《HAL's Hearing Report》
No.0286 - 2006/3/11 東京都杉並区 M M 様より H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report “Friday concert”Vol.15は下記のテーマによって実施されました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/405.html しかし、予定していたHOVLAND“STRATOS”がコンディションが思わしくなく残念 ながら欠場となりましたが、注目のVIVID AUDIO K1とB1は大きな注目を集めてい ました。もうおなじみのNEOと比較するとこんな大きさです↓ http://www.dynamicaudio.jp/file/060303/vivid_k1_b1.jpg 注目の“G-0d”の比較試聴も行うなど盛りだくさんの内容であり、私のトークも 楽しんで頂けた様子でした。皆様の表情に満腹感が表れていれば何よりです。 http://www.dynamicaudio.jp/file/060303/guest.jpg Vol.75「音の艶、密度、弓の毛と弦が擦れる音など全てにおいて違和感がない!!」 前回の投稿をご紹介致します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0246.html 川又 様 先日のエフコンに参加させて頂き、ありがとうございました。 VIVID AUDIOが当日のメインディッシュであったと思いますが、私は“G-0d”と “Wadia”に驚愕しました。 まず、“G-0d”の効果ですが、一言で言えば「音の濁りがなくなる」といった ところでしょうか。 一度G-0dの音を聞いてしまうと、G-0dをoffにした時(もしくはG-0にした時)、 P-01からNEOに至るまで総額数千万円の機材であるにもかかわらず、濁った音に 聞こえてしまいます。 価格を考えれば、なおさら、これを使わないという選択肢はないでしょう。 一度聴いたら、間違いなく後戻りはできませんね。 次に、Wadiaですが、これも最高でしたね。 残念ながら文章でこの音の違いを上手く表現できないのですが、「バイオリンの 音が生のよう」というのが端的な結論です。 私自身弦楽器を弾き、オーケストラ活動を継続していることもあり、これまでHAL で最高級の機材の音を聞かせて頂いても、正直に申し上げて「確かに良いけど、 でもオーディオの音なんだよな」と感じていました。 ただ、このWadiaで諏訪内さんの音を聞いた時、驚きました。 普段、練習場等で周りでなっている生のバイオリンの音に近いのです。 というか、音の艶、密度、弓の毛と弦が擦れる音など全てにおいて、違和感が ありませんでした。 音のどの成分が私にそう感じさせるのか分析する力を残念ながら持ち合わせてい ませんが、ただただ驚愕しました。 川又さんはD-01との違いを「好みの問題」とおっしゃいましたが、私には断然 レベルが違う音に聞こえました。 クラッシク、特に室内楽等を好む方は必聴かもしれません。 ただし、VIVID AUDIOからは、特段の印象を受けませんでした。 リスニングポジションが悪かったのかもしれませんが、小さい方は「小さいのに バランスよく精度の高い音がしているな」と思いましたが、大きい方は、NEOに 比べて低弦の線が細く感じられました。 ところで、私は、息子(現在小学3年生)が小学校を卒業する3年後を目処に家を 立て替え、オーディオルームを作る計画です。 そのときまで、時折HALに通わせて頂き、耳を徐々に鍛えて自分好みの音を探そう と、誠に勝手ながら考えています。 ただ、今回のG-0dに関しては、当面使いようがないものの、先行して買っておこ うかと考えさせられるほどの印象深いものでした。 購入して使わずに置いておいたら劣化しますか? また、3年もあれば、また機材開発で新たな展開も当然あるでしょうから、別に あわてなくても・・・とも思うのですが、川又さんは如何お考えになりますか? すみません、3日も経っているのに、書いていると興奮が蘇って来て長文になって しまいました。御容赦下さい。 御礼まで -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より M M 様ありがとうございました。そうでしたか…、将来のために今から耳を鍛え 情報収集をしていらっしゃるということで大変素晴らしいことだと思います。 新築の際には私も設計段階からお手伝いさせて頂ければと思います。<m(__)m> さて、“G-0d”は三年と言わず使用されなくとも劣化することはありませんので どうぞご安心下さい。これは良い機会なので他の皆様にも情報としてお知らせして おきますが、ESOTERICはG-0の後継モデル、またはG-0よりも低価格なMaster Clock Generatorという開発予定は当面ないという言質を同社のしかるべき担当者より 頂いておりますので、その点はどうぞご安心下さい。 だって、50万円のG-0がたくさん売れているという状況は残念ながらG-0sの陰に隠 れて、ということでなかったわけですから…。それにメーカーとしてG-0の生産を 終了するということもなくカタログ上では継続されているということが肝心なこと だと思います。だからこそ、私は“G-0d”にアドバンテージを求めたものです!! 通常のG-0よりも音質を高めて価格を下げた、これが最も大きなポイントです。 どうぞ、この音質的なアドバンテージを土台にして三年後にはRubidiumへのバージ ョンアップをされるということが私のアドバイスでもあります。 Vol.69 「この世に50台までしか存在しない“G-0ds”に夢をつなげて!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0280.html そうです、この作戦ですね!! M M 様にも推薦いたします!! よろしくお願い致します。<m(__)m> |