No.0620 2018年1月10日
 新着投稿⇒H.A.L.'s Monitor Report-H.A.L.'s E.S.Insulator

Vol.10「ひと言で言えば音楽のリアリティが上がり生々しくなった!!」

次々にハルズサークル会員からのインプレッションが寄せられてきました。
まだまだ本企画では応募を承りますので是非皆様も体験して頂ければと思います!

■H.A.L.'s E.S.Insulatorとは何か!? そのすべてを特設ページにてご覧下さい!!
http://www.dynamicaudio.jp/5555/7/ESI/

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青森県弘前市 H.T様より

前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0604.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0603.html
これまでの投稿をご紹介します。歴史がありますね〜。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0567.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0558.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0536.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0533.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0511.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0485.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0536.html

■H.A.L.'s E.S.Insulator試聴記

H.A.L.'s Circle Reviewで紹介されたE.S.Insulator。
読み流していたが、VIPとおぼしき方々の試聴記を読むにつれ、気になってきた。
聴いたらお仕舞いと思うが、試聴を希望。

先ずは、常用のCD再生装置に装着。キソ・アコーステックHB-1(ハワイアン・コア)に、
CDプレーヤ:TAD/D600とその電源部、アンプ:オクターブV80とその電源部が接続されている。

いずれもE.M.G-board(以下、川又ボードと表記)を敷き、Black Ravioliその他の制振
インシュレーターを装着している。

スピーカーの前には、今回試聴したE.S.Insulator開発のAitec/Λ3.16 premium が鎮座している。

E.S.Insulatorの機能は静電対策ということなので、制振インシュレーターと併用するのが
望ましいと思われるが、E.S.Insulatorを機器の下に置くと、高さのあるインシュレーターは使えない。

とりあえず、川又ボードのうえにE.S.Insulator装着。
以前から試聴用にしている聴き慣れたCD再生。

インシュレーターの効果は、一聴で分かった。
音の響きと音場の奥行きが深くなり、低域の量感が増し、同時に音の輪郭が明瞭になった。
ひと言で言えば、音楽のリアリティが上がり、生々しくなった。当然、聴く音量も上がった。

もう一系統のCD再生。Studer/D730 をデジタル・アウトでdCS/DAC Debussyに繋ぎ、
V80に出力している。

先ずは、ラックにD730を置いただけ、なにも装着せずに聴き慣れたCD再生してD730の“原音”を記憶。
全体に高域が張り出し、うるさく聞こえて音量を上げられない。

長く試聴用としてきたタリス・スコラーズのジョスカン・デ・プレ/ミサ曲。
トラック1は、教会内に4声が深々と響き、空間の大きさを感じさせて超魅力だが、
トラック2以降は再生装置に問題があるとこの深々とした響きが消え、4声の位置も不明確になる。
この再生には散々悩まされてきた。

それを解決させてくれたのは、これも川又さん推奨の金粉入り端子塗布剤。
Λ3.16や今回のE.S.Insulatorを開発したAitec社のΛ1.2。
今まから5年近く前のことである。

次に川又ボードだけを敷く。
トラック2以降も響きと余韻が再現されるが、トラック1とはまだ差がある。

川又ボードのうえにE.S.インシュレーター装着。響きが深くなり、奥行きが深くなった。
同時に音の輪郭が明瞭になり、4声の位置が明瞭になった。ほぼ満足できる再生。

Studer/D730は、スペックを比べたら数万円程度のCDプレーヤにも劣るだろう。
SACDも再生できない。しかし、宇野功芳でないが、これでなければ聴けない音もある。

例えば、有名なベームのモーッアルト・レクイエム。手元には、1984年発売のCDの他に、
プラチナSHMやシングルレイヤーのSACD、他にレコードも何枚か。

冒頭の合唱が、地獄の底から這い上がってくるように凄みをもって聞こえるのは、
1984年発売のCDだけ。

これをStuder+E.M.G.ボード+E.S.インシュレーターで再生すると、一段と凄みが増す。
CDの音は、近頃は随分よくなったが、90年代くらいまでに発売されたCDには、Studerで
再生した方がよく聞こえるものが少なくない。

逆に最近のCD再生には向かないから、使い分けている。

試聴結果は、上記の通り。
音の響きと音場の奥行きが深くなり、低域の量感が増し、同時に音の輪郭が明瞭になった。

ひと言で言えば、音楽のリアリティが上がり、生々しくなり、聴く音量も上がり、
9時から10時に、CDによっては11時に上がった。

川又ボードとE.S.Insulatorとをセットで使うと相乗効果があることは、疑いようがない。

E.S.Insulatorの置き場所だが、機器の底は平坦でないからガタつかない位置を探して装着する。
しかし、静電対策がその機能なのだから、それを最大限に発揮させる位置があるのでないか。

3個しか装着できない場合もあるが、3個より4個、さらに5個の方が効果があるのではないか、
などと考えたりする。

装着方法についてAitec社の河西氏に質問。最適な装着位置はない、ガタつかず浮きがない
位置ならどこでも構わない、4個でも3個でも効果は同じとの回答。

誰もが簡単に使えるものを開発、製品化しているとのこと。なるほどと得心。
機器が軽いと機器操作の際にE.S.インシュレーターが動くことがある。

その対策として、紙の両面テープで機器底に接着させても構わないとのご教示。
軽い機器は裏返して4個を接着、バランスよく配置できた。

E.S.Insulator導入で、またも大量のインシュレーターが行き場がなくなった。
これまでの選手交代で“レガシー”になったインシュレータ−の山を前に、なんとか
使えないかと思う。

ラックに制振インシュレーターを置き、その上に川又ボードを敷き、E.S.Insulator、
機器と積み重ねる手もある。

が、ラックの高さの関係であらかたは不可。
積み重ねが可能な個所もあるが、川又ボードが機器の重みで不等沈下を起こさないかなど影響不明。

試しに軽いStuder/D730で試めして見たが、特段の効果は感じられなかった。
レガシー化したインシュレーターの蘇生がラックまで問題化させかねないので、
深入りしないことにした。

我がオーディオ装置は、川又ボード+E.S.Insulator導入で一段とグレードアップした。
試聴を聴くともなく聴いていたカミさんも「いい音」というから、間違いない。

どちらの製品も、どういう構造、仕掛けなのか素人には理解不可だが、開発された
Aitec社の河西氏とそれを紹介してくれた川又さんに深謝。

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川又より

H.T様ありがとうございました。今回もご納得いくまでの長期の試聴と、そして
最後には大変ありがたいご注文も頂きまして重ねてお礼申し上げます。

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2017/12/04 (月) 19:44 H.T様より着信のメールより引用

川又 様
早速のお手配、ありがとうございます。AiTECの河西様とは Λ3.16 Premium 導入の際、
直接電話で話したことがあります。3セットと言いましたが、7セットは必要と考え直しました。
7セットでお願いします。

先ほど聴いたH.A.L.の音、空恐ろしいほど。
あんな音が拙宅で再現できるとは思えませんが、川又さんのお陰で少しは前に
進んでいると思います。

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ご来店頂いた当日にモニター貸し出しの発送手配を私が行ったことに対するメールでした。
思えば、その当日にここで演奏していたのはHIRO Acousticでしたから、ご愛用の
Kiso Acousticとは二文字違いのブランド名ですが設計思想と音質は真逆と言えます。

そして、重要なことは全く正反対の個性を持つスピーカーを使用しておられる皆様にも、
私が徹底追求した音質で本物のハイエンド志向の音はちゃんとご理解頂けるということです。

更に、私がここでリファレンスとしているHIRO Acousticで検証したコンポーネントも
アクセサリーも、同様に多種のスピーカーやシステム構成であっても同様に皆様の
愛用機器にて効果を認めて頂けるという貴重な事実だと思います。

このフロアーのシステム合計の金額はいったん忘れて頂いて、高価なオーディオ
システムだから音の変化が分かるのだろう…という推論は正しくないということです。

皆様の愛用システムで起こり得る変化が最も尊重すべき事実なのです!!
さあ、2018年も皆様の音質改革に向けて頑張っていきましょうか!!

川又利明
担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.jp

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