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H.A.L.担当 川又利明




2006年7月6日
No.433 「One point impression⇒“Just 5555”って何のこと!?」
『音の細道』第55話で使用したシステムではヴォーカルの素晴らしさが一際印象に
残ったものでした。

そもそも楽器の録音スタイルにはホールエコーやスタジオでのリヴァーヴを豊富に
含ませた方が美しさを感じるものとそうでない場合があるものです。

ことヴォーカル、というよりもクラシックの楽曲の声楽ではエコー感は必須のもの
であり、弦楽器同様に適度なウェット感というか余韻感が望まれるものです。
しかし、対象的にスタジオ録音でのヴォーカルはその後の処理によってプロデュー
サーやアーチストのセンスによってスタジオワークとしてのリヴァーヴを追加した
りしなかったりと演出もあります。

そして、声の質感をチェックするにはシンプルな演奏と録音のディスクにどうして
も軍配が上がります。更に、日本人のアーチストを日本人のエンジニアによる録音
であればよりわかりやすい場合が多々あります。そんな私の視点から最近注目して
いるのがこのユニット“FAKiE”というデュオです。

http://www.fakie.jp/

彼らのプロフィールはwebに詳細がありますが、前作のアルバム「Timeless」は
この試聴室でも以前から使用しています。ヴォーカルのKeicoの多彩な声色と抜群
の伸びやかさと音域の広さ、ギターのNaokiはナイロン弦の可能性を改めて追求
した抜群のテクニックが素晴らしい!!

VIVID Audio K-1とそのシステムでは二人がセンター定位であることを自然に示し、
両者のエコー感の拡散する領域でも混濁がなく、Keicoのテンションが高くなって
も輪郭の再現性は自然にエコー感を撒き散らすので解像度の変化はない。
曲によっては歌っているはなから途中でリヴァーヴを深くしたりとか、彼らのセン
スをどうやって聴き手に伝えようとするかのアイデアが新鮮な趣で伝わってくる。

そして、6/28に新しいアルバムが発売されました。“To the Limit”がそれです。
http://www.daiz.jp/

そのプロモーションも兼ねてか、彼らの最新のライブが東京は渋谷区神宮前にある
「Blue Jay Way 」で7/1に行なわれました。http://www.bj-way.com/

その客席の最前列で“FAKiE”を楽しんでいたのがハルズサークルのある会員です。
翌日、私を訪ねてくださり、頂戴したのがこれでした!!

http://dyna5555.cocolog-nifty.com/photos/secret/fakie.html

本当にありがとうございました。<m(__)m>

私がここで使用する数あるリファレンス・ディスクのレギュラーとして“FAKiE”
は今後も皆様を楽しませてくれることでしょう。

そして、この“To the Limit”をCDプレーヤーにセットされると表れるのがこれ!!

「Total Playing Time 55:55 」

なんともうれしい偶然ではありませんか!! (^^ゞ

将来の可能性として“FAKiE”のお二人にここのシステムを聴いて頂けたらという
期待を勝手にしている私でした(笑)

ハルズサークルの皆様にも、ここと同じ音源として“FAKiE”をお勧め致します!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
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