発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナミックオーディオ5555 TEL 03-3253-5555 / FAX 03-3253-5556 H.A.L.担当 川又利明 |
2017年1月16日 No.1360 Acoustic Grove Systemの思想を体感した感動と新製品情報!! |
先ずは導入部として2009年の下記のエピソードからご紹介します。 「最先端かつ最高レベルを求めるステージに絡んだH.A.L.'sアイテムとは!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/640.html 私のオリジナル商品であるB-boardを日本音響エンジニアリングの推薦によって NHK HD520スタジオ・リニューアルプロジェクトにて採用して頂いたというものです。 その節は大変お世話になりましてありがとうございました。 http://www.noe.co.jp/technology/26/26news1.html ■注記:日本音響エンジニアリング株式会社/技術ニュース 第26号 (2008年9月 発行) さて、上記のNHK HD520スタジオの紹介記事に将来性を考慮して最先端の音響技術を 駆使したスタジオの図面が掲載されています。それをご確認頂ければと思います。 次に下記の図面をご覧下さい。何だか似ていませんか。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20161206-01.jpg http://www.dynamicaudio.jp/file/20161206-02.jpg そうです、これは日本音響エンジニアリングが誇るSound Laboratoryです。 ここは上記のHD520スタジオが完成してから建築されたものでした。 https://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12_08.html 同社のAGSが開発され日本でも最先端のスタジオにも導入され、業務用分野はもちろん 一般ユーザーのオーディオルームでも実に多数の納入事例が今までの実績として 紹介されるまでになりました。下記の中には私のVIPの事例も掲載されています。 https://www.noe.co.jp/service/audio/cases.html そして、上記のブリーフニュースには次の一節がありました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- そして、このスタジオでも実装装備された新技術に私は大きな関心を持ちました。 ↓これです!! http://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12.html このAcoustic Grove Systemは一般家庭でも使用できるような商品化を目前にして いるということで、日東紡音響(現在は日本音響)エンジニアリング株式会社の ご担当者から一度同社の試聴室に来て頂きたいという要請も頂き、近い将来に 実現したいと思っています。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- この商品化の第一弾がSylvanであり、その後にAGSの発展商品として各種ANKHが 開発されてきたわけです。 https://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12.html このAGSの原理と同じくしてSylvanやANKHが開発されたわけですが、スタジオ仕様と 本格的なAGSとどこが違うかというと、製品の奥行きというサイズに関することで 説明が出来ると思います。 標準仕様のANKHは奥行きが23cmですが、AGSは60cmあり、80Hzという最低域まで 効果を発揮するように設計されてます。 https://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12_01.html AGSの原理であり基本構造の柱状拡散体の柱一本の太さは業務用AGSでは最大で 直径20cm、次に15cmや10cmというかなり太いものが使用されており、そのために 奥行き60cmが必要になっているものです。 一般家庭では奥行き60cmというものでは室内が狭くなってしまうので、中々使用 出来ませんが、そこを低域用の吸音層を別途設計に盛り込むことで解決し、ANKHの 採用でも設計原理がしっかりと実用性を持つようにオーディオルームを設計します。 その好例が下記のケースであると思います。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1331.html さて、前置きが大変長くなってしまいましたが、いよいよこれからが本番です! 先ずは↓この写真から。私が同社のサウンドラボを訪問して試聴開始した場面です。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20161207-IMG_0243.JPG スピーカーは同社のNES211Sであり、業務用スタジオで求められる最も大きな要素である ナレーション、つまりは肉声をいかに忠実に再現されるかという視点で開発されたもの。 ですから特にヴォーカルが素晴らしく、当日は同社推薦のヴォーカル曲で試聴しました。 https://www.noe.co.jp/download/pdf/nes.pdf その他のコンポーネントは下記にてご覧下さい。 https://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12_08.html 最初は天井から床までの厚いカーテンで室内全面を覆っている状態ですが、そこに 最初の変化としてSylvanを二台だけ、ぽつんと置いて聴いて欲しいとのこと。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20161207-IMG_0244.JPG この段階で私は改めてSylvanの威力を思い知ることになります。ヴォーカルの質感が ぐっと向上し、フォーカスが鮮明になり音像がくっきりとしてくるのですから驚きです! 選曲も再生音量も同じくして、いよいよカーテンを全開するとこのようになります。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20161207-IMG_0245.JPG http://www.dynamicaudio.jp/file/20161207-IMG_0246.JPG 二台のSylvanからフルAGSに空間の支配権が交代し、ヴォーカルのフォーカスが更に 絞り込まれ、驚くべきは楽音が消滅するまでの過程に生命力を与えたことでしょうか! 私の試聴室もQRDの採用で音響空間としては自負できるだけのレベルなのですが、 AGSにおける変化は単に残響時間の整理、拡散効果のあり方、伝送周波数特性の平坦化、 というような今までの観念とは異なる音響空間の清浄効果というイメージなのです。 つまり、楽音が消滅していく過程における美意識の具現化であり、発せられた音波を 適当な時間軸でぷっつりと途絶えさせるのではなく、楽音の発祥から残響が減衰する 有様に響きの要素を与え、音波の減衰から消滅ではなく響きの中に楽音がすーっと 遠くに消え去っていくという心地よさと快感が、この私でも経験がない程の美しい 楽音の後ろ姿を見せてくれたのです。ヴォーカルの存在感が環境によってこれほど 大きくイメージチェンジするという驚きと感動を、この私でさえも初めて体験しました!! そして、今回の実験試聴には以前にはなかった続きがありました。これです! http://www.dynamicaudio.jp/file/20161207-IMG_0247.JPG スピーカーの前に置かれたANKHとは何か? 形状はこのようになっています。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20161103-ankh6.01.jpg http://www.dynamicaudio.jp/file/20161103-ankh6.02.jpg これは歴代ANKHの集大成ともいうべきフロアー用で2016年1月16日に発売される ANKH-VIです。プレスリリースを下記にてご覧下さい。 https://www.noe.co.jp/download/pdf/AGS_ANKH_VI_PR.pdf 今までは床の反射面に対してはカーペットなどで高域のみ吸音させるという対策 しかありませんでしたが、ほぼすべてのオーディオルームはフローリングであり、 高域だけの吸音では満足な音響処理は出来なかったものです。 AGS効果の最後の一手としてフロアー用ANKHがもたらしてくれた効果は、今までの 実験で変化してきた各項目の音質的変化を更に高めるものであり、せっかく壁面や 天井で実施したAGS効果を完結させる有効な手段であると実感しました!! 最後に、AGSの究極的効果を身をもって体験したという証拠写真を記念撮影しました。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20161207-IMG_0248.JPG それで、私はどうしたかというと…。こんなこと、やってしまいました!! http://www.dynamicaudio.jp/file/20161103-ankh6.03.jpg http://www.dynamicaudio.jp/file/20161103-ankh6.04.jpg (発売前の試聴評価のためのセッティングで常設はしておりません) こんな音出すのか!!HIRO Acoustic MODEL-CCCS驚異の進化形とは!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1358.html H.A.L.を立ち上げて今年で25年。その長らくの活動で私が体験してきた最高峰の システム構成で最も重要なスピーカー、HIRO Acoustic MODEL-CCCSにて確認した ということでANKH-VIを皆様に推薦できる確固たる根拠をモノにしたと断言します!! 皆様が情熱を傾けて導入したコンポーネントの本来の音とはいったい何だろか!? その本来の潜在能力を引き出すための環境作りは、電源やケーブル、ラックなどと 同意義に重要なものであり、皆様のオーディオに対する投資を保護して有効活用して 頂くための決め手として推薦していきたいと思います。 ハルズサークル会員限定での試聴企画を実施しています。この機会に是非ご入会下さい!! |
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