《H.A.L.'s Sunday Concert Hearing Report》
No.0510 - 2009/6/19 埼玉県上尾市 T T 様より Sunday Concert Vol.14は未知のスピーカーKiso Acoustic HB-1が当日持ち 込まれた新製品の衝撃デビューということになりました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/655.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/657.html これから私のレビューを作成し、Kiso Acoustic HB-1の詳細をお知らせ致しま すが、その前に当日参加された皆様から感動的なレポートを頂きましたので 早速ご紹介致します!! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Vol.17「きっと驚く!!」 前回の投稿をご紹介します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0485.html 過去の投稿の“ほんの一部”をご紹介致します!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0474.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0468.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0460.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0451.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0446.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0434.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0427.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0423.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0401.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0403.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0390.html 先日のエスコン楽しかったです。ありがとうございました。 まず前もって言っておきますが、私は小さなスピーカーが嫌いです。 理由は簡単、望む低音が出ないからです。 ですので今まで使用してきたスピーカーは全て3WAYバスレフ。 今回のエスコンにHB-1には半分期待を込めて、半分興味をもって参加しました。 当日、午前中にタカミネからスピーカーKiso Acoustic HB-1が届いたとの事で、 7割は日曜日一日だけ滞在のHB‐1を聴き、残り3割はKRELL Modulari DUOの 演奏を楽しみました。 HB‐1。 過去にSonus faber Guarneri Memento を聴きましたが、今回はそれよりも 小さい。H.A.L.Tに来た一番小型のスピーカーではないでしょうか。 最初メールで「そのサイズでこの値段!」と驚き、次にそのサイズから想像も できない音を聴いてもっと驚きました。 川又さんのセッティングは左右のスピーカー間が2.9mと普通のヤワなスピー カーでは中央の音がすっぽり抜けてしまう距離。 さてその実力は…!? まずは弦楽器バイオリンから。 推奨(試作?)しているアコースティックリヴァイヴのスピーカースタンドに 載せられて、本当に美しい音色を奏でてくれます。 「この倍音の美しさはH.A.L.Tで一番ではないか?」 そう思えるほど、高域が伸びます。 ギターがかかりました。 全然違和感の無い音です。 では低音はどうか? フルオーケストラも聴きましたが、この小さなサイズから想像を超える十分な 低音を響かせます。 演奏の合間に川又さんの説明で、HB-1の製作には熟練工の方々の手間をかけた 技とこだわりがあり、ハンドメイドのため大量生産できない内容の説明があり ました。 その値段もうべなるかなと思えるものです。 演奏後HB‐1の中身が見られる製作途中の物(モックアップ)が置かれており、 手にとってみましたが、天野さんのブログに書かれているように、アコース ティックギターそのもの。 エンクロージャーをコンコンと叩けばよく響きます。吸音材を使用せず、エン クロージャーの補強もない。 スピーカーの後面は幾何学的なアールがつき、左右の面もわずかに台形型に なっており、平行面が存在しない=定常波が発生しないようになっているとの 川又さんの説明がありました。 H.A.L.Tに居並ぶスピーカーのバッフル面は金属製が多く叩いても「コッ」と 響きもしない物です。 HB-1はその対極に位置する物で、製作者の狙い=アプローチが違います。 ボーカルはどうか?昨年逝去された「フランク永井」がかかりました。 小さい頃、テレビから流れてきた歌謡曲、独特の低音の魅力。 一気に子供の頃の記憶が甦ります。 私は彼のレコードやCDをちゃんとしたシステムでは聴いた事はありません。 しかしながら彼の肉声を直接聴いていないにもかかわらずHB-1から流れる歌声 は彼の存在を感じる事ができます。 女性ボーカルでかかったティファニーの「五木の子守唄〜サマータイム」歌声 に空間を感じとれます。 H.A.L.Tが美しい響きで満たされます。歌うスピーカーとよく表現されますが、 これはよく響くスピーカーです。 しかも、小型であるがゆえにツイーターとウーファーが近く、リスニングポイ ントから見ると点音源です。 何度も「響く」という言葉を使いましたが、今までスピーカーでよく響くとい う言葉が使われると、「音像が肥大化して、しかも輪郭がにじむ」とか「低音 がふくらむ」とかネガティブな方向に使われましたが、HB-1については考え方 を180度変更しなければなりません。 むしろ考えるというよりまず体験して頂きたい。 きっと驚きます!! 川又さんはもう行動を起こしていて正式リリースされる頃にはこのH.A.L.Tに 常設されるようです。 今季のステレオ・サウンド誌の表紙に取り上げられたHB-1。 あのステレオ・サウンド誌の表紙を飾るというのは相当な事であると思われます。 今までその時、旬であり注目アイテムが取り上げられてきました。 実際に現物を聴いてその実力は特筆すべきものである事が分かりました。 川又さんがいみじくも「HB-1はセカンドシステムのスピーカーの位置付けでは なく、メインシステムとしてとらえるべきです」とエスコン後おっしゃってい ました。 次にKRELL Modulari DUO。 一日前にセンターポジションでその実力を体感しました。 LAT-1、LAT-1000に通じる系譜を踏襲した音である。 全世界25セット限定で日本には3セット入ってきているとの情報。 外観は無骨ですが出てくる音は非の打ちどころがない。 どんなにパワーを入れても破綻しないであろう。 比較試聴でblu-spec CDと通常盤でジェニファー・ウォーンズ「ハンター」。 SHM-CDでダイアナ・クラールのブラインドテスト(川又さんも含む)。 ラストは「アメージング・グレース」をティファニーとkkvレーベルからSKRUK (「P? NYTT」)で。 私にとっては初めて(!)のエスコンでした。 もちろん目的は「HB-1」。 「一度開発者とお会いしてお話を伺いたい」そう思いたくなるスピーカーです。 長くなりましたのでKRELL Modulari DUOについてはまた別の機会に書こうと思います。 いや〜、前日はD300で2〜7Fまで制覇。 真剣に1フロアにつき20分近く試聴するとぐったりします。 楽しんで聴くのも音楽。自分の感性に照らし合わせて聴くのも音楽。 当日はH.A.L.3での電源ケーブル比較試聴を途中で抜け出して、エスコンに 参加。二日間とも半日以上ダイナミックオーディオ5555で過ごしました。 久しぶりに音楽漬けの週末でした。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より T T 様ありがとうございました。簡潔な今回のキャプション「きっと驚く!!」 は正にその通りだと思います。T T 様にも認めて頂き私もホッとしました^_^; 「川又さんはもう行動を起こしていて正式リリースされる頃にはこのH.A.L.1 に常設されるようです。」 という推測をして頂きましたが、何と何と!!今日から実現してしまいした!! いや、ワールドワイドな発売日が6月20日ですから詳細は述べることは出来ま せんが、少なくとも次回Sunday Concertまではあります。 そして、更に素晴らしい体験をすることができました。それは何か!? これから作成する小編随筆にてたっぷりと語りたいと思いますので、どうぞ 期待していて下さい!! この私が久々に感動したものです。そして、その感動は次回のSunday Concert にて皆様に伝染していくことでしょう!! |