発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明
2012年9月15日
 No.958 「仕上げも音も美しい! 思わずため息のContriva Diaceraをどうぞ!」
 
2011.11.12-☆-H.A.L.'s Circle Review-☆-No.2621-のために途中まで書き
かけていた原稿がこれです。

「またまた期待の新ブランドがH.A.L.に導入!!TIDAL Piano Diacera!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/873.html

上記の続報として試聴インプレッションを書こうとして、忙しさの中で遂に
完成できなかった未完の原稿でした。

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■「H.A.L.'s One point impression!!-TIDAL Piano Diacera!!」

11月9日に展示導入した新ブランドのスピーカーがこれです。
TIDAL Piano Diacera/high gloss polished woods in piano lacquer:ebony-macassar 
http://www.tidal-audio.de/english/startenglishprodukte.htm

第一印象からして素晴らしく、私の感性にジャストミートした音でした。

輸入元の公式ファイルは下記。
http://www.dynamicaudio.jp/file/111109/tidal_piano_diacera.pdf

実際のスケール感は下記にてご覧下さい。

http://www.dynamicaudio.jp/file/111111/tidal01.jpg

http://www.dynamicaudio.jp/file/111111/tidal02.jpg

さて、他のスピーカーとの対比でサイズをイメージして頂いた後で、ちょっと
気になる写真を下記にご紹介します。

http://www.dynamicaudio.jp/file/110626/msr6.03.jpg

ここに↑写っているKharma Grand Ceramique Midi 1.0のミッドレンジユニット
は白いセラミック・ダイヤフラムですが…、下記の写真ではどうでしょうか?

http://www.dynamicaudio.jp/file/110809/msbr11.jpg

http://www.dynamicaudio.jp/file/110824/I-03.K-03.jpg

黒いセラミック・ダイヤフラムに変更されているのがお分かりかと思います。
そうです、TIDAL Piano Diaceraの二個のウーファーは隣にセットしてある
Kharma Grand Ceramique Midi 1.0のミッドレンジのドライバーとそっくりです。

しかし、TIDALが特注したこの二個の173mmドライバーが、このスピーカーの
根本的な個性と魅力を作り出しているわけです。そして、キャビネットの
仕上げが何と言っても美しい!! 写真↓では分かりにくいですが素晴らしいです!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/111111/tidal03.jpg

http://www.dynamicaudio.jp/file/111111/tidal04.jpg

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展示導入した翌日は定休日、休み明けの金曜日は久しぶりに出社するのが
楽しみに思える朝でした。

組み合わせしたのは私のリファレンスとなって久しいDEVIALET D-Premier Air
とアップサンプリングが可能なESOTERIC P-01+VUK-P01です。

http://stella-inc.com/002devialet/index.html

初日から素晴らしかったTIDAL Piano Diaceraですが、接客とデスクワークの
両方に追われて中々じっくりと聴けない、やっと聴いてインプレッションを
まとめようとしても、聴けば聴く程魅力が深まっていくTIDALの音をどの時点
で語ろうかという迷いもあり、それが結果的にバーンインの時間を引き延ばし
てしまったことになりましたが、その成果があって実に今日の音が素晴らしい!!

一昨日よりエンハンサーディスクを徹夜で二晩リピートさせて、約70時間は
鳴らしてきた今日は、一皮むけた美しさで鳴り始めたのでした。

この三日間は実に多くの曲を聴き、そして過去の記憶にない音質に感動し、
それをどのように述べるのかで相当自分自身にプレッシャーをかけることに
なってしまい、先送りしていた数日でした。それほどいい…!!

私は一年ほど前から“音の美意識”ということを頻繁に使うようになりました。
これはオーディオコンポーネントを設計、制作するに当たり作者の感性と使い手
の感性に共通する意識の在り方を考えての表現です。

技術力がいくら高くても、使用する材料やパーツにいくらコストをかけても、
最新のソフトウエアでいくら合理的なシミュレーションができても、つまり
方法論の進化がいくらあったとしても最終的に音質を判断する人間に美意識が
備わっていなかったとしたら意味がないということ。

逆に“音の美意識”を持ちえる人間に優秀なブレーンによる技術提供が実現
すると大変素晴らしい作品が出来るという事でしょう。私は多数のオーディオ
製品を聴き、また試作段階のものが製品化されるまでに磨かれていく過程など
も多数経験し、価格競争の上で物量主義の製品に“音の美意識”が感じられな
いという実際の経験もありました。

今回のインターナショナルオーディオショーにおいてステラヴォックスジャパン
のブースは下記のように紹介されてました。

http://www.phileweb.com/news/audio/201111/03/11428.html

写真には写っていてもコメントとして紹介されていなかったブランドがこれ。
http://www.tidal-audio.de/

世界初で30mmブラック・ダイアモンド・ツイーターを採用し、2.5ウェイと
いうクロスオーバー構成で25-35Hzの超低域レスポンスを微調整可能とした
デリケートかつ繊細なチューニングノウハウが最初から音として光っています。

1ペア490万円というプライスはFrancoSerblin Ktemaの好敵手として注目出来ます。
私には両者の個性と魅力が十分に感じ取れます。さあ、今夜バーンインして
明日から本格的に聴くぞ!! あっ、しまった明日は定休日だった…^^;

このTIDAL Piano Diaceraは私に語らせるだけの魅力を持っているということで
続報にご期待下さい。これはいいです!!

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

「DYNAMIC AUDIO 5555 Monthly Hi-Fi 2012 第8弾!!」
http://www.dynamicaudio.jp/5555/MonthlyHi-Fi/201209/

そして、昨日よりTIDAL Piano Diaceraの上級モデル遂にやってきました!!
http://stella-inc.com/006tidal/page/Contriva%20Diacera.pdf

正面から見たプロポーションはシンプルなものですが…
http://www.dynamicaudio.jp/file/2012.09.14.01.jpg

この仕上げの美しいこと!!
http://www.dynamicaudio.jp/file/2012.09.14.02.jpg

今日も課題曲を何曲か聴いて、昨年のPiano Diaceraを思い出しながら、TIDAL
の哲学と技術力には更に上があったのだと実感しています。

数曲聴いていたら…、VIPのご来店です。もちろん、VIPからもいいね〜という
評価を頂きまして、更に鳴らし込んで行こうというところ。

決算企画も色々あり実績追求についつい気持ちが行ってしまいますが、やはり
素晴らしい音に反応してしまう私としては紹介せずにはいられませんでした!!

9/20までのこの機会にConstellation AudioのAltairとHerculesで鳴らす
Contriva Diaceraを体験してみませんか!


担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.jp

お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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