《H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report》
No.0341 - 2007/4/29 東京都杉並区 M M 様より “Friday concert”Vol.23はこんな企画でした。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/486.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/488.html 開催を前にセッティングされた主賓たちです。 http://www.dynamicaudio.jp/file/070427/components1.jpg http://www.dynamicaudio.jp/file/070427/components2.jpg そして、今回も参加者の皆様に記念撮影をお願いしました<m(__)m> http://www.dynamicaudio.jp/file/070427/guest.jpg -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Vol.100「まるで目の前でバルトリが歌っているかのような臨場感!!」 前回の投稿をご紹介致します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0286.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0311.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0329.html 川又 様 お世話になっております。 “Friday concert”Vol.23参加させて頂きたいところですが、仕事のため参加 できません。興味はありますので、別の日程で同じ企画を行うことがあれば、 御連絡いただければと思います。 (というM M 様は開催二日前に飛び込みの単独試聴に来店されたのでした…) 昨日は、 ESOTERIC G-0Rb ▽ ESOTERIC P-01 ▽ ESOTERIC D-01 vs Wadia 931 + Wadia 921 ▽ HALCRO dm8 ▽ HALCRO HALCRO dm88 ▽ MOSQUITO NEO という組み合わせでエソテリックとワディアをDA比較させて頂きました。 最初に聞いたのは、Cecilia Bartoliの「Opera Proibita」から一曲目の スカルラッティのアリアです。 ソプラノの声色や弦楽器の音色などは、明らかにワディアの方が艶があり、 実際の音に近い芯のしっかりした音色です。 さすがに値段の差だけのことはあると思いました。 しかし、臨場感はエソテリックの方がずっと優れていたのです。 その理由を分析してみると、次のようなことです。 例えば、バルトリがブレスをするときの音が、もちろんワディアでもエソテリック でも聞こえるのですが、エソテリックの方がそのいわば雑音の高音域が極めて正確 に再生されているのです。 このように、特に高音域における実に細かい部分の再生がエソテリックの方が正確 であり、まるで目の前でバルトリが歌っているかのような臨場感がより大きかった のです。 これが、トランスポートからDAコンバーターまでマスタークロックでコントロール されている効果なのでしょうか。 その後、教会で録音されたグレゴリオ聖歌、コンサートホールで録音されたオペラ、 ロストロポービッチのBACH無伴奏チェロ組曲、おなじみ小澤&ボストンのマーラー 「巨人」の2楽章と比較試聴しましたが、全く同じ結果でした。 音色はワディアの方が実際の音色に近いのに、臨場感はエソテリックの方が高い、 という極めて不思議な体験をしました。 非常に興味深かったです。 なお、ORPHEUS Heritage DACも聴かせて頂きましたが、トランスポーターがP-01で はなくBurmesterだったので正確な比較はできませんが、やはり傾向としてはワデ ィアに近かったです。 抽象的な表現ですが、ワディアは艶のある音、オルフェウスは中音域が太くしっか りした音という印象です。 また、是非試聴させて下さい。 非常に参考になりました。 ありがとうございました。 |