発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナ5555 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556 H.A.L.担当 川又利明 |
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◇ H.A.L.を使って音質を検証した画期的新製品ESOTERIC“PS-1500”登場!! ◇ “PEIP”by ESOTERIC ◇ (Power supply Environmental Improvement Plan)◇ Vol.1「ESOTERIC PS-1500とは!?」 “PEIP”(Power supply Environmental Improvement Plan)とは、2005年9月から 開始した家庭におけるオーディオ用電源の環境改善による音質向上を目指した 提案という企画であった。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/362.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/363.html 現在でもwebでは一般公開していない“Pケーブル”“PI”“PD”という三大要素で スタートし、今年は更に“Mケーブル”としてESOTERIC 7N-PC9100を投入し上記の リンクでも述べているように大掛かりな工事を必要とすることなく、かつ移設も 出来るオーディオ用電源製品のご提案をさせて頂いたものだ。 さて、ここで考えて頂きたいことは、オーディオシステムの総合的なループの中で 音声信号を伝送するシグナルパスとして、インターコネクトケーブルやスピーカー ケーブルを交換して音質が変化するというのは想像に難しくないのだが、まったく オーディオ信号とは無関係のはずの電源ケーブルやコンセント器具を交換しても 音質は大きく変化するという事実である。 そして、大変厄介なのは日頃から使用している自宅の電源環境がどのような状態と 品位であるかは何らかの実験をしてみないとわからないということだろう。 壁コンセントとコンポーネントの単純な接続に対して、電力を伝送するACケーブル の交換によって起こる変化はその第一歩と言えるのだが、それは電力エネルギーを 純粋に伝送するということには貢献しても、おおもとのコンセントからの給電状態 に不純物があるかどうか、というところまでメスを入れなければ本末転倒だろう。 前述のようにTRANSPARENT POWER PRODUCTSのアイソレーターで素晴らしい効果を ここでも確認してきた。それは、ここH.A.L.の試聴室で使用している電源は一般 家庭と同様な商用電源であり、パワーアンプ用には30アンペアという容量の大きな 回線を使用していても特に電源のコンディションには手を加えていないということ の表れでもある。 つまり、ここで検証した電源環境への対策は、まったくそのまま一般家庭でも同様 に表れる効果として考えて頂けるということだろう。 簡単に結論を言えば、皆様が日頃使用しているコンセントのクォリティーを実感 するためには何かを投入しなければ実態がつかめないということが大事なことだ。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- さあ、ここからが本題だ!! http://dyna5555.cocolog-nifty.com/photos/secret/secret_new_product.html この写真↑でNo.1373で予告している新製品が遂に昨日プレス発表された。 http://www.teac.co.jp/av/esoteric/ps1500/ ESOTERICが今回発表したIsolation Transfomerは同社としては初めての試みとなる カテゴリーの製品であり、私も下記で述べているように4ヶ月前にその素晴らしさ を体験していた。 ここで改めてIsolation Transfomerとは何だろうか? という素朴な疑問に関して 私なりに述べさせて頂くと、先ずは電源ラインのコモンモード・ノイズがトランス という原理によって遮断されるということが大きい。電源ラインは当然交流なので プラス、マイナスの極性があり一方はグランドにアースされている。このアース ラインは家庭内の様々な電化製品、コンピューターなどの高周波を発する機器など にも共有されるが、これらのアース側に高周波ノイズを逆流させているという現実 がある。トランスの原理は皆様もご存知のように一次側巻き線と二次側は導線によ る導通はないので、このコモン・モードノイズがコンポーネントに侵入してくるこ とがない、という基本原理でのメリットが大きい。 そして、一次側と二次側の間の静電シールドの効果も大きいようであり、意図的に パルス性のノイズを電源ラインに注入する試験では、このトランスを介すると二次 側に接続した装置への影響が激減することが確認されているという。なるほど!! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 詳細は上記のESOTERICのwebサイトに詳しいが、そこに述べられていない要素を 私なりにご紹介したい。先ずは外装部分から次の写真をご覧頂きたい。 http://dyna5555.cocolog-nifty.com/photos/secret/ps1500corner.html PS-1500はフロントパネルに何と厚み20ミリ、両サイド、トップ、ボトム、リアに は10ミリのアルミパネルを使用し総重量32キロというヘビー級の装甲をまとわせた。 そのコーナー部を拡大したものがこれ。大工仕事の「ほぞ組み」と言うのだろうか、 パネル同士の接合面積を大きくし、全体の強度と剛性を高める配慮が見られる。 単なるパネルの組み合わせのボックスとは一味違う凝った作りに注目したい。 次に音質に直結する要素としてボトムパネルに取り付けられた極太のボルトヘッド にご注目頂きたい。 http://dyna5555.cocolog-nifty.com/photos/secret/ps1500botom.html 優秀なトランスを単なるボックスに収めただけというのではESOTERICの名がすたる。 定格容量 1,500VA という巨大なトランスをどのように固定するか、これによって 変化する音質を開発過程でチェックし、止めを刺したのがトランスの台座脚部と ボトムプレートの間に一切の緩衝材をはさまずダイレクトにがっちりとボルトで 締め付けるという固定方法の徹底さ。その強固な固定方法がここに見られる!! 丸いフットは同社のアイデアによるPF-1と同じ原理のスパイク式である。 http://www.teac.co.jp/av/esoteric/acce_index.html 実は、この受け皿付きのスパイクのアイデアも4年ほど前に私が提案したもの(^^ゞ そして、PS-1500のリアパネルはこのようになっている… http://dyna5555.cocolog-nifty.com/photos/secret/ps1500rear_view.html アウトレットコネクターはオヤイデ電気のリン青銅電極に銀下地のロジウムメッキ、 にバフ仕上げのもの。インレットにはフルテックのロジウムメッキの青銅合金を マイナス196゜C超低温処理したものとこだわりのチョイス。そして、この両方への 配線には一切ハンダ付けをしない圧着方式としてwebには紹介されていない音質追 求の足跡がここにもある。そして、後ほど述べることになるが、ここにもアース 端子が装備されていることをご記憶頂きたい。 このリアパネルの内側は次のようになっている。 http://dyna5555.cocolog-nifty.com/photos/secret/ps1500rear_panel.html ここにリアパネルの左側に見える黄色のチューブでカバーされたケーブルが接続 されている黒いボックスは20アンペアのブレーカーであり、定格15アンペアの電源 コンセントに対してもゆとりあるものを設定している。 さて、PS-1500の中身はどうなっているのか!? http://dyna5555.cocolog-nifty.com/photos/secret/ps1500inside.html このように特注のWBトランスがぎりぎり納まるという最小スペースでの設計だ。 http://dyna5555.cocolog-nifty.com/photos/secret/ps1500transe.html さて、このWBトランスとは何だろう? コイルボビン式巻鉄心変圧器(Wound Core type Tansformer with Coil B obbin) WBトランスは、「コイルに鉄心を巻く」という発想のもとに製作される「小型・ 軽量・高効率」なトランスである。WBトランスはコイルボビンと鉄芯の一体構造に 大きな特徴があり、鉄心には、方向性珪素鋼板(RGH)を採用している。 WBトランスの構造は鉄心性能をフル活用するため有効断面を均一にする構造に なっている。また、切断面やギャップ(接合部)がないため、漏洩磁束が少なく 騒音や振動も発生しにくいという特徴がある。 コイルボビンは、WBトランス専用でUL94V-0対応のライナイト(FR-530)を素材と するコイルボビンを採用し、フレームは、標準タイプとして、縦型(Aタイプ)、 横型(Cタイプ)を一般的には採用している。 WBトランスは、良質な磁性材料と優れた鉄心巻込技術によって、エネルギー損失を 大幅に減少させ、省エネルギー・運転経費の抑制に大きく貢献できるのが特長だ。 また、同期整流回路などの省エネルギー技術と併用することで、更に効果的な結果 が得られることが実証されている。 WBトランスは、従来の一般的なEI型トランスの約1/2のスペースに収納できるの で、装置の小型化に最適。また、重量も約1/2の仕上がりに出来、EI型トランス からの移行も容易である。 余談であるがESOTERICのフラッグシップであるP-01には、このWBトランスが電源部 に使用されている。しかし、それは130VAというサイズのものであり、1500VAとい うパワーアンプよりも大きなトランスを搭載したPS-1500がいかに強力かというこ とがうかがい知れる。 参考までに次の写真でタバコの箱と大きさを比較して頂きたい。 http://dyna5555.cocolog-nifty.com/photos/secret/ps1500transe.html -*-*-*-*-*-*-*-*-*- そして、圧巻なのは実はこのWBトランスの中身だ。 一般的なオーディオ用のトランスに使用される素線としてはせいぜい4N Cuが普通 なのだが、PS-1500は何と贅沢にもStressfree 6N Cuという高価であるが高品位な 純銅素材を使っており、一般的には4N Cuと6N Cuではコスト的に80倍〜100倍の 価格差があるというのだから驚いてしまう。 トランスというものは一般的にも様々な分野で利用されているものだが、この巻き 線に使用する素線には実に様々なグレードがあり、メートル数円から数千円、ある いは数万円という単位のものまである。 PS-1500で使用しているのは何と太さ2.6ミリという極太絶縁素線だというのだ!! そしてStressfree 6N Cuの特徴としても、ぜひ下記の私の随筆をご一読頂きたい。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto57.html 正にここでご紹介している話題のACケーブル、ESOTERIC 7N-PC9100の登場はこの PS-1500の序章のようなものだったのだ!! http://dyna5555.cocolog-nifty.com/photos/secret/ps1500wiring.html さて、最後は極太の内部配線にご注目頂きたいものだ。何と、この太さ2.6ミリの 単線も6Nというこだわりようなのですから呆れてしまった。この6N銅線は前述の メートル数千円というコストらしい。ここまで徹底しているとは見事だ!! 皆様にとっては突然の、しかし私にとっては待ちに待ったというPS-1500がいった いどんな貢献をしてくれるのか!? 私は先日の予告で次のように述べていました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- この新製品の素晴らしいところは… ■どんなオーディオシステムにも使用でき、セッティングやケーブルをそのままに して劇的な音質改善が可能です。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- そうです!! このPS-1500はすべてのオーディオシステムに使用することが出来て、 システム構成を変えることもなく、皆様が未体験の領域にパフォーマンスを引き 上げてくれるのです!! 予告では次のように結論だけを述べていましたが… -*-*-*-*-*-*-*-*-*- ■本日の分析では、低域信号の再生音は重量感を増し、音像の面積を縮小し輪郭を 鮮明にして固体感を高め、更にテンションを引き締めます。 ■中高域のエコー感は拡散する空間を拡大し同時に残響時間を延長します。 ■聴覚上でのノイズフロアーが低下するので弱音と余韻感が鮮明になります。 ■ヴォーカルなどのセンター定位の質感にはディティールの強化が行なわれ フォーカス感がしっかりしてきます。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- さあ、この画期的新製品の今後のハルズサークル特典はいかに!! そして、数々の続報はハルズサークルへ配信されます。 この機会にご入会下さい。 |
このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。 | |
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