとしたら、エソテリックのシステムのポテンシャルが高すぎて、アンプや
スピーカ群が追従できていなかったのでしょうか。

今回のクレルのシステムは、そのような高いポテンシャルを存分に発揮するのに
十分な存在なのかもしれません。

レポートでもありましたが、川又さんお薦めのマイケルジャクソンのスリラー中、
ビートイットでは、エディ・ヴァンヘイレンのいわゆるブラウンサウンドと
呼ばれるギターの音が、温かみを包含しながらも十分な切れ味のある音で再現され、
非常にスリリングでした。

それに加えて、コクと粘りのあるリズムが非常に心地よく、マイケルジャクソンの
音楽がブラックミュージックであることを、改めて思い出しました。

他にもレゲエとか、リズムが前面に出てくるような音楽を是非クレルのシステムで
聴いてみたいですね。

単純に綺麗な音や繊細な音を出すのは、それほど難しいことではないと思いますが、
あのような凄みのある切れと粘りのあるリズムを、しかもエージングもほとんど
行っていない状態で出せると言うのは、末恐ろしいポテンシャルです。
これではBravoも敵わないかなと思った次第です。

どうやら東京は入梅みたいですが、じめじめした天気を振り払うような晴れ晴れと
すばらしく凄みのある再生が今後も展開されそうですね。

また、時間ができましたら更に凄みを増した音をお聞かせください。

どうも有り難うございました。

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川又より

Y O 様 お礼を申し上げるのは私の方でございます。ありがとうございました。
学生時代からのお付き合いですが、就職してからは多忙な日々が続いているY O 様
ですから、都内にお住まいでも中々ご来店のチャンスは少ない方なのですが、使用
されているシステムのレベルと、それらを的確にチョイスされてきた聴覚センスは
私も一目置いている方であり、今回のセッティングがお褒めに預かりほっとしてい
るところです。夜分遅くまで熱心に試聴されていかれましたが、楽しんで頂けた
様子で何よりでした。またのご来店をお待ちしております<m(__)m>


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