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H.A.L.担当 川又利明




2007年9月11日
No.541 「Documentary of “Sound buffet”」
この企画は次のような発想から生まれました。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/536.html

この試聴室のスピーカーをすべて撤去して新たな5セットのスピーカーをセットす
る。

考えただけでも大変な作業のイベントを敢えてやってみようと思ったのはひとえに
参加者の皆様の本物志向と満足感を追求しようとしてのこと。

http://www.dynamicaudio.jp/file/070909/sound_buffet02.jpg

いつもの風景とは一変して、5セットのスピーカーを新たにセットしたらこのように
なりました。

http://www.dynamicaudio.jp/file/070909/sound_buffet03.jpg

そして、ご注目頂きたいのはこの写真。各々のスピーカーのベストポジションを
聴く側で設定するということは、音源であるスピーカーにもベストなセッティング
をということで、1セットずつ慎重な角度と配置を時間をかけて設定しました。

http://www.dynamicaudio.jp/file/070909/sound_buffet01.jpg

更に5セット各々のセンターポジションに一つずつの椅子をセットして、このように
準備完了!! ここまでのセットアップに四時間ほどかかっています。(^^ゞ
いや〜、大変でした^_^;

こんな労力をかけたイベントなのに五名様のみという意味が果たしてあるのか!?

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

私はこの企画の一人一時間という試聴時間を五名様すべて同じ選曲で、スピーカー
の個性を確実に引き出せるような進行をイメージしていたのですが、最初のT.T様の
実演を開始して、大きく方針を変更しました。

確かにスピーカーの個性として低域に注目するとこれ、高域や音場感を意識すると
これ、という選曲を用意していたのですが、実際のつなぎ変えという時間を考える
と、どうしても無機的な楽音のサンプルというイメージの音だけで比較していくに
は無理があると思いはじめました。

そこで五名様の音楽の好みを意識して、ある方はスタジオ録音を中心に、ある方は
パガニーニの弦楽曲を最後まで通しで五回繰り返すというようにアドリブで選曲を
その都度変化させていきました。

センターポジションで聴くということがスピーカーの比較にとって如何に大切な
ことか、そこを皆様にご理解頂きたかったものですが、こんな贅沢とも言える
セッティングと企画ポイントで実施したイベントを体験者はどのように感じて
下さったのか!?

それにしても、今回の一番の功労者は当フロアーの天野でした!!
恐らく200回くらいの配線換えを一人で5時間の間やってくれたのですから^_^;

その甲斐あって、皆様の評価はいかに!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
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