《arte PYRAMID-H.A.L.'s Monitor Report》
No.0473 - 2009/10/21
神奈川県川崎市 T.J 様より
これは新製品arte PYRAMIDによるR&D企画です!! そして、webでは公開していないハルズサークルだけの企画でもあります!! しかし、一般的なR&Dは“research and development”のことですが、私が 考えたのは“research and delivery”というものです(^^ゞ ★私のインプレッションはこちらです。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/672.html ■発売元サイトはこちらです。 http://www.porcaro-line.co.jp/ ■同社の公式Blogにも早速掲載されています。 http://porcaro.exblog.jp/d2009-09-04 http://porcaro.exblog.jp/11996676/ ハルズモニター企画として実現し、新機軸の商品だけにハルズサークルの 皆様に評価して頂こうというものなのです。 待ちに待った発送開始から数日、いよいよ本企画の骨子であるハルズサークル 会員による新製品試聴レポートが到着し始めました!! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Vol.11「低域の吸収効果は驚くほどで大きく立体感が感じられる!!」 川又様 お世話になります。 途中出張等入り遅くなりましたがarte PYRAMIDの試聴報告をいたします。 リスニングルームは応接間と兼用の20畳の洋間ですが、戸や窓の構造から シンメトリーなスピーカー配置ができず、また機器類もスピーカー間に置か ざるを得ないなど一般的なセオリーからは外れたものとなっています。 定在波あるいは一時反射による影響なのか、帯域バランスやセンター定位の 乱れなどが気になるところです。 これまで行った対策でスピーカー天板に載せたムートンが非常に有効で、特に 左右に垂らした部分が重要で微妙な調整で驚くほど音が変わります。 これはシステム最上段にバンドパス型のポートがありこれを囲んだ形になる ためと思われます。 しかし、特定帯域に気になるところがあったので、スピーカー間の後ろの壁面 に適当な吸収を行う製品を模索しておりました。 その意味で壁面に取り付けられる当製品は要望する条件にかなったものでした。 当初、水平方向に2枚設置するつもりでしたが、取り説で間隔をあける指示が あって壁の段差にかかり断念。中心位置に2枚垂直に設置することにしました。 http://www.dynamicaudio.jp/file/091018/2041.jpg 一聴してすぐにボーカルの定位が安定し立体感が感じられるようになりました。 更に、低域の吸収効果は驚くほど大きく、前述のムートンの位置を調整しバラ ンスを取り直すほどでした。 その意味では1枚でもいいかとも思いましたが、実は予想以上に好結果だった のが空間の広がり感の向上でした。 例えば川又さんがよく試聴に使われるダイアナクラールの指パッチンのエコー 感と言えばHALの皆さんにはすぐに通じますね。 これを聞いてしまうともはや2枚お願いしますとしか言えません!! ごく一般的な家庭環境でのルームアコースティックの改善をねらう今回の企画 はまさに当を得たものと考えます。 製品によって反射と吸収の比率や、吸収する帯域も異なるため、使ってみなけ ればわからないという難しさがあることから、モニターという方式は大変あり がたいものでした。今後ともよろしくお願いいたします。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より T.J 様ありがとうございました。お役に立てて何よりでした。ルームチューニ ングでは手軽さということがポイントになります。その点でも軽量であり配置 換えが簡単に出来るということで、使った人にノウハウを提供し学習させてく れるというのがarte PYRAMIDの特徴であもありますね。確かに使ってみなけれ ばわからない、そしてルームチューニングをまったくしていないという会員も 多数いらっしゃるようです。ぜひこの機会にお試しになって下さい。 http://porcaro.exblog.jp/11996676/ 皆様のレポートはメーカーのblogでもリンクされて紹介されています。 他のモニター進行中の皆様からの写真とレポートを楽しみにしております!! よろしくお願い致します。 |