発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナミックオーディオ5555 TEL 03-3253-5555 / FAX 03-3253-5556 H.A.L.担当 川又利明 |
2019年6月15日 No.1545 H.A.L.'s One point impression!! - Phasemation CM-2000 |
ハルズサークル会員限定企画である「H.A.L.'s Guest Components」において Phasemation CM-2000(¥1,500,000.)に対する多数のご応募を頂いておりました。 http://www.phasemation.jp/product/cm-2000.html 当フロアーのリファレンススピーカーがHIRO Acoustic MODEL-CCCSに戻りまして、 試聴体制を整え、数日前に下記のようにセッティングしました。 https://www.dynamicaudio.jp/s/20190615165924.jpg 今まではESOTERIC GrandiosoフルシステムにてHIRO Acousticを鳴らしていましたが、 その一角を変更して下記のシステム構成としました。 ■H.A.L.'s Sound Recipe/HIRO Acoustic MODEL-CCCS & Phasemation CM-2000-inspection system https://www.dynamicaudio.jp/s/20190615165913.pdf セットアップ直後から大変良い印象で聴き始めましたが、パッシブアッテネーターと 言えどもバーンインは必要です。エンハンサーCD-ROMを20時間ほどリピートさせて 本格的な試聴に取り組みました。 H.A.L.'s One point impression!!- Bespoke Audioの奇跡!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1302.html バッシプ・プリアンプとしては上記のように過去に何例かの経験がありましたが、 バーンインを行ってからは音質的にやはり違うものがあります。 第一印象が良かっただけに今回も充分な準備をしてからの試聴を心がけました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 「何も足さない。何も引かない。」とはメーカーサイトにある冒頭の一節ですが、 解っているようで解っていない…慎重な解釈が必要になる言葉かと思います。 それは何を基準にして足さない、引かないと考えるかということです。 オーディオの場合には主観的な音質判断にて使い手の好みを追求していくという 事になりますので、この言葉の定義するところも千差万別というものでしょう。 ただ、それは上記のBespoke Audioの場合も同様なのですが、パッシブアッテネーターと いう電源や増幅回路を持たない音量調整機能だけに特化したコンポーネントであれば、 その製品自体は無個性であり無色透明であり、ボリュームコントロールのみに徹して いるものなので音質的特徴を持たないであろうという推論を象徴するに過ぎないの ではないかと私は考えています。 つまりはパッシブ型であれば皆同じ音質になるのか、というと決してそのような ことはないと考えているものであり、信号伝送と音質調整機能をもつものすべてに 個性があるというのが私の実感するところであるからです。 そして、前述のように何を基準として足さない、引かないと考えるかということですが、 その基準とするところは使い手の経験値によって判断材料の大小が決定するものだと思います。 「この音は何か情報が欠落しているのか、この音は元々ないものが付け足されているのか?」 これは聴き手の好みによって左右される答えであり、主観的な評価で判定しなければ ならないものなので普遍的解答というのは存在しないものでしょう。 ですから、今回の試聴において私が感じたことも、私の経験値によって高レベルな オーディオシステムと環境による膨大な再生音の記憶と評価、そして私の感性に おける美意識の反応において述べているということを前置きしておきます。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 上記のPhasemation CM-2000-inspection systeではESOTERIC Grandioso C1という プリアンプと、それを使用するための電源関係との置き換えであり、スピーカー そのものが“音楽を裸にする”という比喩で私が基準としているHIRO Acousticと いうこともあり、その部分的な変更は第一声から私の記憶と照合して端的な変化と して実感されたものでした。 ■マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章 小澤征爾/ボストン交響楽団 この定番課題曲は演奏開始直後に今までと違う質感を感じました! 「おっ! オーケストラが明るくなったように感じるのはなぜだ?」 抽象的な表現ではありますが、私が直感したことを表現するのにどんな言葉が 適切だろうかと散々悩んだのものです。しかし、結局この一言を選びました。 ただし、この選択は今後のすべての課題曲でも共通することであり、この一言から 様々な分析へと考察が展開していったのです。 先ず弦楽五部の各パートにおいて演奏者一人ずつの足元にLED照明を置いたかのごとく、 弦楽奏者個々の音色と質感が集団の中において存在しているという見え方なのです。 例えば、1st、2ndヴァイオリンでは26個の照明がステージにともり、演奏者一人ずつの 音色が確かに存在し、それらが空間で融合し調和した旋律を奏でているという解像度の 素晴らしさとして見ることが出来ます。 つつましい光量のLEDによって一人ずつがライトアップされ、奏者の身体が旋律の 進行に伴い指揮者の挙動にきっちりと呼応して、一個の集団と化して見事な同期を 見せて統制された躍動感のもとに彼らの上半身が律動的な動きを見せるのです! 当然この照明効果は他の弦楽にも素晴らしい分解能となって現れ、ビオラ、チェロ、 コントラバスの各々でも集団でありながら個々の奏者の音色の違いを感じさせ、 弦楽各パート内部に多数の色彩感が浮き彫りにされるという描写力に圧倒されます! 同様に管楽器に関してもトランペットの質感も明るさを増し、発した響きもライト アップされたように輝きながら空間を満たしていくのですが、そこには微塵の ストレスもなく爽快な響きが心地よく聴こえるほどの滑らかな光沢感を発揮します! そして、木管楽器のソロによる短いパッセージがステージのそこここで湧き上がり、 奏者の足元にある照明が立ち位置を明らかにする定位感の素晴らしさとして感じられ、 その響きを空間に広めていく際の音源と残響という余韻感の要素を際立たせるのです! ESOTERIC Grandioso P1XとD1Xというソースコンポーネントの実力が膨大な情報量と してPhasemation CM-2000に入力されているわけですが、私はここで何も引かないと いう崇高な目標が楽音の質感として素晴らしい描写力となり、間違いなく達成されて いるものと実感したのです! さて、上記の小澤征爾/ボストン交響楽団によるマーラーの録音から30年後に収録 された次の課題曲で、録音内容の近代化という違いはあれど単なる音量調整機能 だけではない要素を私は感じ取っていたのです。 ■マーラー:交響曲第五番 嬰ハ短調 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団 http://www.kinginternational.co.jp/classics/hmm-905285/ http://www.kinginternational.co.jp/classics/kkc-5842/ https://www.ongakunotomo.co.jp/m_square/readers_choice_total/index.html 冒頭のステージ上手の奥から奏されるトランペットの質感に先ずロックオンしました。 これは解りやすいチェックポイントでありながら今後の考察につながる大きなヒントでした! 音量の大きなトランペットの楽音の発祥地点、演奏者との距離感とも言える奥行き感は、 楽音の分解能が不十分であれば遠近感は薄くなり音源と残響の分離というか、 演奏者の位置や音像そのものが曖昧になってしまうこともあります。 しかし! 私はPhasemation CM-2000のボリュームノブの角度を13時くらいまで 上げていきましたが、トランペットの音源位置がピンポイントでくっきりと見える! そして、その楽音には極めつけの透明感があり、切れ味の良い質感でありながら 耳を圧迫するようなツンとした刺激成分は全くない心地よく伸びる楽音が素晴らしい! 低い音階の金管楽器と打楽器の連打がうねるように展開し、強烈なフォルテを叩き 出すオーケストラの迫力を真正面で捉えるが、シンバルの強烈な楽音に眩しさはなく、 数秒間のうちに静寂を取り戻すステージには前述の足元照明があることに気が付く。 そして、弦楽五部による主題が厳かに流れ始めると、前曲同様に集団であるはずの 弦楽奏者の多様な内部の色彩感がここでも確認できる。これはいい! 録音技術の進歩が情報量の増加につながっていると実感し、各パートの音像が 空間の中で極めて鮮明な輪郭を描きながら、大編成オーケストラの内部に秩序ある 配列と分解能の素晴らしさを実感させる。これは素晴らしい! ここではたと気が付く! 各パートの音像…、マーラーの大編成でのオーケストラで以前と違うところを 意識的に見てしまったが、最近入手した違う編成の課題曲をここで聴くことにする。 ■アルバン・ベルク & ベートーヴェン : ヴァイオリン協奏曲 / イザベル・ファウスト (Berg, Beethoven: Violin Concertos/ Isabelle Faust) [SACDシングルレイヤー] [国内プレス] [限定盤] https://artist.cdjournal.com/d/berg-beethoven-violin-concertos/4118101614 ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61の第一楽章。文句なしの高音質録音であり、その 情報量は楽音の質感だけでなく空間表現おいても素晴らしい演奏が始まった。 古典的なオーケストラ編成というのか、少数の木管楽器と打楽器を従えた弦楽の 素晴らしい旋律が進行していく三分ほどの前奏を経て、名手イザベル・ファウストの ヴァイオリンがセンターに登場する。いや〜、惚れ惚れする演奏と音質です! この録音では響きが拡散していく空間描写が実に素晴らしく、弦楽五部の各パートの 残響が自然に広がっていき、マスタリングのセンスの良さがオーディオシステムの 品位と比例するかどうかをチェックしたくなる貴重なSACDシングルレイヤーディスク。 演奏空間という背景があってこその音像という存在感と対比があろうかと考えたが、 HIRO Acousticというスピーカーは音楽だけでなく録音も裸にするという能力が 私の分析方法に最適な試験官となってくれた。そう、空間と音像の両方が見える! 約23分の第一楽章をずっと聴きながら、このディスクにおける情報量の素晴らしさに 舌を巻き、Phasemation CM-2000で聴くことにより通常のプリアンプと性格的に どう違うのかと考えていた。 私はここで何も引かないという言葉を先ず肯定し、クラシック音楽のホール録音で 感じてきたことを、どう証明するか裏付けたらいいのか早くも次の選曲で確認 したくてうずうずしてしまった! ■UNCOMPRESSED WORLD VOL.1 よりTRACK NO. 3 TWO TREES http://accusticarts.de/audiophile/index_en.html http://www.dynamicaudio.jp/file/100407/UncompressedWorldVol.1_booklet.pdf マンフレート・アイヒャーによるECMの素晴らしい録音を彷彿とさせる広大な空間を 展開するサックスとピアノのデュオという課題曲。先ずはシンプルな編成での録音。 楽器の数が少ないほど楽音の核というか音源の中心とリバーブによって構成される 雄大な空間の対比に注目する一曲。結論を先に言うと、オーケストラだけでなく こんなスタジオ録音においてもPhasemation CM-2000の魅力が素晴らしいく発揮された! センター左寄りのスピーカーユニットが存在しない中間点に定位するサックス。 運指の状況がサックスのキーとタンポの動きとして小さなパタパタという機械音と して感じられる情報量の見事さもあるが、そのリードが発した音がベルを通じて 放射され空間に広がっていく過程を絶妙のリバーブによって空間に描き出す! このサックスの音像という捉え方をするにはリバーブによる空間サイズが大変 広大であるがゆえに音像としての定点観測がしずらいのだが、リードのバイブ レーションが発生しているという空間の一点にピンを打ち、朝顔管の響きが最も 濃厚と思える中空の一点に視線を固定して聴き続けた! そして、ピアノも同様にセンター右寄りの空間に鍵盤が並ぶように定位するが、 そのキーひとつずつの打鍵のポイントを一音階ごとに定点として音像として固定する。 そんな試聴方法で聴き慣れたデュオの演奏が構成する音像と音場感の両方を見つめ、 今までと違う感触を感じ始めていた! 「Phasemation CM-2000で聴くと音像が細かく小さくピンポイントに凝縮している!」 ようやく言葉で表現することが出来たようだが、この分析には音像だけでなく情報量と しての空間再現性が傑出しているという大前提が伴っている! これです重要なのは! 次なる分析のために選曲したのも定番の課題曲。ウッドベースとヴォーカルだけ というシンプルな編成でのこの曲です。 ■DIANA KRALL「LOVE SCENES」11.My Love Is http://www.universal-music.co.jp/diana-krall/products/uccv-9378/ 先ずはDIANA KRALLのパルシブなフィンガースナップが炸裂する印象的な導入部。 ここにも上記の音像の凝縮効果が生きています! ピシッと鋭さはそのままに刺激成分がなく、ほ〜とため息が出るような透明感の 素晴らしいスナップが爽快に空間に残響を広げていくのだから堪らない! さて、前述のように中高域の音像表現に関して極めて凝縮され濃密なフォーカスを 描くのがPhasemation CM-2000の特徴であると述べましたが、この選曲の理由は 低域に関しても同様な傾向があるかを確認したかったからなのです! この曲でChristian McBrideのウッドベースがどのような音像を示すのか? ノンリバーブでことさらドライな録音によるベースの質感に注目しました。 「おーっ! このライザップ効果は物凄い! こんな引き締まった低域が出るのか!」 打楽器のように一瞬の炸裂だったら低音楽器の音像を観察しにくいものですが、 いやいや! Phasemation CM-2000がソースコンポーネントから引き継いでパワー アンプに伝送した低域信号が、HIRO Acousticに直立不動の気を付け! という 号令をかけたがごとく、低音の楽音に対して極めつけの制動感をもたらしていた! そして、何と言ってもヴォーカルです! リバーブによって質感を整える録音は 多数ありますが、前述のように空間表現が素晴らしいPhasemation CM-2000は ここでも真価を発揮しているのです! DIANA KRALLのヴォーカルは見事の一言! オーケストラで実感したしなやかさと滑らかさが、センターポジションに浮かぶ 彼女の唇の動きまでも捉えたかごとくの描写力で、今までにないヴォーカルの 魅力を新鮮な驚きと共に私の眼前で展開するのですから堪らない! さて次だ! ■HELGE LIEN / SPIRAL CIRCLE 7. Take Five http://diskunion.net/jazz/ct/detail/XAT-1245411462 前曲とは対照的にドラムと各種パーカッションの鋭いインパクトでの反応を見る選曲。 以前にも試聴には多用しているので、金属製パーカッションがいかに鋭く高速反応で 録音されているかをスピーカーとコンポーネントの分析評価に利用してきました。 先ずは高い音階での打音の鮮明さと反応の素晴らしさがHIRO Acousticによって証明される。 Phasemation CM-2000で更に音像は小粒の打音としてくっきりと描かれる見事さ! これは電源と増幅回路を有する、いわゆるアクティブなプリアンプでの描写とは 異なる質感であるということが前曲との相互評価として確認できた。いいです! 正にコンマ何秒という打音のインパクトによる音像サイズの着目点は想定内だが、 ここでオーケストラでも感じていた低音階の楽音での傾向を思い出さずにはいられない! そう、キックドラムの音像とテンション、立ち上がりの鋭さと無用な残響を残さず、 膨らまない低音の音像という特徴がPhasemation CM-2000にあるという発見だ! HIRO AcousticとESOTERICコンポーネントによって基本的に余分な低域は出さないと いう大前提でのシステム構成において、Phasemation CM-2000はジャストミートしている! ドライなキックドラムの質感で低域に関しても音像の縮小と制動力の素晴らしさを 確認して、楽器編成を大きくしての次の課題曲を聴いてみることにした。 ■FIFTY SHADES OF GREY ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK 3.THE WEEKEND / EARNED IT(TRADUCIDA EN ESPANOL) http://www.universal-music.co.jp/p/UICU-1262 「お〜! 演奏全体が明るくなった? いや! 軽くなったのか?」 冒頭からのスネアの鋭い打音とシンクロするように重厚な低弦がセンター右寄りの 空間に高速に沸き上がる圧巻の演奏は以前の記憶の通り。しかし… その重厚な低域の響きに多種多様な色彩感を内包していたということに気が付く! Phasemation CM-2000で初めて私も体験する低音の解像度という実態が、前曲の 音像引き締め効果だけではなく連続する低音の中に数層の響きと音色のレイヤーが 存在していたということを発見してしまったのです!! 再度語ることになりますが、電源と増幅回路を有する、いわゆるアクティブなプリ アンプでの描写とは骨格が違うということだ! 一般的なプリアンプのどれをとっても、これほどタイトに引き締まり低音楽器の 内面的な多層構造の響きを分離して聴かせたものがあっただろうか? いやない! 低音楽器の音像が引き締まり凝縮されただけでは、音楽全体が細身の貧相な音に なるのかというと全く違う。それは分解能が高まった低音ではあるのだが、 そこから発せられる低域の残響成分が完璧な情報量として広大な空間を提示する! 低音の余韻感が空間を満たすことで楽音が細く貧相になることはなく、今までに 感じられなかった低周波の残響がHIRO Acousticの忠実な低域再生という能力に サポートされて私でさえ初体験という重厚な余韻をもたらしている! 素晴らしい! 芳醇な低音の魅力に聴き入っているとハイハットの刻みや鮮明なパーカッションの 打音などは前曲までの分析と変わらず、そしてヴォーカルが中空にくっきりと克明な 音像を描く立体感に痺れてしまった! いやはや、スタジオ録音でこれほどの空間を 描き出すとはどういうことか? 答えは簡単、それほど音像と残響が鮮明だということ! そうか、そういうことか! 「他の一般的なプリアンプでは低域も中高域も、それなりに肉厚感のある音像だが、 Phasemation CM-2000では一切のぜい肉がないのだ! これは真似できない!」 私はここで何も足さないという崇高な目標が、楽音の音像を曖昧に膨らませること がない輪郭の鮮明さとして素晴らしい描写力となり、間違いなく達成されている ものと実感したのです! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 先ず、ホール録音のオーケストラで楽音の質感と空間表現に関わる新発見があり、 その情報量の豊かさから何も引かないという意味を感じ取った。 そして、スタジオ録音の課題曲では広大な音場感を維持したまま、低域から高域まで 全帯域での音像の凝縮という特徴から何も足さないという意味を感じ取った。 つまりは、音楽を裸にするスピーカーHIRO Acousticに続いて、音楽を裸にする パッシブプリアンプが登場したということを結論として報告させて頂く! メーカーサイトでは「コントロール・マイスター」という表現を使っているが、 何をコントロールするのかという真意を私は最後に言いたい! コントロールするのはボリュームだけではないのです! 音楽の中心、楽音の核、演奏の背景、これらを構成する情報量全てをコントロールするのです!! ハルズサークル会員限定企画を毎回実施しています。この機会にご入会下さい! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/circle.html |
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