《HAL's Monitor Report》
No.0237 - 2005/1/18 東京都清瀬市 H N 様より モニター製品:ESOTERIC X-03 X-03を使用した感想 CDプレーヤーをデノンのDCD-S1からx-03に変更しての音の変化についてレポート致 します。 曲としまして、ノラジョーンズのCD(ピアノ演奏のジャズ)を利用しました。 接続としては、最初にバランス出力でプリアンプに入力しました。 聴いた瞬間から分かるのが、抜群の情報量、ならびに圧倒的にS/N比の高いクリアー な音ということです。ボーカルが伸びやかに謳いあげ、ピアノが透明感抜群でした。 正直、CDプレーヤー単体だけここまで音が変わるのかなという衝撃を受けました。 やはり、CDプレーヤーの10年近い技術の進歩はすごいなーと正直思いました。 次に、最近導入したCHORDのDAC64と呼ばれるDAコンバーター経由でX-03の実力を 確認しました。ここでもやはり、X-03のトランスポート部分の実力がよく分かりまし た。 音が伸び伸びと、情報がより一層豊かに聞こえて演奏がより一層本物に聞こえると いうことです。DAコンバーター経由で音に磨きがかかったことを確認出来たと思いま す。 DCD-S1をトランスポートとした場合に比べて音の臨場感が高くなり、音の分離感を かなり良く感じることが出来ました。 ただ、DCD-S1もトランスポート部分の実力はDAコンバーター部分に比べるとそれほ ど落ちていないという実感も持ったことはたしかです。 まとめとして、単体のCDプレーヤーでここまでの実力のものを聴かせてくれるので あれば、これでいいのでは?という気持ちになりました。 まあ、DACを変える事によって音の広がり方に違いがでますが。。。 今、非常に気になっている価格の全然違うCDプレーヤーでソニーのSCD-DR1がありま すが、どこまで音が肉薄しているかという気持ちにもさせられました。 うーん、上を見たらきりがないけど、これがオーディオの楽しみでやめられません。 次にX-03の電源ケーブルを付属のものから8n-PC8100にケーブルと交換しました音の 変化についてレポート致します。 まず、付属ケーブルにてピアノ演奏のジャズを聴きますと、プレーヤーの質がかな り高いことから、非常に歯切れの良いピアノのタッチならびに音自体の空間的な広 がりがあり、これで十分と思わせる音で非常に満足な音でした。 では、これを8N-PC8100に変えるとどのように音がかわるのだろうと、興味津々と ケーブルを交換してみました。このケーブルは、付属のケーブルよりもさらに、音 の重心がどっと下に下がり、音全体の密度感がかなり高まったと思います。重心が 下がった事により、高域のシャリシャリ感がなくなり、特に高域のS/N比が上がった と思います。ただ、全体的に重心が下がったため、高音の量そのものが減った感じ がしました。 今回使用したケーブルは、家の電源事情の関係で、壁から直接繋ぐことが出来ませ んでしたが、壁から直接繋ぐと、さらに密度感がある音を堪能することが出来るの ではと期待します。 川又様 この度は、こんな貴重な体験をさせて頂き誠に感謝致します。 また次回自宅試聴することがあれば是非宜しくお願い致します。 |