発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナ5555 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556 H.A.L.担当 川又利明 |
No.159 「凄い!!これほどまでに…!?Four Five H.A.L.からのレポート第一弾!!」 |
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/pho/010810/pad_sample.jpg まずは、これをご覧ください。「なに〜??コレェ〜??」と不思議に思われる方も 多いと思いますが…、実はこれ本邦初公開のPAD DOMINUSのシースルー・サン プルなのです。新しい店にPAD製品をショーケースに陳列するに当たり、私が PADのジム・オッド社長に頼んだら何と!!本当に作ってくれたのです!!(*^_^*) こんなものは世界広しと言えども、絶対にここにしかないものですよ。 あのDOMINUSの中身がこんな風になっているなんて私も初めて見たものでした。 ちょっと、これも名物になるかもしれませんね。えっ!「この方がきれいだから 同じものが欲しい〜」なんて方がいたらご相談くださいね。いざとなったら 特注を頼んでみますから。なんと言ってもジムはNoと言わないアメリカ人です から…!! さてさて…、開店間もないFour Fiveでまたしても感動の体験が起こりました。 実は、オープン当初にセッティングをまとめられたスピーカーはGOLDMUND FULL EPILOGUE とAVALON SENTINEL の二つでした。時間に追われ、ポジション を決定するにも人手が必要な大物ふたつを先ず納得の行くレベルまでチューニ ングすることを優先し、ノーチラスは四日遅れて8/11にセットアップしました。 この時のノーチラスは歴代の再生音の中でも最高の出来栄えとなり、来店され たノーチラス・オーナーの皆様に大変高く評価して頂きました。本当に別物 みたいに歌っているノーチラスに一同唖然とした面持ちで聴き惚れていました。 さて、いよいよ最後にセットアップしたのが、このビッグサイズなWEGG3の LUNARE MODEL1でした。先ずは堂々とした立ち姿を見てやってください。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/pho/010810/weg_front.jpg これは最初からバイアンプ駆動を前提としているので、使用したアンプは KRELLのモノアンプ二台。650Mcと350Mcです。 http://www.axiss.co.jp/krelllineup.html#KMONOAMP なんで迷わずKRELLのパワーアンプを採用したかというと、何とこのスピーカー の設計者は、あのアンドラを世に送り出したウィリアム・エグルストンその人 http://www.axiss.co.jp/whatsnew_Wegg3LunareONE.html であり、であれば私が五年前に高く評価した当時のエグルストン・ワークスの 処女作であったアンドラに対するアンプのフィッティングに自信を持っていた のがKRELLであったことから、すんなりとペアリングが決定したものであった。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto35.html この新しいH.A.L.の試聴室では左右の位置関係と前後関係に独特の鳴り方が あって、ご覧のように今回のセッティングではLUNARE MODEL1を相当フロアー の中心に引き出すことで良いポジションを発見することができた。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/pho/010810/weg3set.jpg フロントエンドはKRELLのKPS25scとして、DOMINUSのインターコネクト、 そしてスピーカーケーブルにはトランスペアレントのOPUSということで、 http://www.axiss.co.jp/whatsnew_transOPUS.html 鉄壁のセッティングを行った。前後左右にスピーカーを動かすこと十数回、 これだ!!というポジションにセットしたLUNARE MODEL1の第一声は…。 ウーファーは二つ、ミッドレンジは四つ、トゥイーターは七つ、と3Way 13スピーカーという構成のアメリカ製らしい雄大な広がりが取り柄という イメージでいたのだが、これがとんでもない間違いであったことにすぐに 気がついた。 なんと、大貫妙子のヴォーカルはこじんまりとフォーカスし、なんとも チャーミングな口元を表現するではないか。そして、ヨーヨー・マに 至ってはバックのABOの弦楽のひとつことつが何とピシッと定位し、かつ 解像度が高いことか…、しかも、シングル・トゥイーターのシステムとは 比べ物にならないほどミッドハイレンジの再生に“ゆとり”が感じられ るのである。うう〜ん、さすがだね〜。昨年のマラソン試聴会のステージ でざっくりとした感触だけをつかんではいたものの、これほどまでに楽音の イメージを鮮明に空間に焼き付けて行くスピーカーだとは思ってもみな かった。これは隠されたテクノロジーがかなりありそうだ。そして、これで 安心して当フロアーに導入したスピーカーのビッグ3の各々にすべて自信を もって演奏できるようになったというわけです。ますます皆様に聞いて 頂きたいという気持ちが強くなりました。 さてさて、本日のメインイベントはもうひとつありました。昨年九月に 謎めいた予告で話題となったKRELLのLAT-1ですが、何と本邦初公開で その弟分であるLAT-2が国内最初にここに持ち込まれたのです。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/pho/010810/lat2_front.jpg ストロボを使って撮影しましたが、フロントのストリングス・カバーから ユニットが透けて見えていますが、なんともかわいらしい小型スピーカー となって登場しました。日本価格はペアで218万円を予定しています。 これは、ちょっと強力な新製品ですよ〜!! 私の課題曲を次々とかけていきましたが、そのインプレッションは兄貴分の LAT-1を本当に小型化したものとしか言いようがないほど鮮烈なものでした。 そこで、LAT-1にも施したチューニングをここでも実験したのがこの画像。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/pho/010810/lat2_side.jpg 「えっ、どこがチューニングしたところかわからない」って…?? ごもっともなことですね。それはLAT-1のオーナーにも経験してもらって いる単純で簡単で、そして見逃しやすいことでもあります。しかし、効果 はこのように大きいものです。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0022.html ポイントとしては、ちょっぴりスパイクの長さを調整して後ろに仰角を つけるだけなのですが、これは驚くほどの効果があるのです。そして まぁ、驚いたことに、このチューニングにも敏感にLAT-2は反応し、音場感 は広がるしフォーカスはピシッと決まるし、もともとの素性のよさに加えて この時の変化と演奏の出来栄えは新たな小型ハイエンドスピーカーの登場を 予感させるものでした。「うう〜ん、これはエピローグ1を最初に聴いた時 以来の感動だ!!」と私は一人でうなっておりました。いいです!! そして、更に驚くことが…。以前一時有名になったイギリスの小型スピーカー でAE(アコースティック・エナジー)というのがありましたが、そのメーカーの スピーカースタンドは何とも重厚で重かったこと…。だから、今回のLAT-2の 専用スタンドを見たときにも「ああー、またか〜」なんて思っていたのですが、 その材質を聞いてビックリ!!これすべてカーボンファイバー製なんですと!! スタンド上部でLAT-2を乗せる部分にはラバーが貼ってあるのだが、それを はがして行くと…、見えてくるのはカーボンファイバーの繊維層ではないか。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/pho/010810/lat2_stand.jpg それじゃ、ボトムはどうなっているんだ!!とひっくり返してみると… http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/pho/010810/lat2_stand2.jpg まぁ〜、呆れたと言うか懲りすぎ…というか、こんなスタンド今までにお目に かかったことなかったですよ、本当に…。ハイスピードな印象をもたらした LAT-2の秘密はこんなところにもあったんですねーーー!! 古くはwilson WATT そしてGoldmund Epilogue と私も小型スピーカーの 進化を数多く目の当たりにしてきましたが、この広い試聴室の空間で 立派に鳴り渡ってしまうLAT-2は一体何者なのでしょうか? ちょっと恐ろしいほどの鮮明なインパクトでした!! さあ、この日本で唯一のLAT-2はどこで聴けるのか!! そこに、ここFour Five H.A.L.の使命があるわけです。どうぞ皆様 ハイエンドオーディオにおける最新最高はこのFour Five H.A.L.での 演奏をデフォルトにして体験していってください。お待ちしております。 |
このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。 | |
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担当川又 |
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