No.0600 2015年9月15日 新着投稿⇒H.A.L.'s Monitor Report-E.M.G-boardの威力を確認!! Vol.22「久しくオーディオに求めてきた願いがようやく達成された!!」 北海道小樽市 K.U様より 先ずは今までの素晴らしいレポートの数々をご紹介しましょう!! 【H.A.L.'s Documentary】「国内初!! Sonusfaber Olympica III導入記!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0654.html ■記念すべき投稿は全国初のこれでした!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0586.html 「全国初のESOTERIC K-01導入レポート!!」 ■AiTEC Λ1.2 Pure Goldの投稿をご紹介します。 「この臨場感こそがオーディオの醍醐味ではなかろうか!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0555.html ■歴史を感じさせるインプレッションの数々はこちら。 「思わずおおお〜と叫ぶ始末。これがガラスCDの音なのか!快感の極み!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0549.html H.A.L.'s Owner's impression!!-AiTEC Λ3.16 The premium & Λ5.35 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0629.html 「H.A.L.'s Monitor Report-Black Ravioli!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0535.html ■GLASS CD企画での前回の投稿はこれ。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0545.html ■以前の投稿の一部をご紹介します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0608.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0534.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0403.html そして、遂に今回E.M.G-boardの試聴検討から導入までをご報告頂きました!! ★ 導入意図 このE.M.G-boardには、振動吸収効果と電磁波吸収効果との2つの効果があるようだが、 前者については HRSのSXRスタンドにBlackRavioliを使って満足しているので、 後者のみに注目して導入を考えた。 電磁波対策については、それ相応のことをしなければ解決できないだろうとの 絶望的な懸念を以前から持っていたが、昨年の夏頃のメルマガでのご紹介を拝見して 興味を持ち、その後、多くの方々がレポートで絶賛されているのを拝見し、 試聴してみる価値はあると思っていた。 ★ 導入枚数 当方の機器構成はCDプレーヤー → プリアンプ → パワーアンプ → スピーカー という標準的なもの。 なので、抜本的な電磁波対策は無理としても、相応の効果が確認できれば、CD プレーヤーとプリアンプに1枚ずつ使えばとりあえずはいいだろうと思い2枚の導入を考えた。 しかし、敷くだけで電磁波対策が出来るのだろうかという疑問もあり、色々 実験をしてみたくなり、更に2枚を実験用にお願いした。 それも、もしも効果が確認できない場合は全数返却可、との確約を頂いて。 しかしながら、実験の結果、最終的には更に1枚を追加して5枚を導入することになった。 ★ 試聴準備 私は一人暮らしのため、一人で作業をしなければならない。 E.M.G-boardの試聴実験のためにオーディオ機器を何度も持ち上げる必要がある。 (以下、オーディオ機器を単に機器と表記する。) しかし、機器の電源はその度に切りたくない。 背面のケーブル類もその度に抜き差ししたくない。 第一、重い機器を持ち上げるのは大変で、腰痛の心配もある。 E.M.G-boardの試聴実験を行うために、ラック上の機器を少しだけ持ち上げる装置を考えた。 次の写真がそれ。一人で、機器の電源を切らずに出来る。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20150914-01.JPG ラックの両側の赤いのがジャッキで、その上の木でできたものは今回作った。 (縦長にすれば上段のCDプレーヤーに使え、下段のパワーアンプの時は外す。) 写真では中段のプリアンプの下にアルミチャンネルを渡して、プリアンプを 浮かせて E.M.G-boardを差し込んだところ。 E.M.G-boardは前後逆にしているので、前面にケーブルが見える。 ( 返却の場合も考えて、アース線は一般のUSBケーブルで実験。) ★ 試聴過程 E.M.G-boardが届いた時、開梱する前に箱に入ったままの状態で、CDプレーヤー の上に乗せてみたら、音に変化があった。パワーアンプの上に乗せても変化があった。 驚きと共に、どちらも同じような傾向だったので、少なからず期待が高まった。 試聴実験は次のように行った。 E.M.G-boardは返却の場合を考え、すり傷をつけぬよう袋に入ったままで実験した。 この方が隙間にスムーズに抜き挿しできて好都合。 但し、コネクタの部分だけ袋に穴を開け、アースを結線した状態で行った。 (アース結線無しの実験は行っていない。) 試聴ソースは、何枚かのCDで聴き比べをして変化の判り易い ハインツ・ホリガー のオーボエのCD1枚だけにした。 CDプレーヤー、プリアンプ、パワーアンプについてそれぞれについて、 E.M.G-boardによる効果の確認を行った。 (1)CDプレーヤー( ESOTERIC の K-01 ) 改善効果としては、とにかくノイズが減る。このために音の周囲が静かになり、 音の輪郭が明瞭になり、微弱な音が聴き取れるようになった。 E.M.G-boardを1〜2枚使った実験の結果は、効果の高い順に並べると、 上に1枚と下に1枚 ≧ 下に2枚 > 上に1枚 ≧ 下に1枚 > 無し 上とは機器の天板の上に乗せた状態で、下とは機器の足の下に敷いた状態のこと。 下よりも上の方がいいのは棚板がアルミのブロックのせいなのかもしれないし、 拙宅の部屋の位置関係に関係するのかもしれない。 1枚使用よりも2枚使用の方が効果があったのだが、その差は微妙な差ではなく、 拙い私の感覚でも判断できる差であった。 (2)パワーアンプ( Vitus Audio の SS-010 ) さほど期待していなかったパワーアンプにも効果があった。 主な改善効果は、音の微妙な強弱が明確になり音楽に抑揚がついたこと。 E.M.G-boardを1枚使った実験の結果は、上に1枚 ≧ 下に1枚 > 無し 実験ではその目的上、SS-010はAB級動作にしているが、通常使用時はA級 動作のため E.M.G-boardの上乗せは避けたい。 そのような意味もあって2枚での実験はあえてしていない。 (3)プリアンプ( Jeff Rowland の Criterion ) 改善効果は、上記のCDプレーヤーとパワーアンプの効果を併せ持つ。 楽曲によっては、演奏がいつも聴くよりもゆっくりに感じた。 E.M.G-boardを1〜2枚使った実験の結果は、アンプ部の上下に 1枚ずつ > アンプ部の上に1枚 ≧ アンプ部の下に1枚 > 無し プリアンプのCriterionは2段の筐体で成り、上段が電源部とコントロール部で 下段がアンプ部になっている。 バッテリを内臓していてバッテリ電源での稼動も可能だが、実験は商用電源で行った。 (4)更に プリアンプのアンプ部の上下に1枚ずつ設置した状態で、残ったE.M.G-boardを パワーアンプの上に乗せてみたり、CDプレーヤーの上に乗せてみたりすると、 更なる効果が確認できた。 つまり、構成する機器のそれぞれにE.M.G-boardを使うことにより同じ傾向の 改善効果が増すことが判った。 これは、それぞれの機器に悪影響を及ぼしている電磁波なる有害要素を軽減する ことにより、それぞれの機器の持つ本来の音質的傾向がいずれも自分の好みの 方向にあることを確認したことになるのではないかと思う。 以上の実験結果により、CDプレーヤーに2枚、プリアンプに2枚、 パワーアンプに1枚、の全5枚を使うこととした。 ★ 本設置 前述の実験の後、追加の1枚が届くのを待って全5枚の本設置を行った。 CDプレーヤーの上に乗せる1枚であるが、横長に乗せるよりも、縦長に乗せて 背面のコネクタ類をもカバーするようにすると、些少ではあるが改善効果が あったので、縦長に乗せることにした。 同様に、一回り小柄なプリアンプについても、背面のコネクタ類をカバーする ように横長ではあるがなるべく後方に設置するようにした。 筐体へのアースのとり方であるが、パワーアンプもプリアンプもGND端子がない。 筐体固定用のビスにはYラグをとめる都合のいいビスはなく、コネクタ固定用 のビスは裏側でナットで固定されている可能性があるので、手持ちの変換コネ クタを使ってRCA端子にとることにした。 しかし、プリアンプのCriterionは、RCAの入力端子はCold側も筐体から浮いて いるので出力側のRCA端子にアースをとった。 さて、E.M.G-boardによってシステムアップされた音であるが、それは多くの 先輩諸氏の試聴レポートで謳われている通りであり、当方のシステムでも同様 の改善効果がしかと確認できた。 ・音の輪郭が明瞭になり、音の周囲が静かになった。 ・音に厚みや深みが出た。 ・音の輝きや伸びやかさが増した。 ・音のサラサラ感が無くなり、滑らかさに変わった。 ・しっかりした音になった。 ・微弱な音(楽音や余韻)が聴こえるようなった。 ・今まで認識できなかった奏法が認識できた。 ・音の微妙な強弱が判るようになった。 ・楽器の質感や存在感が向上した。 etc. しかし、不満もあった。 音の質感に緻密さが欠けた粗削りの音で、心地好さが無い。 それを解決したのは AiTEC の Λ3.16 であった。 H.A.L.'s Owner's impression!!-AiTEC Λ3.16 The premium & Λ5.35 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0629.html 実は、Λ3.16も電磁波に関係していると聞いていたので、試聴実験に影響の ないよう 2km離れた場所に待機させてあった。 E.M.G-boardの本設置が終わった後に 定位置に戻したのであるが、思わず 「これだよ、これ!」 E.M.G-boardで得られた躍動感そのままに、音が整えられ、以前とは見違える ほどの極上のサウンドに生まれ変わったのである。 ハインツ・ホリガーのオーボエでは、卓越した演奏も然ることながら、 その音のあまりの美しさにため息が出てしまった。 電磁波が吸収されるとこれほどまでに音楽が活き活きするのだろうか… 改めて驚くばかりである。 ★ 考 察 電磁波についてはよく解らないが、先に列記した効果のほとんどがノイズの 低減によって得られる副次的効果と考えるなら、E.M.G-boardには、電磁波を 吸収することによってノイズを低減する作用があると思う。 それが、機器から生じるノイズではなく、電磁波によるノイズだとするなら、 E.M.G-boardによって音が良くなったというよりは、E.M.G-boardによって悪化が 抑えられたと考えるのが適切かもしれない。 さすれば、E.M.G-boardによって得られた音は、CDに入っている本来の音に 近づいたと言えるのではないかと思う。 そう考えると、E.M.G-board(電磁波吸収作用)は抜本的なノイズ対策アイテムであり、 HiFiを志す者にとって無くてはならない要素と言えるのかもしれない。 ちなみにこのE.M.G-board、機器の上や下に位置させるだけでなく、機器の 脇に立てても効果がある。多分、外来の電磁波を遮ったためだと思う。 当方のシステムではE.M.G-boardを5枚導入したが、ことが電磁波だけに、 必要枚数は機器構成の他に周辺の環境にもよると思う。 電磁波は機器の内部でも発生するし、外部からも機器に入ってくる。 屋内では近くにパソコンやテレビなどの電気製品があったり、屋外では近くに 送電線とか無線設備(携帯電話の中継局など)がある場合は必要枚数が増える のではないかと思う。 ★ 最後に 吹雪が去った後の真冬の朝、外に出ると肌をさす冷気は眠気を吹き飛ばし、 澄み切った青空の下、はるか遠くの山々までがクッキリと見えることがある。 その清々しさを私は久しくオーディオに求めてきた。 この度 E.M.G-boardを導入して、それがようやく達成されたような気がする。 メチャメチャ嬉しい! v(^^)v PRのために少し誇張したのでは、と受け取られるかもしれませんが、文面通り、 本当に見違えるような音になったんです。嬉しくて顔文字まで入れてしまいました。 毎度のことながら、画期的なアイテムをご紹介してくださった川又さんに感謝したします。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より K.U様 本当にありがとうございました。私もK.U様に認めて頂いてほっとして 胸を撫で下ろしたところでした。大変嬉しくありがたく光栄に思います。 さて、本文にも登場したAiTEC Λ3.16なのですが、以前に開発者の河西様に 私がしつこく製品の基本原理を問い合わせたことがありました。当然すべてを 理論的に説明するのは無理ですと言われていたのですが、うかがった内容を 私が要約して次のポイントを指摘すると、そうですと認めてくれました。 ■AiTEC Λ3.16は材質よりも形状によって、その効果を発揮する。 ■AiTEC Λ3.16が作用するのは電磁波を遠ざけるというイメージで セットした空間(効果をもたらすのは半径100mという)電波暗室を作り出す。 ということで、E.M.G-boardが直近のコンポーネントに対してK.U様の実験の ように近付けるだけ乗せるだけでも効果があるということをAiTEC Λ3.16は 部屋ごと空間として電磁波に対するバリアを作り出すということでしょうか。 それにしても、K.U様は私がやっていなかった実験まで色々とお試し頂きました。 ありがたい事でございます。最後の一節に実感がこもっており私も大変嬉しく 遣り甲斐を感じるものでした。この感動をもっと多くの皆様にお届けしたい!! このようなハルズモニターは会員対象の企画です。ぜひご入会下さい。 |
担当:川又利明 |
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556 kawamata@dynamicaudio.jp お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!! |