《新世代ESOTERIC P-01 & D-01限定試聴会レポート》
No.0423 - 2008/2/25 埼玉県上尾市 T T 様より 新世代ESOTERIC P-01 & D-01を国内初で限定試聴会の体験談!! Vol.1「一段と高い極みに進み、もう後戻りできない音を聴いてしまった!!」 過去の投稿の“ほんの一部”をご紹介致します!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0401.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0403.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0390.html 「New P-01&D-01リポート」 今回のP-01&D-01のバージョンアップvs現行品の比較試聴は是非とも参加したかった。 P-01&D-01のオーナーからすれば「何がどのように違うのか?」という事を 知りたいと思うのは当然であろう。 バージョンアップと聞いて心中穏やかでない。 まだ川又さんの比較試聴のリポートも届いていない。 という事でH.A.L.3の島さんの所でもケーブル交換比較試聴があるというので 両方のイベントを掛け持ちすべく土曜日にダイナ5555に赴いた。 H.A.L.1に到着するとすでに何人か予約を入れている方の順番待ち状態。 すでに5人程度のお客様がいらっしゃる。 接客中の川又さんに黙礼して後ろの席の端っこに座ると… 「T.T.さん、遠方のH.A.L.s会員からお店に行く事ができないのでT.T.さんの リポートを読んでからバージョンアップするかどうか決めたいという方が いらっしゃいますよ」と声をかけられる。 レポートを書こうとは思わなかった私は「こりゃ責任重大だ」と思いながら、 途端に寺島靖国氏の言葉を借りると弁護士の耳から検事の耳になる。 New P-01&D-01の音は現行品の延長線上に位置するものと高をくくっていたと いうか先入観を持っていた私は一曲目でぶっとんでしまった。 しかもリスニングポイントは後ろの席の端である。 そこでも違いは痛いほど分かる。 エコー成分または倍音の輝きが違う。 しかも音像はふくらんでいない。 輪郭がきっちりしている。 まるで別物か? 順番がまわってきてようやくスイートスポットに座った。 選曲は川又さんにおまかせする。 http://www.briphonic.com/ 一曲目は「仲野 真世 Piano Trio SCABIOUS」(BRPN-7001)からである。 しっかりとしたベースライン。 霧吹きのように中空に漂うエコー成分の滞空時間が長い。 ニュアンスと一言でかたづければ済むが、ピアノの鍵盤をタッチする時の力の 入れ方、加速度の速さまで一音一音が手に取るように聴き取れる。 現行品からバージョンアップ版に切り替えると音数が増えるのでステージ全体 にあたる光が増したように感じる。 極端に言うと陰と陽、現行品は音が硬い。 次に女性ボーカルからダイアナ・クラール 「LOVE SCENES」(MVCI-24004) よりおなじみ「My Love Is」。 冒頭の指をパチンと弾く音、歯切れのよいベースの音に注目。 パチ〜ンという響きが長くなり、ベースの低音が土台にのったようにしっかり している。 まるでワディアのCDプレーヤーのように低音の形が見える。 ダイアナ・クラールのボーカルも音が厚くなり密度が高い。 現行品は音がやせるようだ。 同じ曲でもモスキートNEOってこんなに重低音が出たっけ? と思うほど足の裏に床の振動を感じるが、聴覚上では全然うるさくない。 残念ながら自宅から持参した鬼束ちひろと斉藤由貴の曲は大きな違いが分から なかった。細かなところのニュアンスが違うとは分かるが、明確な違いは表れ なかった。 思い入れがたっぷり入っているので耳にフィルターがかかったのかもしれない。 シンプルな構成の方が相違点が見付け易い。 傾向として高音域のエコー成分の輝きと低音が特に違って聴こえたが、Jazzの スモーキーな感じはどうなのだろう。 しっとりとJazz Clubの雰囲気を味わいたいのが人の常であろう。 H.A.L.3の島さんの所でのイベントの後、もう一度H.A.L.1に戻りノラ・ジョー ンズのファーストアルバムのSACDエリアを聴く。 さすがにSACDでは差が縮まるが、落ち着いた歌声はそのままに変に高音域で ギラつかず、低音がどっしりかまえている。ジャジーな雰囲気は損なわれない。 100m走の世界最高記録は新しくレコードを出したと同時にその名前は数字と共 に伝説になってしまう。 今回バージョンアップされたエソテリックP-01&D-01は川又さんのメルマガに あるように外観に少し手が加えられているだけで名前そのものに変更が無い。 P-01を超えるのはP-01である。 P-0がP-0sになり、そしてP-01になった時の音に驚いたが、バージョンアップ されたP-01にも驚かされた。 一段と高い極みに進んでいる。 これはもう後戻りできない音を聴いてしまいました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より T T 様、期待通りのレポートありがとうございました。何といってもP-01と D-01のオーナーだけにポイントを押さえたレポートに感心してしまいました。 きっと全国のハルズサークルの皆様もユーザーの評価として注目されることで しょう!!改めてお礼申し上げます。そして、その補足情報を次に私から(^^ゞ http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/573.html |