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2017年6月26日 No.1408 Sonusfaber AMATI Traditionが更に素晴らしい美しさに変貌しました!! |
今日は三時間ほど集中してAMATI Traditionを聴き続けてしまいました!! 来店されたお客様は私の選曲が面白いのか音質が素晴らしいのか、試聴している 私の背後に多い時には五人ほどがソファーに座り聴き入っておられまして、 まさに独演会というかイベントのような状況になってしまう一幕がありました。 以前に発表したシステム構成と何が変化したのか下記にてご覧下さい。 http://www.dynamicaudio.jp/file/H.A.L.'sSoundRecipe_AMATI_Tradition_ESOTERIC.pdf 当フロアーでのセッティングの関係上、パワーアンプとスピーカーとの距離が遠く なってしまうのが悩みの種であり、しかも来週の試聴会のためにアンプを切り替える 必要性もあり長尺のスピーカーケーブルに変更したのですが、これが当たりました!! そのスピーカーケーブルとはこれです! WireWorld Eclipse7(ECS7/5.0m)×2Pair ¥750,000 http://naspecaudio.com/wire-world/speaker_cable-series7/#ECS7 ボストン交響楽団、パリ管弦楽団、マリインスキー劇場管弦楽団による私の三大課題曲で オーケストラを聴きましたが、以前聴いていた質感と空間表現とは別物の鳴りっぷりです!! 弦楽には更なる滑らかさと艶やかさが加わり、弦楽五部の各パートにおける音色の 再現性において中間色の響きというか、芳醇な香り立つような余韻感が素晴らしい!! 管楽器の各パートが発する響きの連鎖によって絶妙な空間が再構成され、生き生きとした 躍動感が演奏者の存在感をぐっと向上させる変化にただただ驚きと感動の入り混じった 一種の興奮状態で聴き続けてしまいました。 それらの変化は管弦楽部の後方に控える打楽器群にも鮮明さという変化をもたらし、 打音そのものよりも発音した後の響きのスケールアップに貢献してくるのです。 オーケストラで感じ取った美的変化の様相を総合的に一言で述べるとすれば、 楽音の質感にしっとりとした潤いを与え、音階の移行に関して極めて滑らかな つながりを楽音にもたらし、低域から高域までシームレスな自然さが向上した ということでしょうか。 この他にも多数のヴォーカルやパーカッションなど鮮明無比なスタジオ録音を何曲も 聴いたのですが、前述のオーケストラで感じ取ったことが他のジャンルの課題曲に おいても発揮されていたのです。 ヴォーカルの自然さは弦楽器の質感向上から想像できるものでしたが、多数の曲で 以前に聴いていたAMATI Traditionとの違いが楽音の質感だけではないと察しました。 オーケストラの管弦楽器の響きと余韻感の変化で発見していたことが、スタジオ録音に おいても間違いのない実感として明記すべきは、楽音すべての余韻情報の絶大な変化が あったということでしょうか。 それらを私は良く情報量という言葉で表現するのですが、発生した楽音が完全に 消滅するまでの時間軸が延長される、というか本来あるべき余韻感が聴こえてくる ようになったという事が正解なのかもしれません。 弦楽やヴォーカルのように連続する楽音は周辺にたなびく微小な残響を空気にはらませ、 透き通るオーラをまとわせるかのように余韻のひだを空間に刻み付けていくかのようです。 そして、パルシブなパーカッションやオーケストラの打楽器でも、その鋭い一音が 発せられた瞬間から周囲に響きのグラデーションを拡散し、次第に希薄になっていく 余韻の最終段階までAMATI Traditionの非凡な能力でトレーシングしていく見事さに スピーカーケーブルによる革新的な変化を確認したものでした。 私はケーブルによって変化するオーディオシステムの能力と情報量に関しては 以前から言葉が尽きるほど述べてきましたが、主役であるスピーカーAMATI Traditionに よってケーブルの能力という視点を再認識させられました。敏感なのです! 一曲の課題曲でこの部分という各論としての変化を述べるには時間も気力も今日は 足りないものですが、聴いた曲の多さと、知らず知らずに楽しみながら聴き続け、 早く次の曲を聴きたいという気持ちにさせてくれたAMATI Traditionは、 やはり私にとっての傑作なのでしょう。 この音を一人でも多くの皆様に聴いて頂きたい! しかも、私の作り出した音で! 言葉よりも実演でという事で、皆様のご来店をお待ちしております!! |
担当:川又利明 |
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