《Kiso Acoustic HB-1 Hearing Report》


No.0521 - 2009/7/28

東京都杉並区 M M 様より


http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/667.html ←関連記事

異例の三連続開催「響きを作る芸術Kiso Acoustic HB-1の全てを聴く!!」は
お陰様で大盛況のうちに終了しました。本当にありがとうございました。
ご来場頂いた皆様に改めてお礼申し上げます。

初めてHB-1を聴いた方、またリピーターとして二回目の参加をして頂いた皆様
など本当に情熱的な方々が集まって下さいました。その熱気が皆様からの投稿
として寄せられてきましたので早速公開させて頂きました。

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Vol.7「でも、ハワイアンコアは絶対に聞いたらダメです!!」


前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0514.html

以前の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0477.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0458.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0432.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0425.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0311.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0295.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0286.html


川又 様
天野 様

金曜日はありがとうございました。
本当に至福の一時でした。
簡単に感想をまとめておきます。

まず、山本英次のピアノソロを聞きました。

マホガニーでは、ピアノの蓋を開けて中に首を突っ込んだ時のような音がします。
(子供の頃、よく遊びでやってました)

ピアノは離れて聞くと柔らかい音色ですが、弦が金属ですので、弦から数十
センチの距離で聞くと金属質な音が実はビンビン鳴っています。

端的に言うと、低音を弾いても高音を弾いても、マホガニーではピアノの弦が
本来持っている金属質な高音がすごく聞こえてきたのです。
生々しい音です。やや疲れる音色とも言えます。

これが、メープルにすると一気にまろやかな音になります。
聞きやすいのですが、逆に生々しさがなくなり、面白みがありません。

で、ハワイアンコアにすると、生々しい金属質な音が残りながらも、バランス
が良く、演奏会場で聞いているような響きになります。

レベルが違う音です!!
極めて明快にリアルです!!
ノイズフロアも下がったように感じました。

ピアノを聞いた印象は、ハワイアンコア >> マホガニー > メープル
でした。

次に神尾真由子のバイオリンソロを聞きました。

マホガニーでは艶のある良い音なのですが、リアルではありません。
演奏者との間にベールが一枚挟まっている感じがしました。

メープルにすると、一気にリアルな音になります。
弓の毛が弦に引っかかる時の音が、聞こえてくるようになったからです。

で、またハワイアンコアにすると、もう数段リアルな音になります!!

弦楽器を弾く方ならわかると思うのですが、弓のどの部分(元とか先とか)を
使って、どういう弓使いで弾いているかが、考えずとも映像で浮かんでくるのです。


音像がシャープであるというような尺度ではなく、違う観点で音質がリアルな
のです。この点においては、オリジナルノーチラスよりもリアルかもしれません。

バイオリンを聞いた印象は、ハワイアンコア >> メープル >> マホガニー
でした。

次に、女性ボーカルと男性ボーカルを聴かせて頂いたのですが、専門外なので
コメントは控えておきます。

そして、最後に、定番であるマーラー巨人の2楽章を聞きました。

色々言いたいことはあるのですが、一番伝えたいことは、マホガニーで聞こえ
た弦楽器奏者は30人、それがメープルで50人になり、ハワイアンコアでは70人
になりました。特にコントラバスの人数がどんどん増えていきます。

前回レポートした通り、マホガニーでは低音域の迫力に多少の弱みが出ますが、
ハワイアンコアでは、全く不満がありません。

驚愕です!!

HB1の唯一の弱みと思っていたところが、ハワイアンコアという材質によって
解決されてしまいました。

その後も居残って、結局三時間弱H.A.L.1を独り占めしてしまいましたが、
最後に自分で持ってきたゲルギエフの春の祭典をハワイアンコアで聞いて感動
してしまいました。

本当に感動して、即、購入してしまいました!!

これまで、「良い音だな」と納得してオーディオ製品を買っていましたが、
感動して買ったのは初めてです!!

まあ、プリウスが半年待ち、フェラーリのカリフォルニアが2年待ちなら、
ハワイアンコアが3年待ちでも良いではないかと思いました。

感じたことはたくさんあるのですが、すべてを言葉にするのは難しいことと、
感動して興奮した思いをあまり文字にしたくないという感情もあり、このあた
りにとどめておきたいと思います。

紹介して下さった川又さんや天野さんにはもちろんですが、原社長を始めと
するタカミネの技術者の皆さんに感謝申し上げたいと思います。

H.A.L.'s Circleの皆さん!!

マホガニーは絶対に聞くべきだと思います!!
スピーカーに対する概念が変わると思いますので。

でも、ハワイアンコアは絶対に聞いたらダメです!!
聞いてしまったら、買う以外に選択肢はないですから…。

御礼まで

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

M M 様ありがとうございました。聴いたしまったMM様は不幸だったのか幸運
だったのか? 前述のようにHawaiian Koa & Goldener Madronaの限定生産の
残り台数がいよいよ少なくなってきましたが、M M 様には11月の生産分にて
納品が予定されておりますので、そういう意味からすれば幸運だったと言える
かもしれませんね。ありがとうございました。

確かにビオラを演奏されるM M 様に認めて頂いたということはHB-1にとって
大変名誉なことでもあり、「感動して買ったのは初めてです!!」という一言に
象徴されていると思います。それは他の皆様も同様に感動されてから発注して
頂いたという事実があるからです。

完全ハンドメイドのHawaiian Koa & Goldener Madronaはお一人ずつ全く違う
木目のもので製作され納品されます。数年先になりましたら皆様が愛用された
楽器ということで私のところにHB-1を持ってきて聴かせて頂けませんか?

2009年物のHB-1が数年たって音質が磨かれていくということは他のスピーカー
では考えられないことです。エージングとは加齢ということで一種の老化と
言えるわけですが、弦楽器のように年輪という厚みを毎年重ね、しっとりと
音質が熟成していくなんて素晴らしいことです。

これこそ芸術品、限定品としての価値観が認められる逸品です。
さあ、あと何台のHawaiian Koa & Goldener Madronaが作れることやら…
Kiso Acoustic から最後通牒が届くのが怖いようなこの頃です。

詳細情報がわかったらハルズサークルには直ちに配信致します。
先ずハルズサークルにご入会下さい。


HAL's Hearing Report