“よんちゃん行脚(^^ゞ”H.A.L.'s Hearing Report


ゴールデンウィークでも私の“よんちゃん行脚(^^ゞ”の旅は続いています!!
http://www.dynamicaudio.co.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0192.html
前回はこちらで投稿して頂いたI・Y 様が再度のご来店となりました。

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千葉県八千代市　I・Y 様　より

川又様

　昨日は、試聴をさせて頂きまして有難う御座いました。
朝から楽しみでそわそわして家内に笑われ、前の晩は前の晩で良く眠れない位、
興奮していました。まるで、子供ですね。

聴きたいマルチチャンネル録音のＳＡＣＤをかき集めて、さて、どれを持ってい
こうかと何日も前から、あれこれと考えてはワクワクしていました。

　当日は、川又様のお勧めも有って、まずは、話題の８００ｄをステレオで聴か
せて頂きましたが、音の密度の濃さに吃驚しました。低音の豊かな響きと高音域
まで精密にバランスの取れた色彩感覚に、うっとりしました。

この時のソースは、ＴＥＬＡＲＣのKunzel指揮「１８１２年」でしたが、混声合唱
の重厚さと、最後の大砲の威圧感は圧倒的でした。例えるならば最新精密制御装置
が搭載された重戦車のような迫力を感じたのです。

しかし、我が家のステレオでも同じでしたが、最後のコーラスとオーケストラが重
なり合う部分がどうしても濁り、歪んで聞こえてしまいました。

　次からは、私の本命（いつの間にか本命になってしまいました）のＮＥＯによ
る４チャンネルシステムの試聴です。

同じく、「１８１２年」を聴きましたが、出だしから、違うのです。スピーカーの違
いも
有るのかもしれませんが、透明感と繊細感があって、オーケストラやコーラスが広く
空間に分布していました。

例えるならば技術の最先端にある作戦用最新戦闘機のスピードと洗練されたスマー
トさの結晶といったところでしょうか。

特に、最後のコーラスが濁らずにオーケストラと鮮やかに分離されて再生されてい
たのは感動ものでした。大砲が左後方から鳴り響いたのにはニヤリとしました。

あっという間に１時間近くも経ってしまいました。

大急ぎで次のソースであるＰＨＩＬＩＰＳのGergiev指揮「展覧会の絵」を聴きまし
た。
「１８１２年」で味わった８００ｄ程の重厚間はありませんが、精密な中に程よい緊
迫感
が感じられる音でした。

むしろ、管弦楽を聴くにはＮＥＯの方が疲れなくて良いのではないかと素人なりに
感じました。でも、やはり、４チャンネル特有の立体空間が広がっているのが心地
よかったです。

８００ｄにしても、ＮＥＯにしても、Ｈ．Ａ．Ｌ．Ｉのシステムはスピーカーの
存在を感じさせず、あたかもコンサートホールか録音スタジオにいるかのような
臨場感が自然に感じられます。

素晴らしいの一言です。

その後、グラモフォンの「シューベルト・リート集」（Anne Sofie von Otter, &
Thomas Quasthoff）、ＢＩＳの「シャロン・ビーズリー」フルート全集Vol.３、
ＳＡＩＤＥＲＡの「ＳＡＸＯＰＨＯＢＩＡ」、Eighty-eightsのドン・フリードマ
ン・トリオ「My Favorite Things」、そして、前回感動したChannel Classicsの
「Love &Lament」を時間を気にしながら、それぞれ１〜２曲ずつ続けさまに聞きま
した。

２時間なんて本当に短いですね。

お伺いしたのは１時でしたが、その間に、何人かの他のお客様も、お見えになって
ましたけれども、わき目も振らず一心不乱に己の好みのままに、予約していた３時
ギリギリまでソースをかけまくっていました。

再生中に、もう少し、他の方との会話があっても良かったのではないかと今となっ
ては思いますが、その時は、夢中だったのです。

こんな楽しい時間を持たせてくださいました川又さん、上遠野さんには、適切な
お礼の言葉さえ浮ばない程、充実した２時間でした。総合して感じたことは、マル
チチャンネルのソースはステレオで再生すると情報不足が感じられます。

まるで、本来のスムーズであるべき音楽信号が情報不足のために正確に復号されず
にギザギザになってしまうかのようだというと大げさでしょうか。

　本当に有難う御座いました。帰り際に、川又様が「まずはスピーカーですよ」
とおっしゃったことを反芻しながら、今は、将来の夢に向かって計画を練り始め
たところです。

人生って、素晴らしいですね。

そんな感動を下さったＨ．Ａ．Ｌ．Ｉの益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

　そして、一人でも多くの方が、８００ｄの魅力と、ＮＥＯを中心とした４チャ
ンネルの世界を体験し、素晴らしい人生への第一歩を歩まれることを祈念して止
みません。

私も、これから、頑張って、いつかは、４チャンネルの世界を自宅に構築したいと
思います。

ああ、感動がとまらない・・・。