《HAL's Hearing Report》
No.0211 - 2005/11/6 東京都世田谷区 S I 様より 「H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report」 Vol.8「これほどまでに切れの良さと実体感が伴った表現は初体験だ!!」 川又様 金曜日は楽しいひと時をありがとうございました。初めての訪問にもかかわらず、 ビールとカツサンドまで頂いてしまいごちそうさまです。残さずにありがたく いただきました。 今回は私がぜひ聴いてみたかったスピーカー3機種が揃い踏みなので興味津々で した。中でも印象深かったのは、やはりノーチラス。 村治佳織のギターには本当に聴きほれてしまいました。 ギターがギターの大きさで鳴っているのがよく分かり、弦の音色が様々に変化する 様は圧倒的です。 特に弱音の美しさが群を抜いていました。Neoも悪くないのですが、ギターが ベースくらいに拡大された印象で、低音弦など迫力ありすぎです。 そのNeoに、これはすごいと思われたのが、Quincy Jones(で正しかったですか?) のパーカッション。大きな音で迫力のあるパーカッションはコンサートのPAを始め としていくらでも聴くことができますが、これほどまでに切れの良さと実体感が 伴った表現は稀ではないでしょうか。 エピローグが近いような気もしますが、大きさがぜんぜん違いますしね。時間軸の 精度が他のスピーカーとはけた違いに良いような気がします。 できのよいシャンパーニュを思わせるような爽快感が味わえました。 音場感や繊細さではノーチラスが一歩先んじ、破裂音や制動感ではNeoがいいです ね。その後の“PEIP”デバイス比較試聴で使用されていたようなソースであれば Neoの描き出す音場も立体感のあるとても魅力的なものなので、セッティングなど でギターの大きさを原寸大まで縮めることができれば完璧です。 最後にM-50ですが、今回はリスニングポジションが左スピーカーの外側であった ことで、印象を述べるのはフェアでないでしょう。すべて中央定位というソースが あったと思うのですが、これが一番良かったのでポジションの影響はやはり大きか ったようです。 実は、一年後をめどに家の新築を計画中で、リスニングルームを作る予定です。 これを機にシステムの入替を行うつもりなので、このように多くの製品に接する ことができる機会は自分の好みを見つけていく上で大変助かります。 できればまた参加させていただきたいと思いますので、宜しくお願いします。 |