《 H.A.L.'s Monitor Report-Black Ravioli!! 》
No.0536 - 2011/11/2 Vol.5「安定して明確な輪郭の音像、豊かな響きと陰影のある空間!!」 青森県弘前市 H.T様より 前回の投稿をご紹介します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0533.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0511.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0485.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0536.html ■Black RavioliのLINN SONDEK LP12への装着 インシュレーターBlack Ravioli の試聴でCDプレーヤー、DAC、アンプの三点 に装着することになりましたが、レコードプレーヤーLINN SONDEK LP12での 効果を確かめるには至りませんでした。 その後、川又さんのご配慮で再試聴できることになり、輸入元のアンダンテラ ルゴさんから新品のBF-3とBF-2が各4個、計8個が送られてきて、それから 二週間もの間、8個のBig Footとレコードとを取っ替え引っ替え試聴しました。 その結果、BF-3を4個追加注文することになりました!! 効果は、CD再生の場合と同じ、安定して明確な輪郭の音像、豊かな響きと陰影 のある空間などが得られることです。 もちろん、Black Ravioliがそのような音を出している訳ではありません。 もともと録音されている音を機器が再生させるのをBlack Ravioliが助けているのです!! 象徴的なことは、これまでは聴くに値しないと思っていたLPの殆どが聴くに 値する録音であることが分かったことです。 私が持っているレコードは60〜70年代の経済的に余裕がない頃に買った国内盤 が殆ど。中古店で目にする同じレコードは、数百円からせいぜい千円以下です。 その程度のレコードですが、その本来の姿を一度も再現してやったことがない ままに評価していたとの思いを深くしています。CDに偏っていた音楽鑑賞が レコードと半々になりました。 以下に皆さんの参考になりそうな点を述べてみます。 ■費用を考えるとBF-3とBF-2との組み合わせが望ましいのですが、BF-3を 4個各辺に装着した場合の効果はありませんでした。 その原因のひとつかもしれませんが、BF-2は4個ともBF-3より1〜1.5ミリ 程度低く、BF-3/3個にBF-2を組み合わせると、BF-2は殆ど効いていません。 エージング後も機器に対する反発力に差が生じるように思いました。 BF-3とBF-2を組み合わせる場合はBF-2にも等しく圧が掛かる位置に置く必要 がありそうです。 序でに言うと、1個のBig Footの2ないし3個のパッドにも微妙に高さの 違いがありました。このインシュレーターの場合、エージングが必要とされ るのは、この高さの違いが機器の重さで補正されるためでないかと思います。 ■LINN SONDEK LP12へのBlack Ravioliの装着は、モーターがある向かって 左に偏らせて 置く方がよいとのダンテラルゴさんのご教示で、できるだけ 左側に置きました。 ただし、LP12の底には、ケーブルの出入り口や底板を木枠に固定する金具や ビスの突起があります。金具の向きを変えて、パッドの間に金具が納まる ようにして、できるだけ左に寄せるようにしましたが、Black Ravioliを 思いの位置に置くことはできません。 最初は、LP12の木枠に掛からないように金属底板部分に置いてみました。 振動は金属底板部分が大きいと考えたからです。 しかし、この装着では、なぜか期待ほどの効果はありませんでした。 次にダンテラルゴさんのご教示で、Black Ravioliが木枠と金属底板の両方 を受けつつ、木枠の外側とツライチになるように装着しました。 効果は、一聴して分かりました。これがLP12への装着方法のようです。 なお、LP12のタイプによっては、金属底板と木枠との間に段差があるらしく、工夫が必要のようです。 Black Ravioliに置き換えるまでに私が使っていたインシュレーターは、 『レコード芸術』10月号のコラム「武蔵野オーディオ日録」で寺島靖国さん が激賞している"f・インシュレーター"です。 寺島さんはBlack Ravioliをご存じないのでしょうね。 結局、私が購入したBlack Ravioliは、BF-3が7個、BF-2が4個の計11個。 最初の予感、これはエライことになりそう、が的中したのでした。 Black Ravioliを輸入してくれたダンテラルゴさんと、それを私たちに紹介 してくれた川又さんに感謝しつつ、Black Ravioliがより多くのオーディオ 愛好家に普及することを願っています。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より H.T様ありがとうございました。実はH.T様の取り組みはまだ終わっていないのです。 アナログプレーヤーにも試して頂くという事でSticky pad 2を8個お送りする ことになったのですが、こんな苦労話も頂いておりました。 「"仏の顔も3度まで"と言いますが、"これで最後"を何度繰り返したことでしょう。 今回もこの手でしたが、"山の神"からは「川又さんからは、もう何か送られて こないのか」と念押しされています。ですが、折角の機会です。Sticky pad で試聴してみたいと思います。川又さんが勝手に送ってきたんだよ、とか なんとか、言い訳するかも知れませんが、お許しください。」 はい、何なりと私を悪役に仕立てて頂いて結構でございます。勝手にお送り したSticky pad 2が更にどんな感動をもたらすことやら。でも、感動しても 奥様の前では表情を変えないようによろしくお願い致します(笑) -*-*-*-*-*-*-*-*-*- と、前回のお礼と結びのコメントを述べていたものですが、今回はその続編と いうべきものでした。本当に熱心に試聴と評価をして頂き感謝しております。 そして、本企画は下記のように現在も実施しておりますので、ぜひぜひ皆様も 黒いラビオリを味わって頂ければと思います!! そのためにはハルズサークルにご入会を!! |