発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナ5555 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556 H.A.L.担当 川又利明 |
No.327 「聴きました!! B&W N802dの音!!」 |
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/4f/island_news.html ここでも全国で最初に802dが入荷したという速報を発信しており、かつ私もNo.1040 にてお知らせしているように、New800シリーズの太っ腹な企画を実施しております。 http://www.marantz.jp/bw-speakers/index.html そんなおり、本日は入荷した802dを4Fの試聴室に入れてイベントを行うということ なので、その前に数曲聴いてきたのですが、そうしたら…!? -*-*-*-*-*-*-*-*-*- あまり時間がなかったことと自分のホームグラウンドではないので、最近の試聴に 最も多用している小澤征爾とボストン交響楽団によるマーラーの交響曲第一番「巨 人」とhttp://www.kkv.no/ kirkelig Kulturverksted(シルケリグ・クルチュール ヴェルクスタ)の・Thirty Years’Fidelityの二枚を持っていった。 http://www.kkv.no/musikk_klubb/tekster/285_fidelity.htm 最初にマーラーの第二楽章を聴き始めたのですが…!? 耳にタコができるほど聴いているお馴染みの演奏が始まった瞬間にわかってしまい ました。ガーーーン!! という効果音をここで挿入したいほどの衝撃であった。 二台で税別160万円という価格の802dなのだが、この瞬間であのSignature800を軽く いなしてしまっているのである。オーケストラの弦楽器にこだわりのある方であれ ば、ダイヤモンドトゥイーターの貢献とミッドレンジの相乗効果が従来にないレベ ルに達しているだろうということがご理解頂けるはずである。一切のストレスが感 じられないのである。生意気なことを申し上げますが、この私でさえそうなのです。 聞けばミッドレンジはこの価格でSignature800と同じ磁気回路と振動板を持ち、更 に強化されたフレームに納められ、ありていに言えばS800のミッドレンジとほぼ同 じものであるという!! それはずるい!! 道理で…、と感心する私は最初の一曲で既 にこのような考えてしまったのである。 「こ、これは売れるぞ!! これは素晴らしい!!」(^^ゞ (笑) 幾層にも重なる弦楽器のアルコのひだを一枚ずつ指先で数えられるくらいの解像度、 そして質感は木綿のハンカチからシルクのスカーフに取り変わってしまったような 滑らかさ。今までのトゥイーターは18dBでクロスさせていたものをダイヤモンドト ゥイーターの採用によって6dB/octのスロープ特性に切り替えたネットワークの貢献 なのか、この私でさえため息をつくような美しさ!! 大変申し訳ないことに、この瞬間のオーケストラを聴いただけで、Signature800が 生産を打ち切った理由、いや生産を続ける意味がなくなってしまったということが はっきりと納得できたのである。これはまずい!! 弦楽器の質感だけでも私を打ちのめしてしまった802dでは、当然のごとく管楽器の 数々も輝きながら眩しくならず、抜群の透明感を持って無言の説得力が押し寄せる。 トライアングルの響きは例えようもないほど新鮮でスピーカーの真ん中でハロゲン ランプがきらめいたように明確に位置表示がなされる。う〜ん、文句なし!! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- それでは、と30Years’Fidelityの10曲め Mitt hjerte alltid vankerをかけた。 Rim Bannaのソロ・ヴォーカルが始まった瞬間に音場感の大きさがあっけに取られる ほど広範囲に感じられ、そのエコー感たるや7Fの私のシステムでないにも関わらず 過去最高レベルの滞空時間を見せる。そして、その質感たるや流麗で美しく、艶然 とした歌声に引き付けられていく。そして男性コーラスが教会の天上を押し上げて 拡散し、その中を女性のソプラノがオーロラのカーテンが揺れるように多彩な色彩 感で802dの後方に漂っていく。あ〜、なんという美しさか!! この中核クラスの802dでさえ、これほどのパフォーマンスを有しているということ は、このスピーカーを7Fのシステムにつないだらどんな“恐ろしい”(笑)音がする のだろうか!? そして、上級機の800d 801dなどはどんな可能性があるのだろうか!? 私は、外観は似ていても90%が新開発のスピーカーであるというメーカーの解説に対 して、あくまでも聴くまでは「ふ〜ん、そんなものかね〜」とタカをくくっていた のだが、今日の802dの音は強烈な“オーディオ的性欲”とも例えられるような快感 と独占欲を聴き手に与えることが実感された。つまり、抵抗しがたいのである。 私も体験したことがないほどの猛烈な誘惑を数分間の試聴で感じてしまった!! 私としてことが、これはどうしたことか!? それはどうしてなのか!? その答はB&Wオーナーに対するプレゼントということで、No.1040でご提案している B&WのDVDをご覧になることで理屈の上では理解して頂けることだろう。 そして、その音質に関してはどのように皆様に実感して頂けるのか!? それは既に私も大きなプロジェクトとしてDyna5555を使っての一大企画を準備して いるので、近い将来に実体験として皆様にご提供できることと思う。 とにかく、今回の新シリーズの初体験として802dが私に与えたインパクトはとてつ もなく大きかった、ということを速報として皆様にご報告したかったのである。 No.1040の企画に応募されていない皆様、後悔しないように再度No.1040をご一読く ださい。感動の予感はここから始まるのです!! どうぞこの機会にハルズサークルにご入会下さい。 |
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