H.A.L.'s “エスコン”Hearing Report

Vol.69 「この世に５０台までしか存在しない“G-0ds”に夢をつなげて!!」

これまでの投稿をご紹介致します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0271.html

先週金曜のエフコンに行けなかったので、土曜の午後、ふらりとおじゃましたにも
かかわらず、私のために個人エスコンを開いていただきましてありがとうございま
した。

　私はGOsは使っていません。

しかし、最後はそこに至るだろうという確信？をもっていました。

ただ、そこに至るまでにはスピーカーやアンプなど順番があろうと、自分で固く
誓って、これまで手を出しませんでした。

　いえ、出しかけたことはありました。それはGOsの中古が出たときです。
手を挙げたのですが、時既に遅く、どなたかにさらわれてしまいました。

ですから、外部クロックの効果がほかのコンポーネントに比べて低く、優先順位が
下がるという認識とは違います。私にとって外部クロックはよだれが出そうなぜい
たくの極み、といったところでしょうか。

　この効果は他のコンポーネントで代用できないものと思っています。
オーディオ的な表現は避けますが、ざらつきがとれる（弦などでは潤いがでる）、
より自然になる、音楽がより音楽らしく鳴る、とでもいうのでしょうか。

スピーカーから放たれる音楽には、どのような機材の組み合わせで聴いても、私に
はたいていわずかな違和感があります。

その違和感が、外部クロックでかなり薄まるのです。
これは解像度がどうの、エコー感がどうのというとらえ方もできるのですが、そう
いうことよりもトータルとして音楽の質が上がる、自然に音楽に身をゆだねられる
ように変わる、という感覚の方が、私にはぴたりとしています。

　以上のことはこれまで、いろいろな機会にG0sのありなしを聴き比べ、私なりに
明快にわかっていたつもりです。でも、わかっていたのは、いわゆるG0ｓのルビジ
ウムの効果、詳しく言えばクリスタルもつないだ状態のルビジウムの効果でした。
GOの効果、あるいはGOsのクリスタルの効果については、聴いたことがなかったの
です。

　初めて聴いたのが、先々週のエフコン（日曜のエスコン）でした。ルビジウムと
同居したクリスタル、純粋クリスタル、クリスタルと同居したルビジウム、純粋ル
ビジウムの４通りです。

圧倒的にすばらしかったのはやはり純粋ルビジウムでした。これはもう孤高の領域
といってもいいかと思います。大好きな弦楽器、その弦楽器群の楽音がダンゴにな
らず、ほぐれます。

いつまでも音楽の中にいたい感覚です。これには何ものもかなわない。

　で、純粋クリスタルです。なかなかいいのです!!

ありとなしでは、文句なく「あり」です。
そこでG0dににわかに興味を持ったのです。

川又さんがあれほど言うのですから、この値段なら聴かなくても買っておくかとも
思ったのですが。

　聴いたのは２曲のみ。
押尾コータローのアコースティックギター１本と、小編成管弦楽でフルート協奏曲
だったかな。ギターは数秒聴いて「G0d」に旗をあげました。

点数にすれば、G0dを１００点にするなら、G0は６０点。弦の弾きはじめから全く
違います。

　管弦楽はG0dで音楽に立体感が出ます。左右より私は前後感を感じました。
GOは平面に並んで奏でているようですが、G0dはフルートが前に、アンサンブルは
きちんと後ろから支えているように聞こえます。

なぜ、そうなるのか。アンサンブルの音がダンゴになっていないのです。
点数にすると１００点と８０点。

　「しょうがないなあ」と思いつつ注文しました。

だって、いまG0は買えないそうですし、買えてもG0dではありませんから。
それに、今後ルビジウムを追加する楽しみもあるでしょ。

そもそも「限定生産」に弱いんです。

　G0dにルビジウムを追加するとどういう音がするのでしょう。
これも興味あります。ルビジウムを追加してもG0d仕様の内部BNCケーブルが使われ
るとのこと。

いわばG0dsともいえるものも、この世に５０台までしか存在しないことになります。
楽しみが増そうというものではありませんか。

ともかく、しばらくG0dで遊んでみます。


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川又より

Ｓ 様ありがとうございました。そして、ご注文にも重ねてお礼申し上げます。
今日も単独で“G-0d”とは何か、“Pケーブル”とはどれか、ということで実物を
体験しに来られる会員が後を絶ちません。明日も二件の“G-0d”試聴予約があり、
どうやらイベントよりもじっくり一人で聴く!!ということに人気があるようです。
それはそれで私も大変うれしく思います。皆様お待ちしております!!
あっ、その際にはご予約をお願いします＜m(__)m＞