No.0633 2020年11月2日 H.A.L.'s Monitor Report-Y'Acoustic System Ta.Qu.To-BNC |
Vol.1「恐るべき効果、美しい音に感動です!」 ■最近の投稿をご紹介します。 H.A.L.'s Documentary Vol.3-我が家のHIRO Acoustic MODEL-CCS導入記 https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/fan/hf_hear0716.html HIRO Acousticオーナーの厳しい耳と感性に評価されたTa.Qu.To-XLR https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/news/1622.html 上記のTa.Qu.To-XLRの導入後からの続きとなります。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 神奈川県海老名市 T.H 様より 川又さん: Ta.Qu.To-BNCの自宅試聴ですが、24日以降で都合の付く日程でお願いします。 XLRは24時間エンハンサーをかけ続け1週間で、結構良くなっています。 未だ、試聴時の完全透明な状況にはなりませんが、更に1週間あれば、 それなりの音質になると推測します。 このレベルだと、完全熟成には1ヶ月以上かかりそうなのでBNCの試聴に進みます。 ラインケーブルのエージングが完了し、自宅試聴時の音質が得られるようになりました。 2週間、24時間のエンハンサー再生の後通常のOFFと音楽再生を経て、 初期からするとケーブルの介在を感じない、透明な音質に至りました。 到達性能が高い分、長期のエージングが必要な印象です。 ハイエンドのCDプレーヤには必須のパートナーですね。 未だ未だ、旧Grandiosoにもポテンシャルがあることを実感しました。 ということで、次ステップとしてBNCケーブルの自宅試聴のスケジュールについて アップデート頂けると有りがたく。よろしくお願いします。 ■試聴結果 比較のつもりで現状の音を聞いてから、ケーブルを交換したのですが…。 Ta.Qu.To-BNCでの音の余りの違いに比較不要と判断しました。 但し、従来の設定では一部のピアノ録音等で、輪郭の明確な再生が魅力的でしたが、 大多数のディスクで、輪郭が明確すぎて縁取りしたような音になり、またざらつきの ような音色で、特に金管楽器は刺激的な音で、音響再生としてはデモ効果抜群ですが、 音楽鑑賞にはならない音質でした。 ここまでが、初日で、2日目に(1)クロックのモード切替(アダプティブゼログラウンド A.GNDと通常の比較:緑 vs. 青 点灯)および、(2)DAコンバータのみ、(3)CDプレーヤ のみTa.Qu.Toとした比較を行いました。 (1)のクロックのモードの影響が最も大きく、デフォルトで使っていたA.GNDでは、 現行ケーブルでも良い結果が得られませんでした。 HIROアコースティック導入後クロックモードの比較をやっていなかったのですが、 現行ケーブルでもぼけた音のフォーカスが通常モードで絞まりました。 現行ケーブル(P1:Jorma Design、D1:Esoteric) Ta.Qu.To-BNCでは、上述のざらついた音が、もの凄く透明でクリアな音になりました。 モードによる余りの違いと、これまで何を聴いてきたのか疑問に思える、Grandiosoの プレーヤの美しい音に驚きと感動を覚えました。これぞ、長年私が求めていた音です! (2)と(3)では、G1を通常モードとして、プレーヤの新ケーブル切り替えの効果の方が、 DAよりも大きい結果でした。 ケーブルの試聴では、エージングは十分されていると思いますが、一晩ならし運転して、 ケーブルを抜き差しすると音が安定しました。 最初にクロックモードの切り替えをした際には、少しざらつきが残っており、その後 購入本数を決めるために(2)(3)の比較を行って、新ケーブル3本のみと比較すると、 完璧に透明な再生となり、余りの美しさに驚きました。 Transparentのスピーカーケーブルに勝るとも劣らない、劇的な効果と、CD再生の 完成度の高さで、Grandiosoのプレーヤには必須ですね。 HIROアコースティックでない再生環境では分かりませんが、ESOTERICはメーカとして、 この事実を認識して検討・検証して欲しいレベルの効果です。 クロックの効果がこんなに高い、即ち、Grandiosoの真価を発揮するには配線の 条件が極めて重要となります。 技術者としては、他の高級プレーヤでも検証して欲しいですね。 川又さんのところでCDプレーヤを購入検討される方には、比較試聴必須と 申し上げたいです。 一旦、この音を聴くと、二度と元には戻れません。 とにかく美しい! BNCケーブル試聴の結論ですが、3本(1m)を購入します。 吉崎さん: 素晴らしいケーブルです! XLRのラインケーブルとしての超素直な音質にも感動しましたがBNCケーブルは別格です。 HIROアコースティックのスピーカーはテスト装置の性格があり、導入以来の多くの システム変更で、音質に僅かな違和感を感じることもありましたが、今回のBNC ケーブルの変更で、恐らく、システムとして頂点に近くなったと思います。 ハイエンドのシステムユーザに広く進められるもの凄く素直で高品位の特性で、 多くの方に自宅試聴していただきたいです。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より T.H 様 ありがとうございました。技術者であり研究者でもあるT.H 様から頂く ご感想は贅肉のないストレートな文章で的確なポイントのみ押さえた簡潔な レポートとしてありがたく拝見しております。 そして、自宅試聴での結果から毎回のご注文を頂きました事にも重ねてお礼申し上げます。 最後に吉崎さんへのメッセージも頂きまして、ご本人も大変喜び励みになると コメントがありました事もご報告させて頂きました。 これまでも私のオリジナル商品はハルズサークルの皆様に育てて頂いたという経緯が ありましたが、Ta.Qu.Toケーブルは全て会員の皆様からのご注文であり、更に販売の 過程において全て試聴の上で選択して頂けたという事実を追記させて頂きます。 「他のケーブルにはない最大の特徴! 音像を支配するTa.Qu.Toケーブルの神業!」 このように述べている特徴は言葉のみではなく実体験として評価して頂けたという 事であり、私がHi-End Audio Laboratoryとして追求する音質傾向の理想でもあります。 H.A.L.での試聴体験によって皆様の経験値が高まり音質判定の基準も同時にレベル アップされることで、結果的に皆様のシステムに対する選択とチューニングの方向性 というもを発見して頂ければと願っているものです。 別件ですがTa.Qu.To-SPL、そしてTa.Qu.To-XLRと連続しての自宅試聴から導入して 頂きました会員がいらっしゃいますが、今回もいの一番にハルズモニターの応募を 頂きまして既にTa.Qu.To-BNC(3本)のご注文を頂き納品も完了しておりました。 確かにマスタークロックジェネレーターを使用しているケースは少数派ではあると 思いますが、それゆえにBNCケーブルの価値観をご理解頂けるものだと私も実感して いるものでした。本当にありがとうございました。 単なる販売のための試聴室ではなく、ユーザーの感性を高めていく事が専門店として 本当に大切な事と考えており、今後もそのポリシーを貫いていきたいと思います! ハルズモニターは会員限定企画です。この機会に是非ご入会下さい! https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/circle.html |
担当:川又利明 |
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