発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナ5555 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556 H.A.L.担当 川又利明 |
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昨年12月上旬に下記のように一般公開しましたが、使用システムなどが変更に なり、今回の開催となりました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/686.html スピーカーにTechnical Audio Devices TAD-CR1+TAD-ST1を使用するというのは 予定通りですが、比較試聴の醍醐味として同価格帯のディスクプレーヤーを 三機種同じ条件で比べてみるという趣向が追加されたものでした。 そのシステム構成は次のようになっています。 ◇ Technical Audio Devices-inspection system Vol.5◇ ……………………………………………………………………………… Technical Audio Devices TAD-D600(税別\2,500,000.) http://tad-labs.com/ http://tad-labs.com/corporate/press/091113_01.html vs Playback Designs MPS-5(税別\2,500,000.) http://naspecaudio.com/category/playback-designs/ vs emm Labs XDS1 (税別\2,852,000.) http://www.highend.jp/ and TRANSPARENT PLMM×2+PI8(税別\846,000.) http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER and Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み\560,000.) http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/ ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ STEALTH Sakra balanced XLR / 1.0m ■日本価格はお問い合わせ下さい。 http://www.stealthaudiocables.com/products/Sakra/sakra.html ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… JEFFROWLAND Criterion (税別\2,780,000.) http://www.ohbashoji.co.jp/products/jrdg/criterion/ and TRANSPARENT PLMM×2+PI8(税別\846,000.) http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER and Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み\560,000.) http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/ ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ ESOTERIC 7N-A2500/XLR 7.0m(税別\2,280,000.) http://www.esoteric.jp/products/esoteric/7na2500/index.html ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… MARKLEVINSON Reference Monaural Power Amplifier No.53(税別\7,200,000.) http://www.harman-japan.co.jp/product/marklev/no53.html and TRANSPARENT PLMM×2+PIMM×2(税別\1,440,000.) http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER and Harmonic Resolution Systems PowerAmp base (税別\550,000.)× 2台使用 http://www.stellavox-japan.co.jp/news/pdf/SXR.pdf ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ ■非売品TAD Reference Speaker Cable ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… Technical Audio Devices TAD-CR1+TAD-ST1(税別\3,940,000.) http://tad-labs.com/ http://tad-labs.com/corporate/press/090707_02.html ……………………………………………………………………………… お陰様で今回の試聴会は満席の盛況で、一番遠方の方は京都から日帰りで参加 して頂きました。本当にありがとうございました。私の位置から演奏している 機材の方向をみると↓こんな雰囲気です。 http://www.dynamicaudio.jp/file/100130/guest01.jpg http://www.dynamicaudio.jp/file/100130/guest02.jpg そして、参加者の皆様に記念撮影をお願いしました。ご協力ありがとうございまし た。 http://www.dynamicaudio.jp/file/100130/guest03.jpg http://www.dynamicaudio.jp/file/100130/guest05.jpg -*-*-*-*-*-*-*-*-*- それでは、私が解説しながら演奏していった選曲を聴きどころのポイントと いっしょにご紹介していきましょう。 ■H.A.L.'s inspection event-2010 Vol.1 Technical Audio Devices■ 最初にスピーカーTAD-CR1+TAD-ST1の特徴を聴いて頂くということで演奏した 二枚のディスクから三曲を紹介します。 ■Best Of Fourplay (1997年 Warner Bros.)の5. Chantから3. Higher Ground http: //www.fourplayjazz.com/ http://www.universal-music.co.jp/jazz/artist/fourplay/index.html http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/BV/FOURPLAY/index.html この曲は私のブリーフニュースでも紹介していました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/687.html アタックの鋭いドラム、空間にちりばめられたキーボード、空気を揺さぶる ようなペース、くっきりと輪郭を見せるギターなど、TAD-CR1のハイパワー ドライブによるポテンシャルを見せてくれる格好のテスト曲として愛用してい るもので、今回の比較試聴の基準となるスピーカーの特徴を演奏で提示したも のと言えます。 ■Grieg - Holberg Suite (BIS-SACD-1491)より Op.40 1. I. Prelude Bergen Philharmonic Orchestra, orchestra Ole Kristian Ruud, conductor http://www.bis.se/index.php?sokTyp=cdnr&sokText=1491&Skicka=Search%21 しかし、スタジオワークの素晴らしい録音だけではなく対照的な弦楽器の細かい ニュアンスも再現できるスピーカーということで、SACDのこのディスクも聴いて 頂くことにしました。いかがでしたでしょうか!? さて、リファレンス・スピーカーの紹介の後に、いよいよ各社のプレーヤーを 比較していくわけですが、演奏は常に次の順番で繰り返していくことにしました。 emm Labs XDS1 (税別\2,852,000.) http://www.highend.jp/ ▽ ▽ ▽ Playback Designs MPS-5(税別\2,500,000.) http://naspecaudio.com/category/playback-designs/ ▽ ▽ ▽ Technical Audio Devices TAD-D600(税別\2,500,000.) http://tad-labs.com/ http://tad-labs.com/corporate/press/091113_01.html 予定した二時間で何曲かけられるかわかりませんでしたが、私のイメージした 選曲でプレーヤーの個性を聴きとって頂こうと早速スタートしました!! ■Rodrigo Y Gabriela 「11:11」1'Hanuman' inspired by Carlos Santana http://www.rodgab.com/ これはギターの高速かつダイナミックな演奏だけでなく、ギターの胴をパーカ ッションのように叩く音が低域に向けての倍音の含み方をデフォルメした録音 であり、ギターとは思えないような重低音が叩き出されてきます。その低域と ギターの弦が弾かれるハイスピードな展開を克明に描くことにプレーヤーの 実力が音像の鮮明さというところで発揮されます。いかがでしたか? ■ラフマニノフ:交響曲第2番|ヴォカリーズ/第二楽章 http://www.super-audiocd.com/software/disc.php?dno=3204061239 これもSACDです。いつもは下記のディスクを使うのですが、今回はSACDで比較 したかったので上記を使用しました。オーケストラが一瞬にして放つフォルテ と、それに続くホールエコーの滞空時間が迫力と余韻の美しさの両方を聴かせ る良い比較になったと思います。 指揮:ユーリ・テミルカーノフ/サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1992年 ロンドン・ブラックヒース・コンサートホール ピアノ:ドミトリー・アレクセーエフ BVCC-38207〜BVCC-38208 http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/BV/YuriTemirkanov/index. html これは通常のCDですが録音と演奏がいいので情報としてお知らせ致しました。 ■Cheryl Bentyne「コール・ポーター ソング・ブック」より Jビギン・ザ・ビギン ☆伴奏はパーカッションだけという曲です。 http://www.kingrecords.co.jp/cherylbentyne/index.html これはスピーカーの個性にサポートしてもらって楽しみながら比較できる曲と いうことで演奏しました。Cheryl Bentyneの美声に背後で叩かれるパーカッシ ョンの鮮明な打音という対照的な再生音が気持よく空間を広げていきます。 ■Rameau: Une symphonie imaginaire ☆冒頭1トラックより Les Musiciens du Louvre / Marc Minkowski http://www2.deutschegrammophon.com/special/?ID=minkowski-rameau 前曲はヴォーカルと打楽器、そしてこれは弦楽器、それも古楽器を背景にスネア ドラムの音が響き渡りますが、実はこのドラムはスピーカーによって音像の サイズが本当に異なって聴こえるものなのです。それをTAD-CR1はジャスト フォーカスできりりと引き締まった音を聴かせてくれます。古楽器という質感 はちょっと乾燥した弦楽器にも聴こえますが、多分に余韻感を含んで気持いい 広がりを見せてくれました。 ■Bjork Gudmundsdottir 6.Frosti(フロスティ) ☆オルゴールです。 http://www.super-audiocd.com/software/disc.php?dno=3204010966 これはビヨークの曲をオルゴールの円盤に打ちなおして演奏し、それにペース が加わってくるというもので、きりきりと巻き上げたゼンマイのストッパーを 外す音からスタートします。ねじあげられ締めあげられているゼンマイがキュン という音ともに解放され回転を始めるメカ音はリアルでチェックポイントに なります。これもSACDで、オルゴールのピンが弾かれてからの余韻感は左右の スピーカーの間に漂うように情報量の大小を比較して聴かせてくれます。 ■THRILLER/MICHAEL JACKSON(ESGA-503) 6.Billie Jean http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/MichaelJackson/ESGA-5 03/index.html これは冒頭のドラムの連打の部分だけを使いました。ドラムの切れ味を大音量 で拡大して比較するとプレーヤーのメカニズムの良し悪しが打音の時間軸の 長短となって比較できるのです。時間軸が短く聴こえる方が私は好きです。 ■ブルックナー/交響曲第7番 スダーン&東京交響楽団/第三楽章 http://www.hmv.co.jp/product/detail/3680467 http://www.super-audiocd.com/software/disc.php?dno=7109100001 テンションを引き締めた印象のプレーヤーはどれか、という視点から逆に優秀 な録音のSACDによってオーケストラの発する余韻感の克明さが空間表現のサイズ の大小となって比較できるというポイントをこの曲で聴いて頂きました。 ■ジュリア・ミゲネス(Julia Migenes) with マイケル・ケイメン 1.SMILE 廃番なのですが(WPCR-156)で検索してみて下さい。 先日、これをここで聴かれた会員がネットで検索したら中古で8000円であった ということで、話題提供も兼ねて最後の一曲に選びました。 そして、この曲を演奏するプレーヤーを参加者の投票で選んで頂こうという ことで皆様に気に入ったプレーヤーを挙手にて投票して頂きました。 すると、どうでしょう!! 14名中の10名様があるプレーヤーを指名されたのです!! 参加者の支持率が最も高かったプレーヤーをここでご紹介はしませんが、 それほどインパクトがあったということでしょう。 この試聴会の翌日、国内初ということは世界初のTAD-D600オーナーが誕生しました!! そして、つい先日はTAD-CR1も同様に世界初のオーナーが誕生しました!! ここでの試聴体験から皆様が求めるものを発見して頂けるということは何より うれしいものであり、H.A.L.の名にふさわしい研究?結果だと思います。 それは、皆様が感動された証しであり、音楽とオーディオによって触発された 愛好家の素直な判断であると思います。 これからもH.A.L.は皆様に感動を提供するために頑張っていきます!! 今回は本当に多くの皆様にご参加頂きありがとうございました。 皆様のご感想をお待ちしておりますので何卒よろしくお願い致します。 |
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