発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明




2008年1月8日
No.561 「話題の20万円もするガラスCDをハイエンドオーディオからの視点で分析!!」
【H.A.L.'s One point impression!!】

いつでもベストな音質のために24時間通電状態を続けているH.A.L.も正月休み
の間だけは年に一度完全に試聴室の電源を落としています。年が明けて営業を
再開した初日の音質は使い物にならず、やっと二日目あたりから評価に値する
音質になってきた。昨年末にサンプルが手元に届いていたこれ↓も年末の慌し
さに流されてしまい、やっと本格的に聴けるようになりました。

http://www.universal-music.co.jp/classics/ims/imcg9001/

価格だけが先行して話題になっているようですが、果たして音質はいかに!?
ということで、発売元のユニバーサルクラシックでも、また本家本元のドイツ
グラムフォンでもありえないハイエンドシステムで、その真価を引き出して
みようと思っていたものです。


           ◇ EXTREME HARD GLASS CD-inspection system ◇

………………………………………………………………………………
ESOTERIC G-0Rb(税別\1,350,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/g0rb/
     and
H.A.L.'s original-JORMA DIGITAL/SMB Internal Wire (税込み\88,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/544.html
     and
ESOTERIC PS-1500MEXCEL+7N-PC9100(税別\1,250,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/ps1500/
     and
H.A.L.'s original“Z-board” (税込み\57,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/508.html
     and
H.A.L.'s original“P-board” (税込み\68,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/508.html
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み\500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-DA6100 BNC(Wordsync用)(税別\240,000.)→and ESOTERIC D-01
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC P-01 (税別\2,200,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/p01_d01/
     and
ESOTERIC PS-1500MEXCEL+7N-PC9100×1(税別\1,250,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/ps1500/
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/powercable/9100mexc.html
     and
H.A.L.'s original“P-board” (税込み\68,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/508.html
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み\500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-DA6300 XLR 1.0m×2 Dual AES/EBU(税別\560,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/6300.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC D-01(税別\2,200,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/p01_d01/
     and
ESOTERIC PS-1500MEXCEL+7N-PC9100×2(税別\1,600,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/ps1500/
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/powercable/9100mexc.html
     and
H.A.L.'s original“P-board” (税込み\68,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/508.html
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み\500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-DA6300 XLR 1.0m×2 (税別\560,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/6300.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
HALCRO dm8(税別\2,200,000.)
http://www.harman-japan.co.jp/product/halcro/dm8_dm10.html
     and
TRANSPARENT PLMM+PI8(税別\606,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み\500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-DA6100 MEXCEL RCA 7.0m
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/
          and
Cardas Myrtlewood Block / Large single notch  (税別 \9,800.)
http://www.ohbashoji.co.jp/products/cardas/accessories/#woodblock

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
HALCRO HALCRO dm88 ×2 (税別\7,600,000.)
http://www.harman-japan.co.jp/product/halcro/dm88.html
http://www.halcro.com/productsDM88.asp
          and
TRANSPARENT PIMM+PLMM(税別\606,000.)×2set
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

TRANSPARENT  Reference MM  Speaker Cable 2.4m (税別\2,600,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#REFERENCE

                ▽ ▽ ▽
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MOSQUITO NEO(税別\4,800,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto54.htm
     and
H.A.L.'s original“B-board”(二枚/税込み\256,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/B-bord.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/521.html
………………………………………………………………………………

昨年末から聴きたかった注目のディスクですが、ただこれだけをポンと試聴
するというだけでは20万円の価値観はわからないだろう。

カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーベンの第九は
既に6枚組みのSACDでここの試聴ディスクのコレクションにまったく同じもの
があるので、それと比較してみようと思っていたものです。

http://www.universal-music.co.jp/classics/release/superaudiocd/sacd_sym.html

1908年生まれのカラヤンが油の乗り切った54歳、二年がかりでベートーベンの
交響曲全集を録音していますが、私も時折聴いてきました。

今回、私は合計四種類のカラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に
よるの第九を聞き比べてみました。

■SACDフォーマットによる1962年録音のもの
 ≪便宜上“SACD62”と表記≫

■EXTREME HARD GLASS CD《高品位ハード・ガラス製音楽CD》
 ≪便宜上“HGCD”と表記≫

■EXTREME HARD GLASS CDに付属する音質比較用のポリカーボネイト通常CD
 ≪便宜上“CD2007”と表記≫

■1977年録音の第九、69歳のカラヤンとベルリンフィルによるSACD
 ≪便宜上“SACD77”と表記≫

最初に第二楽章を“SACD62”→“CD2007”→“HGCD”→“SACD62”という順番
で比較しました。
次は第四楽章 Presto、を同じ順番で繰り返し、更にPresto-Allegro assaiの
「歓喜に寄す」による終結合唱の前半で一巡して比較しました。そして、更に
合唱の後半を同様な繰り返しで比較してみました。その都度の印象を散文的に
述べてみることにします。


□第二楽章“SACD62”

なぜ、これとの比較を思い立ったかと言うと、SACDだからです。ガラスのCDは
確かに素材として優れている項目はあるでしょう。しかし、電気的には44KHz
16Bitという通常のベーシックなフォーマットであり、光学的条件と素材とし
ての機械的な再生要因に優れているというものであり、次世代フォーマットと
言われてきたSACDのスペックの素晴らしさはガラスCDにはないものです。

従って、従来からオーディオ的なスペックの良さとして電気的に優れていると
いうSACDと、電気的スペックには劣るが素材面でのメリットが音質的にご利益
ありというガラスCDとの比較という着目点なのです。同じ音源ですから。

という観点から聴きなれた“SACD62”を一通り耳に収め、第二楽章を比較の
基準とするために記憶しました。そして…


□第二楽章“CD2007”

これは20万円のガラスCDのセットにオマケとして付属しているものですが、
実は私はこちらの方の音質が最初の比較では重要な要素ではないかと考えて
いたものです。さて、P-01をスタートさせました!!

「ありゃ〜、なんじゃこれ〜!! こっちの方がいいじゃないかー!!」

オマケCDなんだから当然44KHzで16Bitの録音ですが、なんと音が出始めた一瞬
で明らかな違いが感じられた。

ご存知のように切れ込み鋭い弦楽器が冒頭から展開するが、コントラバスの
厚みと重量感、ヴァイオリンの各セクションが放つ余韻感、教会での録音だが
オーケストラ全体を映し出す空間の大きさ、どれをとってみても素晴らしい。

この第一印象が私の推測を裏付けるものであり、また録音作品のクォリティー
をどのように判断するかという視点とも言える。


□第二楽章“HGCD”

2003年に発売された“SACD62”に対してスペックでは劣るはずの“CD2007”が
音楽的な要素で聴く人に音質を判断するための耳による“動体視力”を与えて
くれたようだ。その同じ音源を封じ込めた“HGCD”なのだから更に…

「あっ!! うそ!! 切れ込みは更に鋭いのに、逆に潤いと柔軟性があるとは!!」

ティンパニーと弦楽器群のアルコの切り替えしが激しく印象に残り、打音の
立ち上がりが鋭さを増しているのはわかった。しかし、今までの常識からすれ
ば、このような変化をすると弦楽器の質感が硬くなり緊張感を伴うということ
が多かったのだが、シャープな切れ味を求める演奏パートではその通りに、
しかしゆったりした弦楽器の演奏では逆にしなやかな再現性にシフトするとい
う七変化の弦楽器が興奮をもたらすのだから堪らない!! これはいい!!

楽音の質感に目と耳を奪われている第二楽章だったが、本当の驚きは更にこの
あとにやってくるのだった。


□第四楽章 Presto“SACD62”

1962年といえば真空管のアンプやテープレコーダーしかない時代。
ハードウエアのグレードだけをとってみても現在とは隔絶の違いだ。しかし、
確かにテープヒスはくっきりと聞き取れるものの、演奏の白熱した様子を
イメージするには何の障害にもならないだろう。

SACDによる情報量の増加は余韻感と空間表現の増大、そして音像の輪郭が鮮明
になるという分析を以前からしているので古いマスターテープから起こした
音源のあり方は元々がアナログ信号の記録であるがゆえにSACDのメリットが
感じられるところ。


□第四楽章 Presto“CD2007”

「あー!! やっぱりそうか〜」

と、いきなり一人納得している私は第二楽章では見えなかった違いをここで
突き止めたという確信をもつようになった。

今までスピーカーの中間に描かれていたオーケストラが更に両翼を広げるよう
に左右に音場感を拡大し、個々の楽音の鮮度が上がったように生き生きとして
くるのだから不思議だ!!

カラヤンの録音ではディスクのクレジットを見ると“トーンマイスター”と
表現されるバランスエンジニアとしてギュンター・ヘルマンズという人物が
紹介されている。

ちなみに“SACD62”もこの人によるマスタリングであり、15年後の“SACD77”
でも同じギュンター・ヘルマンズが音質の仕上げをしているようだ。

しかし!!

“CD2007”では、同じドイツ・グラムフォンのエミール・ベルリナースタジオ
で保管されているオリジナルマスターテープを使いながらも、それをどのよう
に蘇らせるのかという手法とセンスが違っているのである。“HGCD”付属の
ライナーノーツを見ると、Master Transfer & Master Engineer として記され
た名前を見ると…、福井末憲。おー、そういえば年賀状も頂いていました。

このディスクの企画ではプロジェクト・ディレクターとして西脇義訓氏の名前
もきっちりとクレジットされています。http://www.n-and-f.com/links.html
参考として… http://www.tm-sol.co.jp/

そうです!! マスターテープの音というのは確かに基準であり原基なのだが、
その音質はひとつではないという事実があったのです!!

前回、このカラヤンのベートーベンのマスターテープを使用したのは2003年の
“SACD62”を制作するときだったという。更に4年後に“HGCD”を制作するた
めに保管庫から出されてプレイバックされたものだった。

磁気テープとして保存されている当時のマスターテープは時代の変化とともに
経年変化によってクォリティーが次第に低下しているという。この貴重な音源
をどのような形で未来永劫に渡り保存していけるだろうか。

そして、アナログのマスターテープを再生する装置、そのあとに続くアンプ、
更にアナログ信号をデジタル変換するA/Dコンバーターの性能、そしてマスタ
リングという過程で人間が耳で判断して施すノウハウ。など多数の要素がから
みあってひとつの個性となっているのだ。

また、同じマスターテープであっても元々はテープに記録された磁気信号で
あり、それを電気信号に変換することでスピーカーで聴くことが出来る。
そして、その電気信号の波形を量子化してデジタル信号に変換する過程でも
ある種の個性が発生し、デジタル信号のままで音質チェックは出来ないので
今度はD/Aコンバーターを使ってアナログに戻して試聴し判断するという工程
もあるので、スタジオでのプレイバックシステムによって聴き取れる情報量も
違ってくるので更に個性が発生する。

つまり、マスターテープは同一であっても、それを使用する場面で聴き取れる
音質というのは時代によって、あるいは操る人間によって様々に表情を変える
ということが本質と言えるのだ。

それはSACDかCDかというディスクのスペック以上の変化をもたらすものであり、
いわんやディスクの素材がどうこうという以前の問題なのである。

マスターテープをどのようにして蘇らせるのか、というテクニックとセンス
こそが私たちが最終的に聴くことの出来る音質の最大決定要因だということだ。


□第四楽章 Presto“HGCD”

電子的にSACDとCDのスペックの違いを拡大解釈する以前に、アナログマスター
の使いこなしというハイレベルな仕事をこなした結果、“CD2007”で聴く
カラヤンとベルリンフィルの壮絶な演奏と微細な再現性までもが“SACD62”を
超えたという感動と実感が私の耳と大脳をヒートアップさせた。

空間表現の目を見張る拡大に興奮し、楽音の質感は輪郭の鮮明さを極め、更に
余韻感をしっとりと含ませるオーケストラの各パートの質感にうっとりとする。

これこそ、メイドインジャパンだ!!

いや、誤解なきよう述べれば“HGCD”は確かに日本製であり、製品にもメイド
インジャパンと明記されているのだが、ディスクを作る工場が日本にあるとい
うことだけではないのだ。

言い換えれば、ディスクはあくまでも“器”であり入れ物に過ぎない。
その入れ物に何をどのように封じ込めるのか、という中身の品格がともなって
こその価値観だということを述べたいものだ。

福井 末憲氏が技術と感性のありったけを45年前のマスターテープにぶつけて、
その本質を忠実に蘇らせた技こそ素晴らしいものであり、その音楽性を未来に
渡り不変の容器としてガラスに封じ込めた情熱が私には感じ取れたのです!!

今年はカラヤン生誕100周年の年、45年前のベルリン・イエス・キリスト教会
という今ではモノクロ写真でしか見ることの出来ない録音現場の風景。

後年には名指揮者というよりは名プロデューサーとして、録音された演奏を
編集することで音楽作品の商品化を推進したと酷評されることがあったカラヤ
ンだが、時代的にも高度な編集など出来なかったこの1962年ではオーケストラ
全員がマイクを意識しながらの一発録音でしたか完成度を高めることはでき
なかったわけだ。

http://www.universal-music.co.jp/classics/release/superaudiocd/sacd_sym.html

私がここで使用している上記リンクの6枚組みのSACD:UCGG-7014/9には見事に
それを裏付けるリハーサルを収録したディスクが追加されている。

当時54歳のカラヤンがベルリンフィルのつわもの達を相手にエネルギッシュな
早口と緊迫した口調で語りかけ、その指導のもとに第四楽章 Prestoの演奏が
輝きを増し重みを加えてオーケストラの音が次第に変わっていくのを聴くこと
が出来る。

この第九のリハーサルのドイツ語を翻訳したものが付いてくるが、「違う!!
違う!!」という叫び声が繰り返され、スコアーに記されたひとつの点をめぐっ
て楽員と議論し、自分の解釈を徹底させていく。ちょっと引用すると…

カラヤン「皆さんなら、ここでどういう演奏をしますか? 」

楽員の声「…!???」

カラヤン「何!?」

楽員の声「そのことを考えるのですか?」

カラヤン「そのことを考えるのです!! だから、それを物理的にではなく精神
                の中で!! …そうです、けっこうです!! 」

第四楽章 Prestoを録音している現場での45年前のカラヤンの肉声。その声が
発せられるたびにオーケストラ全体のモチベーションが変化し、何度でも妥協
なく楽員に要求を繰り返す緊迫したレッスンの最後にカラヤンの一言が響く!!

「さあ、録音!!」

“HGCD”では教会の空気に楽音が噴出し消えていくまでの過程を私が初体験
するレベルで克明に描き、ひんやりした45年前の11月のベルリンの空気を
運んできてくれたように感じるのは私だけだろうか。

現代とは違って空気もさぞきれいだったのだろう。その透明感を私は初めて
“HGCD”で聴いた。いや、研ぎ澄まされた清純な空気の匂いをかいだという
方が適切かもしれない。それほど自然な響きを聞き手に意識させることなく
“HGCD”は発揮していると思われるのだ。

近代の編集技術やマスタリングの妙技で演出した音楽ではない。
緊張感とあいまってかもし出されるまっさらな楽音の質感と包容力ある空間。

ディスクの電子的なスペックから開放され、何がアナログ信号の再現性に最も
重要なのかということを教えてくれる“HGCD”の存在感。
その価値を私は認めた!!

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

上述のリハーサルを収録したディスクには貴重な翻訳が付いているが、その
一節に次のような名言がある。若手の指揮者に対して…

「どうやって指揮をしたらいいかを君に教えることは出来ない。しかし、
 リハーサルのやり方は見せてあげることが出来るだろう。本番になったとき、
 ほとんど指揮しなくてもいいようにするリハーサルのやり方はね!!」

ガラスを素材とすることでピックアップは電磁波や静電気の影響から開放され、
サーボコントロールという必要悪からも初めて解き放たれるということだ。

つまり、演奏の本番になったときにプレーヤーのピックアップが奮闘しなくて
もいいように…!!

私は思いました。ディスクはそもそも入れ物に過ぎないと…。

その“器”の中に何をどのようにして入れるのかが問題なんだと。

でも、入れ物自体に歪みや色付けがあったとしたらもともこうもないでしょう。
限りなく透明であり、もちろん光の屈折による歪みもなく、何が入っているの
かということを極めて忠実に見せてくれる“器”が“HGCD”だったのです!!

世界中にたったひとつしか存在していないマスターテープという原器。

皆さんは20万円のCDを購入するのではありません。

性能の永久保持を可能にした“HGCD”によって、限定300人の人々が“HGCD”
のクローン技術によって完璧なマスターテープの子孫を手にすることができる
ということなのです。ドイツ・グラムフォンのエミール・ベルリナースタジオ
で保管されているオリジナルマスターテープと同一の品位を備えたメイドイン
ジャパンのガラスの芸術作品。

頭の中でユニバーサルミュージックの売り上げをざっくりと計算してみると、
これは儲け主義の企画とはちょっと違うな〜と思ったものです。

“HGCD”は所有していることそのものに価値があり、何十年後になっても現在
の性能を発揮してくれるということにも価値があります。

カラヤンの生誕200年という頃には磁気テープのマスターはどうなっているで
しょうか?

でも、“HGCD”を手にした皆様の二世代・三世代先の子孫たちは2008年の過去
から贈られてきたベートーベンの第九に感動してくれることでしょう。

だって、1770年12月17日ごろ、ドイツのボンで生まれたベートーベンは
既に238年経った現代の私たちにも感動を与えてくれるのですから!!


そして、ハルズサークル会員への追伸です。

「限定300セットのEXTREME HARD GLASS CDをハルズサークル特典販売」

http://www.universal-music.co.jp/classics/ims/imcg9001/

これは「《完全予約受注》限定生産〈シリアルNo.〉入り」となっていますが、
不思議なことにwebには何セット販売できるのか、ということは記載されてい
ないものです。そして、何セット在庫があるのかを問い合わせても教えてくれ
ないというのが実情です。(^^ゞ

そして、私がここで手にしているものにはシリアルナンバーはありません。
つまり、販売できないものでありH.A.L.に対して無期限に貸与してくれたもの
なのです。滅多にない話しだと思いませんか? ^_^;

こんな高価なCDをなぜユニバーサルミュージックが私に貸し出ししてくれた
のか、その意味は上記で述べたように同社の企画の主旨を正確にユーザーに
伝えられるだけの環境と人材がここにあるからだと私は勝手に思っています。

実演も出来ますし(商品にふさわしい音質と私の解説付きで!!)ハルズサークル
という会員の皆様に特典として販売も可能にしました。ただし内緒価格です。

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      << EXTREME HARD GLASS CDの応募方法 >>

           キーワードはズバリ!!

★このキーワードはハルズサークル会員のみに配信されています。

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毎度のことながら、試聴してからでは間に合わない…可能性もありますし、
「川又の言うことだから信用して注文するか〜(笑)」という方は発注決定で
お申し込み下さい。直ちに商品確保を致します。

また、見積もり希望の方も気軽にどうぞ。ただし…

■今回の見積もりは送信後一週間のみ有効とさせて頂きます。

実は、あまり大きな声では言えませんが、当然全国に多数の販売先を持ってい
る大手のユニバーサルミュージックですから、このような注目商品の価格動向
にも厳しいチェックがあったりします。だから秘密プライスです^_^;

そして、在庫の残りが少なくなるにつれて販売価格も上方修正という可能性が
ありますので、どうぞよろしくお願い致します。<m(__)m>

さあ、どうしましょうか〜(^^ゞ

先ずはハルズサークルのご入会からどうぞ!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.jp
お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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